岩手山麓景観形成重点地域を守ろう ★『イーハトーブ通信』

野生サクラソウ大群落を潰し岩手山麓の環境を破壊してきた旧町政。産廃問題に端を発した岩手山麓『誘致公害』の記録

大晦日の一期舎さんのまねをしてみたよ♪

2006年01月28日 | 雫石便り&Sumireの花の郷便り
昨年秋に
「NHKの家族に乾杯にでていたペンションですよね・・」といってお客様が
結婚披露パーティを予約してくださいました。

番組効果のたったひとつのご予約!♪
手作りのあったかいパーティに協力させていただくことになり、
当日の夕方、いちごやさんを「見習って」
スコップであちこち穴を開け、ロウソクに灯りを燈してみました。。

あららら・・なんと!
「腕前」の影響で写真でははっきりしませんが、
ほんわりと雪の回廊が浮かび上がり、わあ~なんてステキ♪
駐車場が雪と灯りの広場に!

幻想的なので、きつねやたぬきもお客様で入ってきそう…
そういえば昨日、車道を必死で横切って、
ようやく渡った向こう側の雪の壁を、また必死で這い登っていった「木ねずみ(リス」ちゃん、歓迎するよ!
遊びにおいでよね♪

こんどの小岩井の雪まつりのときにもやってみようかな・・


イーハトーブ通信No.147:町への提言

2006年01月20日 | 世話人会発行「イーハトーブ通信」を読む
皆様  (No.147  2006.1.19 )

今朝、九十九沢最終処分場「継承」について提言メールを町長宛に送信しました。
19日付日報朝刊と16日にタイムスに県への申入れが掲載されていましたね。

●添付は岩手県の循環型地域社会の形成に関する条例に基づいた
規則で定められている事前協議書面一覧です。
赤字に転換してあるものが、町に情報開示請求して出てきたもの。

生活環境影響調査結果の様式(1)のように、湧水や井戸の分布に
関する調査結果書面が町に来ていなく、
新規申請に必要な計画書や図面が来ている中に入っていて、それで手続きだけ
「継承」というやり方は、あまりにも事務的ではないでしょうか。

●守る会としては、環境対策課長が丸高商事と交渉するのをバックアップして、
機会を見て、町民団体として話し合いを仲介してもらわねばならない・・
そういう時がくるかな・・と予想しています。
早く交渉開始してもらわないと、許可が下りてしまったなら、
申請書面に年間8200トン運んでくる業者一覧(黒塗り開示はおかしい!)
があるので、許可後に「自社品と町内のものだけ!」と主張しても意味がなくなってしまいます。

九十九沢問題は、町の交渉能力にかかっているといっても過言ではありません。

●ちなみに、埋め立てる量とトラック台数を比較してみましたら・ら・ら・ら・・!!


判りやすい数字でいうと、
これまでは、月に5~6台の5トントラック(4トン積んで)
これからは、月に178台の5トントラックが九十九沢に入ることになるんです。

<盛岡舗道>
13年間で/3802立米=1年当たり/293立米=1ヶ月当たり/約24.4立米
=約23トン=5tトラックに4t積載で1ヶ月あたり/約5~6台=4日に1台

<丸高商事計画>
5年半で予定/49854立米=1年当たり/9064立米=1ヶ月当たり/755立米

盛岡舗道と比較して:1ヶ月当たり/31倍(約710トン)=1ヶ月178台のトラック

1ヶ月約24労働日換算で=1日当たり/約7.5台

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
雫 石 町 長  中屋敷 十  様
環境対策課長  米 澤  潔  様
関係各部署    担 当 者  様

                     平成18年1月18日
                 イーハトーブ雫石を守る会世話人会

     <九十九沢最終処分場「継承」に関する提言書>

 環境対策の面でこれから町民との協働の姿勢で望んで下さることに敬意を
表しております。 本年度を雫石町環境元年とすべく、頑張りましょう。
 さて、標記の件につきまして、町の回答を評価しておりますが、県への申し
入れを踏まえ、改めて次の点を提言させていただきます。

                 記

(提  言)

