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植物の学名のお勉強その1

2006-11-17 00:38:06 | ガーデニング

このブログの特定外来生物の話で、学名の話がでてきたので、改めて学名とはなんぞや?と色々見てみる。が、なかなか手強そうである。
ある程度まとめれば法則として植物の特徴をとらえられるのではないかと思ったが、思ったよりたくさんある。もう少し時間がかかりそうだ。
基本的には、ラテン語の斜体文字で表記され「属」+「種」の組み合わせで表記される。その次に「発見者」や「ver」変種「’ ’」園芸種、のように後ろに続いてゆくのである。
 植物全体では、ちょっときりがないので、まずハーブで調べてみることにする。
ダイヤーズカモミール Anthemis tinctoria  

ローマンカモミール Anthemis nobilis

属名のAnthemisは下記が該当する。男性、女性名詞で語尾変化をしているようである?ラテン語の勉強もせねばならないようである。
Antennaria f.<g. antenna(檣ホバシラの桁,触角)。果実にある長い冠毛が或種の昆虫の触角に似ていることから来た名。キク科
 つまりAnthemisは、アンテナ(触角)の事だな。アンテナはキク科・・・と。
種名はそれぞれ tinctoria←染色用のという意味。ダイヤーズカモミールのダイヤーズは「染色」の意味なのでなるほど英名と同じ意味。
nobilis←気品のある,立派な・・・ってなんのこっちゃ。と調べると、「ローマンカモミールは、古代エジプトでは熱病を直す働きから太陽神ラーに捧げる大切な植物とされ、神経系の病気に対して緩和特性を発揮することから、長い間「植物のお医者さん」として大切にされてきた」だから、気品のある、となるのか?

属名は、上記のアンテナ→キク科のように科目の由来が意味されているものが多いようである。
種名は、形状、地名(ハーブでは使用法)等が表記されているものが多いようである。

改めて、和名はまぎらわしいものも多いし、メーカーで勝手に名をつけたり、時代によって呼び方が変ったりするので(特に外来種)、英名、学名を覚えるのが良い、と思うのだが、なかなか腰をすえてかからないと少し時間がかかりそうである。まあ、好きな植物を順番にやっていけば、なんとかまとまってゆくだろう。(かな?)

もう1つ代表的なカモミール、ジャーマンカモミール Matricaria chamomillaには、ちょっと面白い意味があった。ミントの学名の由来も神話が元になっているらしい。長くなってきたので次回・・・に続くと思う(笑)。
高知市から20kほど西にある虚空蔵山より牧野富太郎博士の出身地「佐川」を望む。makinoの学名のついた植物は多い・・・ということは「学名」もちゃんと理解していたということだな←当たり前だ!(笑)あらためて偉大な先生である。


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