半島でつぶやく韓国ネタ

韓流、嫌韓といろいろ聞こえてきますが、こっちで暮らしながら私自身が感じる韓国・韓国人のちょっとした話をつぶやきます。

韓国の姉!

2006年11月10日 19時57分43秒 | 驚くべき民族性

いやーやっと終わりました。オパーヨドン。
実は最初、一回分で終わるつもりだったんですが長引く長引く…。
連載持つのって大変ですね
作家の皆さんの苦労が分かりました。ってそれ程のモンか。

 

さて妹の話が終わったらやはり弟の話もしなきゃです。

弟から見て姉をヌナ(누나)と呼びます。
そしてこっちのヌナたちは弟を本当に本当に本当に大事にします。
まるで母がひとり息子をかわいがるが如く。

…て今までオパヨとその弟君の攻防戦を話しといて何だと言われそうですが、
まあオパヨも普段は弟君にはそれ相応に接している訳です。
ただ理性を飛ばさせる何か(あ私か)に出会ったから少しの間トチ狂ってただけで、
本当は優しいお姉さんなのです。

弟君が心配だったのは実はオパヨのほう
…この見解もあながち間違いではありません。
大好きな姉が壊れ過ぎないように…と。

韓ドラ好きな人は「ピアノ」という作品をご覧になったことがあるかも知れません。
キム・ハヌル演じるスファ(だっけ)が弟(チョ・インソン)と二人暮らしなのですが、
その面倒の見方、入れ込み方、尋常ではありません。

まあ私の好きなキム・ハヌルちゃんが薄幸な美女をよく演じているのですが、
弟の幸せだけを願ってひたすら身をすり減らしていく様、
弟が遅くなっても帰らないと心配で心配で町内捜しまくり!
帰って来たらすがって涙に暮れるあの姿…。

まさしく「韓国の姉」!モロにいい感じ出してます。
ホントにあんな感じです。少なくとも私が韓国で実際に見て来たヌナたちは。

て見てる人ほとんどいないドラマを例にしてもダメでしょう。

日本で言うなら巨人の星の明子ねいちゃんが、
うさぎ跳びする飛雄馬を木の陰から萌えポーズで見つめているあの立ち姿!
(てこっちは古すぎてワカンネー)

まあとにかくそんな感じなのです。
なんとか伝わりましたでしょうか?

弟が軍隊に入ると言って泣き暮らす姉…。
更に除隊して来たら抱きしめて号泣する姉…。
私はこの目で見ました。

もっともこの頃はまた状況が微妙に違うみたいですが。
ったく最近の若いモンと来たら…。

 

写真はピアノのスファとギョンホ姉弟。持って来ちゃいました。
本当は明子ねいちゃんの木陰萌えにしたかったんですが捜してもなかったので。


だってあたしが好きなんだから―最終章―その2―新たなる旅立ち

2006年11月07日 21時00分55秒 | オパーヨドン

しかし今、見ると昨日のはすんごい長文ですね。
今日はなるだけ短くしたいと思います。

 

さてナンだカンだで帰る時間が押し迫って参りますと、
オパヨもさすがに元気がなくなって来ました。

ま、住んでる所も遠いし、
メールなんかもその頃はそんなに大衆化されてなかったし、
この別れが事実上ふたりの終わり(そんな仲か?)だと察してたのでしょう。

電話や手紙で交流を続けるというのは韓国ではなかなか厳しいです。
やはり直に接触するのを好む民族なので。

だから長距離恋愛とかってこの国にはないと思います。
そんな状況になったらどっちかが引っ越しちゃうでしょう。
…或いは別れるか。

 

勿論、私とオパヨはそんな関係ではなく(向こうは気合十分だったっが)、
彼女も内心、私が無理して付き合ってたのに気付いてましたから、
「ひと秋のロマンス」と頭では理解してたのでしょう。(良かったね、私!)

バンに乗り込んでみんな和気あいあい。
30超えると帰路もまたいいものです。「あー、家に帰れるー」です。

「わー、こののり巻きメチャおいしー!」
「うわ、珍しくネ?」
「へへー!」

みんないい感じです。
友人とも初めて会話を楽しみました。

しかし私の左隣り、窓際席だけは…沈黙の艦隊
ゆらゆらと黒いオーラを全身から絶え間なく発しながら、
うつむいたり窓の外を見たり…。
誰か話し掛けても黙秘権を行使するだけです。

うわー、しかしあの空気読まなさ加減。すごかった。
いや、正確に言うと読んでたけど自分をコントロール出来なかったんですね。
周囲の状況を気にせず自分の感情に素直になれる。…ある意味徳か。