  盛岡舗道との公害防止協定で締結されていた処分搬入範囲
  (自社廃棄物及び雫石町内発生の安定五品目埋め立ての条件)
  を踏襲する内容でなければ、事業の継承といえないこと、並びに
  九十九沢最終処分場はこの申請容量で終了することを、
  町の姿勢として強固にもつべきである。具体的には、処分場の拡大や、
  品目の拡大、中間処理施設の新設等、今後産業廃棄物関連事業の
  拡大は行わないことを書面化すること。

(提言の事由)

  今般の九十九沢最終処分場譲渡に関する事前協議について、
 去る16日に、①.住民説明の範囲拡大と②.重要な判断材料となる
 書面複数が雫石町に来ていないものがあるため、事前協議を
 やり直すべきであると、岩手県に申し入れて参りました。

その時、県担当課長の話から、
①については、雫石町からの回答と同じく業者に伝える。
②については、盛岡舗道からの継承になる為、平成3年に
  提出されているものについては提出不要になっている。
との回答が申し入れの席上でありました。
 
 ということは、盛岡舗道と雫石町の間で締結されていた公害
防止協定では、
『自社廃棄物と雫石町内から排出される安定五品目の産業
廃棄物の埋め立てに限る』旨が明記されていますから、今般の
事前協議を申請した丸高商事(株)も、その内容を踏襲しなければ
事実上「継承」とはならないはずであります。
 
一方で、精査してみますと、今般提出事前協議書類の中には新規申請に
必要な書面等もあり、事実上は新規事業に匹敵する内容といえます。
<メール添付資料参照>
ゆえに、提言内容の姿勢を強固にもって、今後の話し合いや協定交渉を行う
必要がありますので提言致しました。

(計画概要と当会の見解をまとめてみますと)

① 盛岡舗道は、操業以降約13年間に許可容量の7%にあたる量を
   埋め立てていた。(総計3802立米)
② 譲受け予定者は、向う5年半で、許可残量49854立米を埋め立てる
   計画である。(1年当たり8711立米=8200トン)
③ 盛岡舗道は自社廃棄物と町内発生物の埋め立てに限られていた。
④ 今般の譲受け予定者は他事業者が町外からも搬入するものである。
⑤ これは、営業形態がまったく違い、設置から13年経過していることから
   劣化も考えられる等、新規処分場設置に匹敵する内容の案件である。
⑥ 又、周辺山林地約6ヘクタールを、許認可後売買の予約をしていることから、
   事業拡大や更なる新規申請が懸念される。
⑥ 手続き上は継承であるから書面は省略するという県の説明は不合理で
   ある。
⑦ ゆえに、事前協議はやはりやり直すべきであり、必要書面は最初から
   揃えて厳正な公害防止の観点から点検される必要がある。
⑧ 継承であるならば、営業内容としての盛岡舗道との公害防止協定の重要な
   柱である③をも踏襲しなければ継承とはならないと認識すべきである。
⑨ 平成3年の際も、今般も、事前協議意見照会において町として述べた、
   「ダムの上流域であるので、産業最終処分場の設置に対して賛成しかねる
   という姿勢はいまも変わりがない」、と回答した姿勢を、当会としても評価
   し協力するので、あくまで、現公害防止協定を踏襲した上で、公害予防の
   具体策と住民の目に開かれた運営をする項目を加えて新協定を結ぶよう
   町と協働して働きかけていきたい。
                                     以   上

イーハトーブ通信「おまけ号」:「寒締め」

2006年01月19日 | 世話人会発行「イーハトーブ通信」を読む
寒締めほうれんそう~食べたことあります?
北国の知恵・・「寒締め」

皆様  (冬のおまけ号)<「寒締め」てれび放映ご案内(コピペタで~す))>

我が家の野菜はおへそまで積もった雪ん中・・
かんじき履いて雪の原・・
雪穴ほってまた掘って・・
ようやく採ったつぼみ菜のはっ葉
ざこざこ切って、また雪こいで・・
うれしいおいしいと うこっけい
人間さまには まわらなかった・・。

ーーー★ ML読者からのごあんないで~っす ★ーーー

東北ならではの冬の野菜、おいしい「寒締め」が、NHK全国放送で
取り上げられます。よろしかったら、ご覧ください。
今週日曜日の早朝と、再放送は来週金曜日の昼です。

