井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

やや高山性を示すカラマツソウ

2011年12月04日 | 日記
アキカラマツが低地で普通に見られるのに対して、カラマツソウ、ミヤマカラマツなどはやや高山性を示す。



カラマツソウです。キンポウゲ科カラマツソウ属。
花弁がなく、萼片が早い時期に落ちてしまう点はアキカラマツと同じ。
白い雄しべが多数広がる花の形が、カラマツの葉の様子に似るところから「カラマツ草」と命名される。
葉は3~4回3出複葉、草丈は50~80cmでアキカラマツより小さく、やや高山性(山地~亜高山)を示す。



ミヤマカラマツです。キンポウゲ科カラマツソウ属。
カラマツソウに似るが、カラマツソウより早く咲き、カラマツソウより若干弱い印象がある。



モミジカラマツです。キンポウゲ科モミジカラマツ属。
カラマツソウやアキカラマツが2~4回3出複葉のカラマツソウ属であるのに対して、モミジカラマツは単葉で掌状に中裂するモミジカラマツ属に分類される。(モミジの葉に似る。)
カラマツソウ、ミヤマカラマツなどよりも標高の高いところに生育する。
この写真では花期は終わり、キンポウゲ科特有の金平糖状の果実が見えてきている。
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