 

そんな訳で遂に別れのとき。
バンから降りる私に家族の皆さんが、「じゃあねー!」「またねー!」
「気を付けてー!」と手を振ってご挨拶。

そしてオパヨは、
あたかも喉の手術をして初めて声を出そうとする人の如く、
かろうじて絞り出した末に発した最後の言葉…。

「…電話します」。

もはや笑顔もなにも消えうせてました。
全ての望みを、命の意味を、生きるすべさえも失った廃人の様相でした。

 

それから数日が過ぎても電話は来ませんでした。

日常の生活に戻り、日々の忙しさに紛れて、
…つか速攻でオパヨとのことは忘れて平穏に暮らしていました。

ただ、時たま街でオパーヨドン候補生を見かけると、
「あの子、今頃何やってるのかな…」と思い出しました。

 

数年後、私は既婚者となって娘を一人もうけました。
そして久しぶりに友人宅に遊びに行った際に…

いました…。

オパヨです。
腕にはかわいい赤ん坊を抱いていました。

しかし私の姿を見るとにわかに黒オーラを出し始め、

「ォ、オッパ…。…お久しぶりです。」
わずか数秒間で別れたあの時の完全レプリカ完ー成ー!!(゜Д゜;)ウワー!!

ぎこちない態度と会話。…でもその時は小さな赤ん坊が少し和らげてくれました。
前より大丈夫でした。

 

実はその後もう一度、友人宅で偶然(か?)出会いました。割と最近です。
やっぱり黒オーラを微妙に出されちゃいました。

あの娘にとって私は永遠の黒オーラなんだな、て思ったら、

少し泣けて来ました。(心の中で)

 

-全完-


だってあたしがすきなんだから―最終章

2006年11月06日 18時07分34秒 | オパーヨドン

【前回までのあらすじ】

オパーヨドンの策略にまんまとはまったオッパは、
二人きりのピンチに落ちちゃってましたとさ…

 

ロビーへ降りて来るとやっぱり人っ子ひとりいません。
勿論、食堂もしまってます。

「あれーまだ開いてないねー。」
分かっていながらうそぶく娘…。

「みたいだね。」
分かっていながら騙されてあげる私…。いい人演じてます。
しかし本当は眠かった。だって昨晩遅寝して早朝に起床。

でもその時間はきっと彼女にとっては幸せな時間だったことでしょう。
私にとっては何ともぎこちなく…とにかくつらかった。

手持ち無沙汰に二人でその辺をうろうろしていると、
異変に気付いて起きて来た弟君、さっそうと登場!

「ヒョン!おはようございます!」
「おー!おはよう!!」(やっぱりナイス。弟!)(礼儀正しいし)

「何しにこんな朝早くから起きて来てるわけぇ?」―あんたがそれを言うか?
「姉ちゃんこそ何だよ。こんな早くヒョンを起こして!」

喧嘩は止めてぇ…私のために争わないでぇ
と、とりあえず仲裁して、モーニング・缶・コーヒーにでもしようとラウンジへ。
昨晩と全く同じ席てのが痛かったけど。

 

「今日はオルンドゥル(어른들 大人たち)はゴルフするんですって。」

おお、そうだった。ゴルフのミニ・コースがあるのがここのウリ!
今回の目的のひとつでもありました。

「オッパ、私たちは何しようか?やっぱりインライン・スケートがいいかな?」
「ヒョンだってオルンじゃないか?ゴルフに行かなきゃだろ!」
え!?オ、オルン…? オ、オッパは私たちと同じよ!…」

彼女がひるむのを初めて見ました。

どうやら彼女の脳内ではいつの間にか私は、
大学のサークルの先輩か何かに自動変換されているようでした。

突如押し付けられた現実に慌てふためきながら、
「オ、オッパはあたしたちと一緒にスケートに行くのよっ!ねっオッパ!?」

 

うっ…。
これは、つ、強い。
とても強い力だっ。
こ、これがオパーヨドンの殻に隠されていた乙女の真の姿だと言うのかっ?

