害虫屋の雑記帳(ブログ人の保存版)

ブログ人のサービス停止に伴い、gooに過去記事を保管させてもらうことにした。

雑音

2007-04-29 23:58:50 | 自然観察

Terpnosia_vacua  自然に親しむということで、5月の連休に緑濃いところへ移動する行楽客は多い。ウチの一家も、気持ちのいい明るい林があれば、お弁当を食べるためにシートを広げてへたり込んでいる。今日は、河内長野市の低山地にある公園に出かけてみたが、やはり林の中は家族連れや、カップルやらでにぎわっていた。自然の側からすれば、春だけに活発に生育する下草だって多いのだから、オシリによる環境への負荷もバカにならないので、親しみなんか感じねーよというトコロだろう。公園の中には、音楽が常時流れているのだが、その中に時々変な音が混じる。私には「ニョギョョョウ゛ェェェイィー」とゆうように聞こえる。2~3個体で散発的に鳴き、突然止まったりする。おー!ハルゼミやんか。久しぶり!子供らにも教えてみるが、なんかの雑音とチャウん?と、それって情緒的にドーよな反応しか返ってこない。
 林のなかのマツの木を見て回ると、脱皮殻を6個発見。ここに来ている人は、誰もセミなどを気にしていないのだろうと考えて歩いていた。すると、初老の男性が、立ち止まって上を見回しながら、「セミか?もう鳴いてんの?」とつぶやいていた。なんだか妙にうれしくなった。