半島でつぶやく韓国ネタ

韓流、嫌韓といろいろ聞こえてきますが、こっちで暮らしながら私自身が感じる韓国・韓国人のちょっとした話をつぶやきます。

だってあたしが好きなんだから―その2

2006年10月29日 21時03分45秒 | オパーヨドン

さあて続けますが、
分かりやすくする為にオッパに喰らいつくトンセンに名称をつけたいと思います。

妹は韓国語でヨドンセン(여동생)。
オッパ!オッパ!と連呼する特性から、
ここでは、「オパーヨドン」と呼ぶことにします。

最後に「ドン」が付くから怪獣の名前みたいですね。ナイスです。
気に入りました。雰囲気出てるなかなか良いネーミングだと思います。

 

その女の子がオパーヨドンであるかないかは、
出会って大体30分以内に判別することが出来ます。

特徴としては、

① オッパ・トンセン関係の早期締結(出会って5分以内)。(基礎の基礎)
② 熱っぽく、畳み掛けるように話し掛け続ける。
③ 口元は微笑んでいるが、目は真剣。
④ 障害物(自分とオッパ以外の全ての人間、たまに物も)の迅速かつ的確な除去。

などがありますが、特に④番の兆候が現れたら間違いなく陽性です。

 

さて、お話は結婚する前のことです。

友人の家族と一緒に泊まりでリゾート地に遊びに出掛けた時がありました。
親戚ということで高校生くらいに見える姉と弟が二人一緒に来ました。

こっちの若い子達はとてもかわいいんです。
男の子も女の子も。
純粋ですれてなく生意気でもなく、
まっすぐに慕ってくれます。

その姉弟もすぐになついて親しげに私を「オッパ」、「ヒョン」と呼びました。
「ヒョン(형)」は男性から見て兄を呼ぶ言葉です。

これは楽しいバカンスになりそうだなー。
来て良かったよー…。と、思ったのもつかの間、

 

姉の方にオパーヨドンの兆候が見え始めたのでした。

 

あり得ない!純朴な女の子がオパーヨドンに変貌!?
穏やかな秋のリゾート地が愛憎の修羅場と化す!!
仕掛けられた罠と罠!!
空白の2分間のトリック!?

次週お見逃しなく!


だってあたしが好きなんだから

2006年10月29日 00時37分26秒 | オパーヨドン

体験談から。

 

一度気に入られたら最後…

心は全開、わだかまりなし。
熱意はフル・スロットル、最初から。
周囲の白眼なんのその。
そこのけそこのけあたしが通る。

「オッパ!オッパ!あたしアイスクリーム食べたい!」
「オッパ!オッパ!あたしがネクタイ買ってあげる!」
「オッパ!オッパ!あたしを見て!」
「オッパ!オッパ!あたしがどれくらい好きか分かる?!」

オッパ(오빠)…女性から見て兄をそう言います。
弟、妹はトンセン(동생)です。
しかし実兄に限らず少し親しくなったら血縁関係なくてもオッパになっちゃいます。
というかトンセンになる権利を得ることが出来ます。

このオッパ・トンセン制度を利用して、
韓国の女の子達は目を付けた男の子に取り入ることが出来ます。

 

露骨な愛情表現? ― まだまだ足りないわ。
このあたしの思いに比べたら。
相手がひいてる? ― 関係ないわ。
だってあたしが好きなんだから。

だってあたしが好きなんだから。

だってあたしが好きなんだから。

真理の言葉。

真理の言葉。

 

最初は個性なんだと思ってました。
しかし何人かからそんな目に遭うとそうではないと思うようになり、
周囲に「ひいてるオッパと食いついてるトンセンの図」を、
割と見かけるようになるとこれはある意味国民性なんだなと思うようになりました。

逆はあんまり見ないなあ。

 

そりゃあ不細工ではなかった。
悪い子でもなかった。
むしろ可愛くていい子だったでしょう。
しかし…

食らい付かれると萎えちゃうです。
何て言うか、気迫負け…、肝をつぶされるというか…、蛇に睨まれる…、
食いつき良過ぎて漁師もビビる、みたいな感じか。

うまい表現が見当たらない…。
うーむ、書き始めたら長くなってしまうな。このネタは。

という訳で次回へ。

ちなみに全ての韓国女性がこんなでないことは明記しときます。
最初の方に書けよ。 です。


行ってらっしゃいまし!