        (私も、ちらっと出演予定)


【番組タイトル】たべもの新世紀

【サブタイトル】「北国の知恵 寒締めほうれんそう」 ~岩手県・山形村~

【放送日時】1月22日(日)●総合テレビ 午前6時15分~6時50分

【再放送日時】1月27日(金)●教育テレビ 正午~午後0時35分

イーハトーブ通信No.146:申し入れ

2006年01月18日 | 世話人会発行「イーハトーブ通信」を読む
皆様  (No.146   2006.1.17)

雪かきの疲れで腰を痛めたり、屋根が傷んだり、お隣の小屋の屋根が雪で
陥没するのを目撃したり??(誰かな??)
まあ、みなさん、今年の雪には散々ですね。。
さて、昨日、役場環境対策課長~県庁環境資源循環担当課長~盛岡市役所
~帰ってもう一度役場
と廻って参りました。(世話人3名)その報告です。

■県庁へ行く前に、町長と環境対策課長あてに次のとおり、書面を提出しました。
実際的には①②③が、今後特に重要となりますので、よくお読み下さって、ご意見などお願い致します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日頃の環境行政に対してのご努力に厚く感謝申し上げます。

 このたび、12月9日付で岩手県より意見を求められた「九十九沢の最終処分場譲渡」に関しまして、本日、県あてに、別添の通り、申し入れを行うこととなりました。
 12月22日付で回答した雫石町としてのその他参考意見は、大筋で評価しており、この姿勢が県からの指導に十分に活かされるよう願っております。

 当会では、化学物質汚染予防の観点から考えますと、何らかの問題が生じた場合、影響を受けるのは広範囲に及ぶと予想しています。

住民説明の範囲を半径500m以内の住民に限るというのは認識が甘すぎると考えます。また、意見照会の事前協議書抜粋の中に、13種類もの判断材料として重要な書面が町には送付されていないようですから、事前協議のやり直しを申し入れるものです。

 今後の事業者との話し合いや県に対しての対応で、欠かすことの出来ないことがらを下記に箇条的にまとめましたので、よろしく御検討のほどお願い申し上げます。
<「公害防止協定」「念書」又は「覚書」などの書面化が必要な事項として>

① 平成23年10月末日までのあいだの操業になるが、そのあと、
  処分場の拡大や、品目の拡大、中間処理施設の新設など、
  産業廃棄物関連事業の拡大は行わないこと。

② 盛岡舗道所有のあいだに生じていたかもしれない公害など
  諸問題もふくめての譲渡とする旨を明記すること。
  ふくめない場合は、その区分を、町民にわかりやすく説明
  した上で明文化すること。

③ 住民の目が届く、開かれた運営をすること。
 具体的には、
(1) 現況の広域農道沿いの白い看板は、広域農道に面する
     搬入口から見てどの部分のどれ位の土地でどのような
     事業が行われているのかが判る内容とする。

(2) 定期的な水質・土壌などの検査の際、町役場環境対策課が
     立会い、申し出があれば町民も立ち会うことが出来るようにする。
     また、資料の検査分析は二つ以上の第三者機関により
     クロスチェックが出来るようにする。

(3) 水質検査結果など、県に対して報告が義務付けられているものは、
     その写しを町にも提出するものとする。また、不定期に、
     安定5品目埋め立て状況が見分できるようにする。

(4) 許可前に、上記②を検証しておく意味から、土壌・水質の検査を、
     役場立会いと、希望する住民とに公開して実施し、
     安全性を確認した上で事業を開始すること。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

■県知事への申し入れ(●印=回答内容)

1.住民説明の範囲を半径500mに限ることなく、
  九十九沢沿いの住民、盛岡市民を含む搬入予定路沿線住民
  並びに御所湖用水利用者、御所湖漁業権者、関心がある
  雫石町民全般等に拡大して住民説明を実施するよう、
  業者を指導すること。

●申し入れがあったことを、雫石町の回答と合わせて業者に伝える。
<盛岡市民にも影響することなので、盛岡市役所総務課へ出向き、
  環境担当課宛に申し入れ書をお願いしてきました。>

