この植物はイタドリである。そこらの土手にいくと普通にある。地下茎をせんじて昔、神経痛の薬として使った。だから「痛いのを取る」ということ。
戦争がはじまると食料増産のかけごえで、葉タバコの畑が減り、生産が少なくなりタバコも品切れとなった。愛煙家にはピンチである。それはそれで、ちゃんとヤミタバコが出回った。本物のタバコ一割で後は野草をいれたそうだ。その一割がイタドリである。なかには大根の葉とイタドリだけというのもあったらしい。
なんてことない草の葉っぱを燃やして吸っていたということ。それでもいいのだ。愛煙家は。また、それほど禁煙は難しいということだ。いいことと言えばイタドリにはニコチンがないくらい。
二枚目の写真は最近の版画・・・・暑くて気持ちが進まない。