2006年10月27日 20時49分56秒 | 韓国語

「行って来ます!」
「行ってらっしゃい!」

何気ない会話の中で、
自分の行動や意思を相手が繰り替えしてくれるのは非常に気持ちいいものです。

でも日本語の場合、
こういうのは大体決まりきった言い回ししか残ってないんですよね。
挨拶とかの。

 

韓国語会話では、
この「相手の行動や意思を繰り返す」言葉のやりとりがとても多いです。

「先に行きますよ。」 먼저 갈께요. (モンジョ カルケヨ)
「お行きなさいませ!」 가세요. (カセヨ)

「これちょっと使っていいですか?」 이거 좀 써도 돼요? (イゴ チョム ソドデヨ?)
「ええ、お使いなさいませ!」 네. 쓰세요. (ネー スセヨ)

と言う風にほとんど全ての動作に対して「~なさいませ」、
という丁寧な命令形で肯定あるいは奨励してくれるのであります。

 

日本語ならどうなるのでしょうか。

「先にお風呂入るね。」とかなら、
「はーい」とか、「どうぞー」とかになるのかな…。

韓国語なら間違いなく、
「なさいませ」 하세요. (ハセヨ)でしょう。

 

この相手の動作や意思の反復。
言われる方も言う方も気分いいです。

相手の行動を積極的に肯定することによって、
あたかも何かいいことをしたかのような気分(でも実際は錯覚)になります。

これも丁寧な命令形が多用されている言語のなせる技でしょうか。

 

日本でも復活させたいなぁ。
ちょっと昔の言葉たち。

「お召し上がれ」、とか、
「なさいましな」、とか。
…テレビで誰かが一発流行らしたらそれで完了なんだが…。

こんなこと考えてるのは私だけかな…。


発酵前のキムチのお味

2006年10月26日 23時52分42秒 | 韓国料理

そろそろ本格的に寒くなって来ました。

 

さて韓国では冬に入る前に大切な行事があります。

キムジャンという行事。
行事というには仰々しいか。
各家庭でキムチをたくさん漬けるんです。

ひと冬分なのでひと家庭分を漬けるのもすごい量で大変な作業になります。
なので親しい人たち(大体近間の人)で集まってお互いに手伝い合って作ります。

 

さて本日の話題。
キムジャンの説明など実は私にはどうでもいいこと。

キムジャンで作ったばかりのキムチ…。
これがバカウマな訳なのです。

大体作りたてのやつはその場で先ずつまみ食いします。(私はね)
つまみ食いでかなりの量を消費します。(家ではね)

だって美味しいんだもーん!
同じキムチじゃないかって?

違ーう!!
絶対、絶対、絶対、違うんだもーん!!

キムジャン・キムチ…これは作りたて、
つまりまだ発酵していない状態なのよ。
発酵したキムチとは味が全く違うのであります。

私は発酵したキムチと別の食べ物にカテゴライズしたい位です。

 

これは日本で口にする機会はそんなに多くないのではと思います。

生まれて初めてキムジャン・キムチを食べた時は、
人目もはばからずバクバクやったものです。

勿論、キムジャンでのつまみ食いです。

集まった近所のおばちゃんたちに、
「せっかく作ったのに全部なくなっちゃうよー」と突っ込まれながら…。ナツカスィ

 

日本でも食べてる人は食べてるでしょうね。
通な人とか。

ああ、にしても早く食べたい。


魔のボーリング・レーン

2006年10月25日 21時28分53秒 | エンターテイメント系

先日、とある田舎町に行く機会がありました。
ずっと山奥の小さな町でした。

町の中央に娯楽施設みたいなのがあって、
ボーリングのレーンがふたつに小さなインライン・スケート・リンク。

インライン・スケートとは粋なものがあるじゃないかと覗いてみたら、
なんかリンク内はたくさん落ちていてとっても滑りそう。(違う意味で)

じゃあボーリングにしようということでレーンをひとつ借りました。
丁度人数も4人だったので。

 

ゲームを始めて少しして異常に気付き始めました。
ストライクが一個も出ないのです。

みんながヘタだったのでした。
…みたいなオチではありません。

ストライク・コースにボールが入っていくと、
ピンの少し前であたかも野球盤のカーブのようにクイッと曲がるのです。

あのマグネットが盤の下に付いている独特の曲がり加減。
まさにあの感じです。マグネチックなクイッです。

 

丁度その時、
その土地の若者らしい男女が後ろを通り過ぎながら言いました。

 

「そっちのレーンはひしゃいでてストライク絶対入らないですよ。」

 

