世間では、サクラの花びらの下をリクルートたちが走り回っている。
ウチではオッサン達がモウカリまへんなといいながら仕事に追われている。
ヨソの検査機関から、不明なムシを携えた訪問客があった。大学卒業したばっかりの新人女性がもってきた種は、ケブカアメイロアリのメス有翅虫だった(写真はその頭部拡大)。
建物の中でかなりの個体数がみられる状況とのコト。最近ケブカはハヤリか?
他のアリとの区別点についてほんの少し説明したが、一所懸命にメモを取っておられた。この方は大学では農業害虫の研究をしてたということだ。
だいたい終わりかけの自分としては、これからの人がトッテモうらやましい。生き物好きで、生物に関わる仕事を選んだ人すべての前途に幸多からんことを、と帰りの後姿を希少種をいたわる気持ちで見送った。
甲虫ニュース最新号の記事で驚いたこと。宮古島でチビナガヒラタムシ(メス成虫)がFITでつかまっている。やっぱり飛ぶのか!