母を尋ねて3マイルほどもやって来たような子犬のような眼差し…。
しかしそんなことで涙目になりますか?普通?
やっぱり君はコリアン・ガール。

し、しかしこれを振り切るヤシがいたならそいつは…

 

んこタレです。

つ訳で速攻、「勿論ゴルフなんか行かないよっ。(´∀`)」
…つか私も調子良過ぎ。

 

朝食を終えて(勿論べったりで)、オルンドゥルは出発の準備。

友人の父:「本当に行かないの?」
―はあ、まあスケートも結構やりたかったですし。(嘘八百)

友人の母:「子供達がまとわりついて大変でしょ?ごめんなさいね。」
―いえ、私もまだ子供ですし…むしろ楽しいです。(嘘九百)

友人:(オパーヨドンらに向かって)「お前らあんまり迷惑かけるなよ。」
オパヨ:「ネー(はい)…。」(自覚はある)(でも感情をコントロール出来ない)

オパヨはその間、心配そうに私の様子を観察。
間際に裏切らないか心配だったようです。

 

あーあ、そこまで好かれると何でしょうか…。
ある種の責任感みたいなものが生まれます。

かくして私はその日一日オパヨの面倒を見ることを決心しました。

その方が割り切れるから。
逆境でも積極的に楽しもうとする心が良い結果を生むんじゃないかなって、
そう思ったんだ…。

その日は一日中(午後はカラオケとか確かやった)……

 

オッパァァ!待ってよおおうっ!あははっ、あはははっ…(リバーブ・エコー)
早く来いよおおうっっ! はははっ…ははははっ…(同上)
きゃぁぁ!(ステンッ)いったあぁ…(更に同上)
こらっ、気を付けなきゃダメだぞっ!(コツンッ)(頭にげんこ)(定番)(脚色有り)
あぁん、もう!…てへっ
はーはっはっはっ…(勿論リバーブ・エコー)(ディレイ・タイム:500msec)
えへへへへへへへー、オッパァァアアーア ァ ァ ァォ ァォ ァォ ォ …

 

ラブ・コメの王道を行って来ました。(ヤケ)

…なんかすごく長くなっちゃった。
シメを書いたら長すぎるなぁ…。

という訳で、最終章―その2―(新たなる旅立ち)―へ続く!

計画性ないすね。すみません。
所詮、行き当たりバッタリです。


だってあたしが好きなんだから―その4

2006年11月05日 10時21分21秒 | オパーヨドン

しかし引っ張ってますね。
いや、そんなつもりはなかったんですが、
思い出しながら書いてるとついつい色々書くこと出て来ちゃって…。

そんな訳でその4

 

しかし困ったものです。
友人の親戚なのであからさまに冷たくすることは出来ないし、
第一もとは純粋ないい子なのでそんな鬼っぽいこと出来ません。

…救いはやっぱり弟君。
危機を察知してダッシュで帰って来てくれました。
本当にいい子です。

しかしその善意の弟君に対して姉の攻撃は更に続きます。

「そう言えばさっきおばさん(私の友人の母)、あんたを捜してたよ!」

ってそんな見え透いた…。そこまでやるのか。
そんな嘘ついてまで…そこまでするあんたの目的は何なんだぁ?!
(ま、障害物除去は重要なミッションすから。)

「んな訳ないだろー。俺たちずっと一緒にいたじゃん。」
しかし姉、あえなく返り討ち。弟、ナイスです。

 

しかし…その後もその子のその子にしか分からない、
ほとんど芝居がかったお話を延々と聞き続けたのでした。

一体何時間聞いたのだろうか…。今となっては思い出せないが…。
0時は確実に過ぎていた。

そして弟君と言えば…

 

最後まで付き合ってくれました。
心からありがとうと言いたい。…今更ですね。

 

かくして一日目はようやく幕を降ろしたのでした。

次の朝早く、何時だったかなんてもはや覚えてもいないがすっごく早く、
迎えに来ました。まだ皆寝てます。

朝がけ、て言うのかな。こういうの。

オッパー!おはよー!」(ドアを少し開けて)(入って来ないだけ良心ある)
「え?あ、お、おはよう。…は、早いね。ホントに。
「朝ご飯の準備出来たみたいですよー。早く下に行きましょー!」

嘘つけー。こんな早くからメシ食うヤシ何処にいるんだー。
弟君と私の友人とその父は私の目の前でまだ寝てるっつーのっ!

…なんて言えるはずもなく、
「お、おう、分かった…今行くから…。」

分かっていながら自ら罠にはまって行く…。

犠牲精神ていうの?こういうの。
犠牲精神て美しいの?
…誰かの為に犠牲になるって貴いことなの?…誰か教え、て…

エレベーターに乗った私の気持ちはディープ・ブルー…。
階を降りるごとにまるで深い深い海の底に沈んで行くようでした。

k、き、今日も朝からフル・スロットルじゃん…。
今日も最初から気持ち全開じゃん…。
今日も一日… 今日も…

 

いよいよ物語は驚愕のクライマックスへ!
愛と涙と感動の最終章!君は直視出来るのか?!