2.最終処分場事前協議に必要な書面中、水質及び土壌に関する
  化学物質汚染の予防の観点から特に重要と思料する次の13点の
  書面が雫石町に照会されていない。ゆえに、平成17年12月22日付の
  雫石町の回答は判断材料が不十分であるので、
  事前協議をやり直すべきである。
  その際の住民説明は1.の通りとすること。

●管理型でなく安定型なので、13点のうち提出が不要のものもある。 
 また、盛岡舗道が許認可を受けた時点で提出していたものは、
 継承するものなので提出しなくても良いものもあり、その分は
 平成3年に町役場に照会しているものもあるはずなので、役場で
 調べたうえで無いものについてついて連絡してもらえば、
 それを送付する。
(それで、帰りにもう一度役場に行ってこのことを伝え、
 調べてもらうよう要請しました。)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
★また、今日17日、岩手山南麓エリア協議会(観光宿泊施設
 など44施設の団体で、昨春の総会でマイトリー計画に反対決議
 をしてくれた)の理事会があり、席上、マイトリー問題の報告
 を求められたので、九十九沢最終処分場の件と、18年度制定
 予定の「環境条例」を 観光業者としても注意深く見ていく必要
 があるということも話させてもらいました。

 他の理事からも盆地内でこのような施設がどんどん増えていく
 危険性について意見が述べられました。
 ひきつづき関心が高まることを期待したいと思います。

岩手県への申し入れ・守る会としての見方

2006年01月15日 | 世話人会発行「イーハトーブ通信」を読む
岩手県知事       
環境生活部部長               
資源循環推進課総括課長 
資源循環推進課担当課長 

                        
 九十九沢最終処分場に関する住民説明の範囲及び、雫石町に開示請求しても抜粋が送付されているとの事由により知ることが出来ない部分に関して、下記の通り申し入れます。

1. 住民説明の範囲を半径500mに限ることなく、九十九沢沿いの住民、盛岡市民を含む搬入予定路沿線住民並びに御所湖用水利用者、御所湖漁業権者、関心がある雫石町民全般等に拡大して住民説明を実施するよう、業者を指導すること。

2. 最終処分場事前協議に必要な書面中、水質及び土壌に関する化学物質汚染の予防の観点から特に重要と思料する次の13点の書面が雫石町に照会されていない。ゆえに、平成17年12月22日付の雫石町の回答は判断材料が不十分であるので、事前協議をやり直すべきである。その際の住民説明は1.の通りとすること。

↓ こんなに沢山の「知りたい情報」が町に来なかった。なぜ?許認可は県の権限だから?!
① 最終処分場の縦断図
② 同じく横断図
③ 処理施設及び建物の構造図
④ 擁壁等流出防止設備の構造計算及び安定計算などの設計計算書・仕様書
⑤ 地質報告書
⑥ 地質柱状図
⑦ 透水係数計算書
⑧ 地下水水質検査報告書
⑨ 閉鎖に至るまでの事業計画工程書
⑩ 運転管理仕様書
⑪ 土地の登記簿謄本
⑫ 公図
⑬ 現況写真

(申し入れの事由)
当会は、昨年末に事業計画中止が発表された雫石クリーンセンター(仮称)問題の際、雫石町と岩手県に対して署名だけではなく、化学物質汚染予防の観点から要望書や意見書を提出いたしましたが、今回の九十九沢最終処分場譲渡についての事前協議は、具体的にどれだけ町民(県民)に開かれた産業廃棄物行政になっているかが問われている問題であると認識しております。

12月22日付けの雫石町の回答のその他参考意見にあるところの
 ・事業場の拡大や新たな産業廃棄物処理施設の設置などについて賛成しかねる(出来ない)。
 ・事業が展開される前に、改めて地域住民への説明を指導されたい。(これは「事前協議
 の段階から」、と申し入れるものです。)
 ・新たな公害防止協定を締結する考えである。
これらの点は町民としても評価していますが、判断材料となるべき書面が整っていません。