絶対ストライクの入らないレーン…。
ミステリー・スポットですか。

砂でよく滑るインライン・スケート・リンクに…
絶対ストライクの入らないボーリング・レーン…

一体何が売りなんだ。ここでは。

 

本当にこの国の田舎町らしい町でした。

 

さて、スケートとボーリングだから…
カテゴリーは「エンターテイメント系」でよし…、と。


韓国語版「ケロロ軍曹」

2006年10月25日 20時06分23秒 | エンターテイメント系

今日は久しぶりに韓国語版「ケロロ軍曹」を見ました。

娘を病院に連れて行ったのですが、
待合室のテレビでやってるのを見ました。

 

日本語版はよく娘と見ているのですが、
いやー韓国語バージョンはホントつまんない

前にも書きましたが、
何と言うか無理やり子供らしい録音が施されていて全然つまらないです。

声優がモロに子供子供した感じで演じてます。
特にケロロの声優が赤ちゃんみたいなしゃべりで腹立たしい程です。

あと題名が「カエル中佐ケロロ」。
…子供向けでしょ。

カエルじゃないんだけどな。宇宙人だよ。
それに何で「中佐」になってるのだろうか。
(っていい大人がムキになってディテイルにまでツッコミ…。分かってる。ええ、分かってますとも。)

よく出て来るパロディはそのままやったり(でも誰も理解してないだろう)、
何か別の台詞にして誤魔化したり…。

 

ところで韓国にヲタクはいるのでしょうか。

います。日本に負けない程にヲタもアニメ・ファンもいます。
そして彼らもやはり掲示板なんかで私と同じようなことを書いています。

「KBSがまたやってくれたぜ!」とか、
「MBCはいい加減まともに製作しろ!」とか…。

 

やっぱりみんなが感じてるんだ。
良かった。私は普通なんだよ。

つかアニヲタ?


食事しました?

2006年10月24日 21時22分25秒 | 韓国語

「식사하셨어요(食事なさいました)シクサハショッソヨ?」

食事時の挨拶の定番です。

식사 シクサは「食事」。漢字そのまんま식(食)사(事)です。
하셨어요 ハショッソヨは「なさいました」。
語尾上げで疑問形となります。

とりあえずは、「예(はい)イェー」と答えて置きましょう。
勿論その後に「식사하셨어요?」とこちらからも聞いてあげることは大切。

 

食べれなかった時代の長い民族なので、
こんな言葉がいつしか挨拶のようになってしまったそうです。

しかしこれは食べるのが好きな人にはものすごく都合のいい言葉でもあります。

以前にも書きましたが、
韓国人はお腹減らした人にはとても優しい民族です。

もし「いやーまだなんですよーみたいに答えたらきっと、
「え?!じゃあ中に入って何か食べて行きなさいよ!」
とか何とか言われてしまうことでしょう。

 

だけど私的にはこの「食事しましたか?」という挨拶は、
とてもいいんじゃないかと思います。

「食べる」ということはとても基本的なことだし大切なことですから、
お互いに気にし合うのは良い習慣かなと。

食事は三食しっかり食べて下さいねー。


チャングムの思い出

2006年10月23日 00時53分35秒 | エンターテイメント系

日本でのチャングム人気はいかほどでしょうか?

確かにこちらでもものすごいブームでした。

国中で熱中していたというか、
ウリナラそれ一色だったと言うか。

 

ある日の仕事の後に3,4人でお茶してました。

私の隣に座ってた女性の「おお、こんな時間!」と言う合図で、
皆一斉にそそくさ立ち上がる…その日はチャングム曜日だったのです。

「チャングム見なきゃ!(장금 봐야지!チャングム バヤジ!)」
「見なきゃね!(봐야지! バヤジ!)」
…なにかの合言葉でしょうか。

大人も子供もチャングム!チャングム!
特番組んでチャングム!チャングム!
チャングム バヤジ! チャングム バヤジ!!

 

チャングム曜日の夜、表を歩く人はいない。
…確かにそうだった気がする。

イ・ヨンエ株も上がるは上がる。

勿論それまでにも人気はすごくありました。
しかしチャングムで女優としてのキャリアを大きく育てたみたいです。

 

私はというと実はあまり見ませんでした。
当時は…。

ひねくれ者でみんながはまってると、
無性に無視したくなるんです。

で後になってはまりました。放送終わって数年後(今じゃん)。

いやー面白いじゃーん!ハン尚宮しびれますたー!
でも本当はチャンイ萌えだったりしてー!
実はチャンドク師匠もかなり来てますー!きゃー!きゃー!
チャングム!チャングム!バヤジッ!バヤジッ!…


アンニョンハセヨの使い道

2006年10月21日 01時02分00秒 | 韓国語

アンニョンハセヨ!