 

なあーんてね。大したオチじゃないんすよ。実際。
期待しないで下さい。してないか。
つか一日目のインパクト強すぎて二日目のことよく覚えてないしぃー。

いつの間にか連載になっちゃってるしー。
ここらでケリをつけなきゃね。

 

最終章へ!


だってあたしが好きなんだから―その3

2006年11月04日 10時02分54秒 | オパーヨドン

高校生くらいに見えたその子は大学2年生でした。
弟君はひとつ下でした。

こっちの子供達は本当に若く見えるんです。
若いというか幼く見えます。きっと内面性の反映でしょう。

 

私は当時30歳前後だったのでその子とは約10歳ほど違った訳です。
で、成人した後で出会って10歳も差があれば、
普通は、「オッパ・トンセン条約」は結ばれにくいですが、

「以前、私の友達で10歳違ってもオッパと呼んでた場合があったんです。」
(他人を引き合いにして自分の意見を裏付けるのって確かに韓国じゃ多い)

「結局フィーリングですよね。そういうのって。」
(確かに定義付けは難しいでしょうよ。こういうのは。)

「30歳に見えないしアジョシとかサムチュンとかはおかしいし…。」
(アジョシ:小父さん、サムチュン:父方の伯父〔叔父〕さん)

「オッパと呼びますね!」(ニコッ) ― (ファースト・ミッション・クリアー
(この「ニコッ」は生涯忘れない。色んな意味で。)

 

ここまではとても良かったんだ。
そうさ。そうだよ。普通に見たら可愛いよ。
30男から見たら若さというオーラもからんで可愛さ炸裂だよ…。

 

最初の挨拶から夕食の席、
食後のゲーセン(リゾートの必須)に至るまで、
姉弟はピッタリとくっ付いたまま。ま、よくあるパターンだけど。

さすがに雷電を連続で2面しかクリア出来ないとゲーセンもつまらないっす。
だってミサイル連続発射出来ないようにいじってあったんだモン(言い訳終わり)。

「何か飲みましょう。」という提案に速攻OKしました。

 

丸テーブルに3人で付いて楽しいおしゃべり…
にはならなかったです。

「それでーその娘ったらもー○○先輩にべったりでー…」

学校の女友達の話題(グチ)(その子にしか分からない)の嵐。また嵐。
さすがにしんどいなー…。コーナーに追い詰められてラッシュ喰らってる感じ?

横で大人しく聞いていた弟君が初めて口を開きました。
「姉ちゃん!そんな話ヒョンはつまらないよ!」

おおっ!ピン・ポイント爆撃ていうのお?それ。
弟君、ナイス!

「そんなことないわよっ!ねっオッパ!?」と強引に話を戻す。
(そんなこと超あるけど)

「あんた、ジュースまた買って来な!オッパのど乾いてるから!」
(いやそんなこと言ってないし)

このあたりから何か変だなーと感じ始めてました。

「ちっ、分かったよ。ヒョン、何がいいですか?」
(見え見えのシチュエーションでも好みを聞くんだよこの子わあ。)(いい子だなー。弟。)
(あまり遅くなっちゃやーよ。)

 

果たして弟君がジュースを買いに入っているこの約2分間のあいだに、
…手とか触り始めたのです。
私じゃないよ。勿論。

「わー指に毛が生えてるー」(さわさわ)
(そんなに珍しくないだろー)

「オッパの指、すっごくきれー」(さわさわ)
(そ、それはちょっと嬉しいかも)

 

でもこれで決定ね。
オパーヨドンだよん。


ご無沙汰しております。

2006年11月04日 08時38分39秒 | Weblog

お久しぶりでございます。

実は4日間、妻の実家に遊びに行って参りました。
向こうで書こうかなと思っていたのですが、
現実は厳しく、なんやかんやで全くそんな余地がありませんでした。すみません。
その話はまた今度書くとして…。

 

いやー自分でも何書いてたか忘れるほどに長く休んじゃいました。
そうそう、オパーヨドンでしたよね。

あーあ、せっかく盛り上がってたのに(自分的に)…。
一番ピークの時に休んじゃうと、
読むほうとしては怒りと淋しさでやるせなくなっちゃうんですよねー。

アニメの大切な週とかが特番なんかで一週とびになると(昔はそんなのよくあった)、

「もういい!もう見ないやい!!」みたいに妙に自虐的になったり…。
「どうせ○○死んじゃうんだろ!?いーんだ!」子供がやけに厭世的になったり…。

 

さ、先ずは自分で読み返さなきゃね。
モチベーション正すっていうの?
そういうの結構大切だよね。

 

さあて
読み終わったらすぐ書くね。