ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『太陽にほえろ!』#102―2

2019-04-14 00:00:10 | 刑事ドラマ'70年代









 
さて、コアな『太陽にほえろ!』ファンの間じゃよく知られてる事ですが、第102話『愛が終わった朝』には、撮影されたにも関わらず大幅にカットされた場面があります。

実は数年前にネットオークションで、その没フィルムのプリントを入手することが出来ました。恐らく番組スタッフさんが密かに出品されたもので、値段は聞かないで下さいw

なぜカットされたのか、その理由は画像を見て頂ければ一目瞭然ですw

シンコ(関根恵子=高橋惠子)はバスルームの脱衣場で下着姿を披露した後、実は全裸になってシャワーを浴びてたんですね。しかも、その様子をボス(石原裕次郎)がこっそり覗いていたというw、信じられないような展開があったワケです。

とにかく『太陽にほえろ!』の現場は「セックス描写タブー」のルールにがんじがらめで、フラストレーションが限界にまで達してました。

だけど市川森一さんだけは、親交のあった沢田研二さんを(第20話で)ゲストに連れて来る条件として、好きなように脚本を書かせてもらう契約を交わしてたんですね。だから近親相姦をネタにする事が出来たワケです。

その特権を使って市川さんは、シンコのシャワーシーン及び濡れ場を脚本に盛り込み、採用するか否かは木下監督および現場スタッフ、そして裕次郎さんの判断に委ねたんだそうです。

監督は「さすがにこれは無理だろう」って事で最初から削除するつもりだったのに、誰よりも反骨心の強い裕次郎さんが「いや、面白い。やっちゃおうぜ」ってw、市川さんの悪戯心に乗っちゃった。

裕次郎さんがその気になったら、そりゃもう誰にも止められないし、関根恵子さんも一肌脱ぐしかありません。もちろん、最終的にカットされる事は裕次郎さんも承知の上だった。

そうする事で裕次郎さんは、撮影現場で溜まりに溜まったスタッフ達のフラストレーションを、発散させてあげたんだろうと思います。もちろん、恵子さんのヌードを生で拝めるチャンスでもあったワケだしw

一体どんな経緯で、カットされたフィルムが流出したのかは不明ですが、とにかく、ボスがシンコのシャワー姿を覗くシーンは実在した。上の画像が、その動かぬ証拠です。(乳首)



PS. 言うまでもなく、今回の記事は100%フィクションですm(_ _)m あったら面白いなっていう、私の単なる妄想です。念のため。

(シャワーシーンは’71年の映画『遊び』より引用。『太陽』の時より更に若い関根恵子さんの初々しいヌードです)
 
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