井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・ミミコウモリ1

2020年09月23日 | 日記

ミミコウモリの群落。キク科コウモリソウ属。

寒地(東北~北海道)の林縁~林内に生える多年草、草丈は60~100cm。

属を代表するコウモリソウは、葉がコウモリ(蝙蝠)の羽根に似るところからの命名とされる。

ミミコウモリの芽出し。

芽出しの第1段階は葉を折り畳んで棒状に伸び出す。次の段階で独特な腎形の葉を広げる。

コウモリソウ属の仲間には、モミジガサやヨブスマソウのように山菜として人気の高いものも多い。

ミミコウモリの若葉も食べられるというが、両種ほどの人気はない。

ミミコウモリの葉。

茎は節毎に稲妻形に折れ曲がるとされる。「節毎」は多少オーバーだが確かに折れ曲がる。

葉はコウモリの羽根形で、葉柄には多少翼がつき、基部は耳形に茎を抱く。「耳コウモリ」の名前はそこから。

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