◆自衛隊機100機参加予定、F-35モックアップも
防衛省によれば防衛省・自衛隊60周年記念航空観閲式の概要が正式に決定し発表されました。
10月26日に本番が実施される防衛省・自衛隊60周年記念航空観閲式は、陸上自衛隊の中央観閲式、海上自衛隊の観艦式とともに陸海空自衛隊が持ち回りにて実施する自衛隊記念日の国家行事で自衛隊60周年を迎える本年は航空自衛隊が実施の担当となりました。
自衛隊記念日行事が陸海空持ち回り式となったのは橋本内閣時代、この当時は中央観閲式が陸上自衛隊行事で、観艦式が実質的に毎年開催を目指しながら持ち回りとなっていたため、陸海空も持ち回りと正式決定しました。当時は観艦式を海上観閲式と名称変更を期したものの内外の反対により観艦式が維持されたのもこのころでした。
式典会場として首都圏は茨城県、航空自衛隊百里基地及び同周辺空域において実施されます。航空祭と違い招待者のみの参加式典となりますので、見学を希望される方は招待状をもらうか、それ以外の方々は茨城空港側から観閲飛行を撮影するのみとなります。
主催者及び部隊の参加規模について、主催者は防衛大臣、実施責任者には航空幕僚長、更に執行者は航空総隊司令官、となります。式典規模は人員740名でこれは観閲地上部隊として整列し参加する部隊、車両25両、航空機80機、加えて自衛隊機20機程度が地上展示機として参加し、100機の自衛隊機が参加するようです。
防衛省によれば、自衛隊機以外の参加航空機としまして米海兵隊のMV-22オスプレイ可動翼機1機、次期戦闘機として選定されたF-35のモックアップ機が地上展示へ参加するとのこと。公式行事でモックアップとはいえF-35参加するのは今回が初めてとなります。
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