むろいけ園地にトガリアメンボがいた。
木々に囲まれた一画で、池を覗き込んでいると、曇り空がうつりこんだ水面に点々と独特のシルエットが浮かんでいた。
昼の休憩時に立ち寄っただけだが、一応3個体ほど採集。このかわいらしいアメンボが、大阪府のあちこちで採集されるようになってきている外来種ということは知ってはいたものの、貴重な湿地とかが少し残っている場所での対面なのでちょっと意外。
室池では、ずうーっと昔の冬にネクイハムシ類を研究している人に連れられて、泥ん中をのたくったことがあるのだが、そのときは泥をかき回して、草の根に付着した繭を取り出していた記憶がある。寒い中でいろいろお手伝いしたが、あの時はなかなかネクイハムシが出てこなかったので珍しいのかと思っていたのに、春に行けば多数の成虫がいてショックを受けたものだった。今でもいるかどうかは知らないのだが、私が泥人形のようになって遊んでいたあたりは、現在は駐車場になってしまっている。
*お散歩コース和泉市松尾寺町の3箇所の池でもトガリアメンボ確認。去年は見つけられなかったのに。ナンデ急に。(2009年9月22日追記)