岩手山麓景観形成重点地域を守ろう ★『イーハトーブ通信』

野生サクラソウ大群落を潰し岩手山麓の環境を破壊してきた旧町政。産廃問題に端を発した岩手山麓『誘致公害』の記録

首長よ、住民の健康や町の資産価値の将来に目を向けよ

2005年09月14日 | 世話人会発行「イーハトーブ通信」を読む
イーハトーブ通信No.107の2より

昨日13日、山北町長が「候補地から降りる」旨の文書をエコループ側に送付。
エコループ側も「改めて根幹から再検討する」という文書を神奈川県内市町村と
 一部事務組合宛に通知しました。(詳しく読みたい方はメール添付でpdfファイルを送付します。hanasato@juno.dti.ne.jp まで。)

その中から…

『こうした新産業の誘致によって、山北町の発展、活性化を図ることが、私の願いであるということについては今でも変わっておりません。』
====というのが、山北町長 佐藤精一郎氏の「本音」であり、かつ「政治姿勢」であり、まあ、性格そのものなのでしょう。
「環境問題は大事だ」と、だれもが語ります。
しかし、ことの本質(自然破壊や後世に残す危険性等)に気づかない、というか、現状や実態に「鈍感」な姿勢は、矢祭町町長のような首長と、どこでどう分かれるのでしょうか。
自治体の首長は「住民本位」であってほしい…当たり前のことなれど。
・・・そんなことを考えさせられます。

例えば我が町の町長は、9月8日の議会答弁で、スラグ再生物の安全性について、
『インターロッキングなど、県が認定しているものについては安全であると認識している』と答弁しました。
傍聴していて、「安全高性能の建材として認定されていたアスベストの被害現状や、絶対事故は起き得ないといわれていた原子力発電所の実情などをどう学んでいるのか。雫石はすでに酸性雨であることは知っているはずなのに。あの山北町のビデオは見たんだろうか・・。」と、ため息ものでした。

岡山県 津山市でも住民運動が!
■さて、岡山県津山市でも1市7町村広域化組合の産廃処理施設問題で苦闘しています。
先日、依頼を受けて山北町のビデオを世話人会の方からお送りしました。
今朝、先方からお礼の電話がありまして、そのときの話では・・・・・・・・

・すでに用地は買収済み。
・市は町内会長をうまく動かして、町内で反対の声があっても表面に出ないようにした。
・岡山県では「廃棄物処理の大型化の時代は過ぎた、小型化せよ」と通達を出し、当初1日/300tの規模が170tになった。
・農業用水と上水道の取水口の近くなので大きな問題である。
・ルポライターの津川敬さんをお招きして講演会を行い、反響が大きかった。
・市長を変えねばならない運動になっている。必要なのは世論を喚起すること。
・女性陣がよく頑張ってくれている。      など等。

そしてやはり津山市でも不透明な「おかね」のながれがあったようです。

明日午後6時半より:雫石駅NPOセンターにて:環境パートナーシップ勉強会♪奮ってご参加ください♪


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2 コメント

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ゲッ!なんかすごいことに (ぼっちゃんかぼちゃ)
2005-09-15 08:54:58
プール天井落下事件の関連にはこんなことがあるなどということにはかぼちゃは無関心だった。反省。
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だれでも最初は他人事♪ (Sumire)
2005-09-15 08:59:51
かぼちゃさん、読んでくれていたんですね。有り難うございます。

最初は私たちだって、急に降ってきた災難のような感じでしたよ。ごみは暮らしにつき物だし、小岩井の隣にこんなもの建てられたら困るし・・エゴじゃないかと悩みもしました。しかし、エゴは住民じゃなくって業者と行政だってことが問題を追っていくごとに感じるようになりました。どうぞこれからも読んでみてくださいね。
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