こんにちわ!
…という意味でとららえてる方がほとんどかと思います。

勿論その意味で使われることが多いのですが、
その他のシチュエーションでも使われます。

まず直訳すると、「안녕(アンニョン)安寧、하세요(ハセヨ)なさいます」
となります。

安寧でいらっしゃいます。
語尾をあげると、「安寧でいらっしゃいますか?

まあこのへんは日本語でも「お茶にします?コーヒーにします?」
みたいに語尾上げで疑問形として使われるのと一緒です。

朝昼晩の区別なくいつでも使っていい挨拶ですね。
電話も勿論OKです。
久しぶりに出会った時なんかにも使っていいです。

かなり便利な言葉ですね。
日本語も、「どうも」なんかはいつでも使えて便利ですが、
アンニョンハセヨはもう少し積極的な言葉なんじゃないかと思います。

 

で実は「ハセヨ」形は「○○なさいませ」という丁寧な命令にもなります。

飲食店なんかから帰る際に店員さんが、
「アンニョンハセヨ!」と送ってくれる時があります。

この場合、「安寧でいらっしゃいませ!」
…「心安らかにいて下さいね!」みたいな感じでしょうか。

丁寧な命令は現代の日本ではほとんど使われてないですよね。
私の親戚のおばさんが、
「お食べなさいな」とか、「お泊りなさいまし」とか今でも使いますが…。

古き良き時代の言葉とでも言うのでしょうか。
結構いい感じなんですがねぇ。

 

「アンニョンハセヨ!」と言われたらそれが丁寧な命令形でも疑問形でも、
「예 イェー」或いは「네 ネー」と受け答えれば間違いないです。

どちらも「はい」の意味ですね。
その後こちらからも、「アンニョンハセヨ!(?)」と付け加えるのが良いでしょう。

 

いつも安寧に暮らしたいものですね。いそがしいこの現代…。
それではアンニョンハセヨ!おやすみなさいましな。


食事は三食お米のご飯

2006年10月20日 01時18分47秒 | Weblog

韓国に来て間もなく言葉もままならなかった頃、
都合で慶尚道(경상도 キョンサンドー)の田舎町に3ヶ月ほど住んだことがありました。

とある民家の離れの一室を借りて暮らしていたのですが、
その頃のエピソードから。

 

それまで一人暮らしは東京で学生時代も含め長ーいこと体験してました。
言わば一人暮らしには慣れきって、それが当たり前になっていました。

初日、夕食の準備をしているとドアをノックする音。
開けるとそこには大家のおばさんがお盆にたくさんのご馳走を載せて立っていました。

「一人暮らしなんて大変でしょ?」

それからほとんど毎日の如く食事を持って来てくれるようになりました。

「出してるのは部屋代だけで食費は一銭も払ってませんから」といくら言っても、
「でも一人で暮らしてるなんて大変じゃないですか」。
食事の心配であります。

韓国に10年以上暮らしている今ならよく分かります。
あの状況は確かに典型的韓国おばちゃんである大家さんにはほっとけない。

食事時にパンなんか食べてるのを見つけられたら最後、
「まあま、はやくこっちに来て食事なさいませ!」と強引に連れ込まれる。

こっちではパンは食事じゃありません。(ラーメンもしかり)
間食です。…私は結構パン食多いのですが。

大家さんちでご馳走を作った時は必ず御呼ばれされました。

こっちに来た当初は免疫がないせいか妙にしんどい風邪をよくひきました。
2日くらい寝込んだ時はもう栄養満点な消化のいい食事が四食運ばれて来ました。

「食事はしっかり三食米の飯をいーぱい食べて下さいね。」
…この言葉を何度聞いたことか。その三ヶ月で。

 

それまでは食事なんて、「腹減ったら適当にすませる」私でした。
忙しかったり趣味に熱中した時などはポテチですませたり食べなかったり。
東京の一人暮らしなんてそんなもんでしょう?(あなたもそうでしょ?)

おばさんの近くで暮らして、「食べること」の大切さをじんわりと感じました。

 

今頃なにやってるのかな…。
おばさんちでご飯食べたい…。 最近、このパターン。