雫石盆地内及び御所湖に流入する水路沿線における産業廃棄物処理について、化学物質汚染予防の見地から、事前協議の時点からの相応の対策指導が重要であり、また、業者と町民との信頼関係をもとに町民の目に開かれた運営を行うことが、各地で発生している健康被害などを未然に予防する重要な土台であると考えております。
不十分な住民説明と、おおまかな意見照会などで民間業者が最終処分場を運営した場合には、安定5品目許可の処分場であっても、周辺住民に大きな健康被害や土壌・水質の被害が生じている事例もあります。(例 宮城県村田町最終処分場における違法投棄と硫化水素ガスなどの被害)

 事業者が故意にする積りでなくても万一何らかの事故等で(地震による隔壁の破損など)汚染物質が漏出した事を想定したときの被害を受ける事となる地域住民や、不安を抱いている町民にも当然説明を受ける権利がありますし、御所ダムからの恩恵を受けている盛岡市の農業者や水の利用者も水質汚濁は他人事ではありません。

 旧所有者と雫石町との公害防止協定では、自社廃棄物と雫石町内から発生したものに限定しておりましたが、新所有者は自社廃棄物と雫石町内の産廃に限らない営業として最終処分場経営を行う内容の事前協議ですので、一層の住民理解を得る努力と、これ以上の事業拡大を行わない旨など、業者に対して指導を行っていただきたく、
現時点においては上記二点を申し入れるものです。

 ご高配の程、お願い申し上げます。        以上

イーハトーブ通信No.145:九十九沢最終処分場事前協議について

2006年01月15日 | 世話人会発行「イーハトーブ通信」を読む
皆様  (No.145 2006.1.14)

仙台の大崎八幡神社では今晩が「どんと祭(さい)」♪
大きな火柱と裸参りが終わると、お正月もおしまいです。

世話人会開催は、この道路の悪状況が続いている中で、夜に集まるのは止めるが無難・・・
で、
開示請求していた九十九沢最終処分場についての岩手県から町への
意見照会とその回答を、数人の方に日中に集まっていただき、よく目を通した結果、大きく2点、問題がありますので、県に対して書面で申し入れを行い、町に対しては面談で申し入れを行うことに致しました。

この号では、事前協議の内容の概略と、町の意見の概略をお伝えします。
次号で、県への申し入れの内容を貼り付けてみます。

◆問題の2点とは、

①半径500mの範囲で住民説明を県が指導していること。
②町には事前協議書の抜粋が送られてきていて、来ていない書類の中には13点もの重要な書類があること。  (例えば、擁壁等流出防止設備の構造計算書・地質調査報告書・透水係数計算書などの、水質汚染予防に重要な判断材料になる書面など13点

世話人会としての取り組みの基本姿勢は、申し入れ書の下のほうの(事由)に記しました。
また、町の回答内容は、12月末に面談で話した内容がそれなりに盛り込まれ、
役場としての苦心の跡が伺えますので、評価できると思います。

これが、実際の公害防止協定や、今後の事業拡大防止に、本腰入れて取り組めるものになるかどうか、環境対策課と協力し合いながら見つめて行きたいと思います。

■====事前協議内容の概略=12月9日付====■

①最終処分場の面積=約1ヘクタール
    (周辺には他に約6ヘクタールが許可取得後に事業用地として売買予約)
②埋め立て面積=8999平方メートル
③埋め立て容量=53656立方メートルの内、旧所有者が平成4年からこれまで
                   埋め立てた分が3802立方メートル
 差し引き(これから埋め立てる容量)49854立方メートル
④年間計画埋め立て量=8711立方メートル(8200トン)
⑤埋め立て予定期間=平成18年4月1日から平成23年10月30日まで
  ◆嘉糠注/5年半で許可容量が一杯になるということ◆

④埋め立てる廃棄物=廃プラスチック類・ゴムくず・金属くず・ガラスくず・
             ・コンクリートくず(建築物の新築改築除去に伴って生じた
             ものは除く)・陶磁器くず・がれき類
            (これらの内特別管理産廃と自動車等破砕物をのぞく)

