通勤ルートをそれずに歩くというのも、年をとるごとに洗練されてきて、近頃では縁石や階段に差し掛かったときに、かける足がどっちというのまで決まっているような気がする。そんな私を今朝は邪魔するものがあった。サクラの倒木だった。
なんということだろう。枯れた部分はあったけれど、前日まで元気に花を咲かせていたのに。そういえば昨晩はスゴイ風が吹いていたから、その影響に違いない。ソメイヨシノは短命だといわれているが、それでも60年くらいということなので、ちょっと早すぎるだろう。可哀想に。
先週の5日はこんな感じだった。
サクラが本当に短命なのかどうかは分からないが、確かに枯死部分が生じやすくて、キノコなんかがよく生えていたりする。腐朽材やキノコが好きなコウチュウもよく集まる。この公園でもニジゴミムシダマシがいたのを見たことがある。
しかし、花をつけながらぶっ倒れるとは壮絶な最後だ。死に様としたらええ感じやな。しかも、何気にヒトの通勤をジャマしているとは・・・、かくありたいものだなワシも。