■==県への町の意見(その他参考意見の部分)12月22日付==■

①平成3年に旧所有者申請の照会があった際、参考意見として、「ダムの上流域であるので、産業廃棄物最終処分場の設置に対して賛成しかねる」と回答した経緯もあり、町の基本的な考えは今も変わりがない。
今回は、この施設に係る譲受の協議であるが、事業場の拡大や新たな産業廃棄物処理施設の設置などについては賛成しかねる。
②事前説明結果が添付されているが、事業の実施にあたっては、地域住民の理解が必要不可欠であるため、事業が展開される前に、改めて地域住民への説明を指導されたい。
③現施設設置者と町との間で、公害防止協定が締結されている。
 施設が譲り受けられるにあたっては、現協定を元に、処理状況や水質検査状況の報告、操業時間等を盛り込み、新たな協定を締結する考えである。

◆嘉糠注/「しかねる」という表現は「賛成しかねますが」、
       これまでの対応に比較すると、①②は評価できると思いました。
      ③の協定は、町民との情報の共有をしながら、事業拡大で焼却場が
        出来てしまったり、埋め立て品目を管理型に拡大したり、
        闇夜に乗じてよくある問題に発展せぬよう、しっかりと話し合って
        いただきたいと、課長にお話して来ました。

イーハトーブ通信No.144:2006年ももう10日

2006年01月10日 | 世話人会発行「イーハトーブ通信」を読む
2006年は「雫石町環境元年」にしよう!
皆様  (No.144  2006年1月10日)<今年は戌年~10年前の子沢山>

先号から早や16日…皆様、いかが新年をお迎えでしたか?
わたくしは年末に義姉が昇天してしまい、お年賀状を出さずにおりまして、
いまぼちぼちと「寒中見舞い」を書き出したところです。
年末から昨日朝まで雪かきと本業ですっかりご無沙汰してしまいました。。。

●11日に予定していた世話人会は延期です。
  この積雪低温の道路状況と、年末に開示請求していた「九十九沢最終
  処分場事前協議」の・岩手県からの意見照会&町の回答の閲覧が
  今週末になるとの役場からの連絡で、「延期」とさせていただきます。

●今年は町長選挙の年(10月)
  今回の署名運動から町がなにをどのように学んだのか(自然環境を
  どのように本気で守っていくのか)が問われているといえます。
  私たちは九十九沢の「地元住民」ではありませんが、(西安庭住民はいる)
  18年度制定予定の環境条例に「要望&提言」している住民団体として、
  このことはきちんと取り組んでいかねばならないと考えています。
  ご意見などお寄せくださいませ。

☆ 2006年新春プレゼント♪ヽ(゜▽゜*)乂(*゜▽゜)ノ ♪ ☆

2004年12月はじめに岩手県庁発行の「銀河メルマガ」から雫石CCの議事録をみつけた のでしたが、新年号にとっても面白い「エキサイトブログ」が紹介されていました。

【農家の嫁の事件簿】http://kamatsuta.exblog.jp/

岩泉町 釜津田の農家のよめごの日記です。
イラスト・色彩・記事…いきいきとした生活感あふれる行間から、
きっとあなたも「いわての暮らしっていいもんだあ!」と感じるかも!♪
「スローライフ」なんて古いふるい
連綿と続いている山里の暮らしです。
お正月の様子や料理のイラストからは、美味しい味や家族の会話が聞こえてきそう・・。

ぜひご一読(ご一覧)あれ!

★農家発ブログ全国一 岩泉の三上さん [1月1日(日)]銀河メルマガより

  <岩泉町釜津田の農業三上亜希子さんのブログ「農家の嫁の事件簿」が、
  検索サイトの2005年ベストブログランキングで1位に輝いた。農家で暮
  らす日々の生活をほのぼのとしたイラストを交えて絵日記風に紹介、
  「農家の嫁」の身の回りで起きる出来事を明るくユーモラスに伝えてい
  る。三上さんは「農家の楽しいところ、釜津田のいいところを知ってほ
  しい」と魅力発信に励んでいる。>


(ちなみに、県庁発行のメルマガなのに、昨年7月から産廃問題「発見」に至った「審議会議事録」と「知事会見」のページが削除されていました。)
秋ごろに問い合わせたら、アンケートで「人気」が低かったからはずした・・とのこと。
おいおい、なにか間違ってやしませんか??)

岩手県民に県政の動きを伝えるのは「人気」で決めていいの??
国政といい、視聴率争いといい・・・なんてこった!