岩手山麓景観形成重点地域を守ろう ★『イーハトーブ通信』

野生サクラソウ大群落を潰し岩手山麓の環境を破壊してきた旧町政。産廃問題に端を発した岩手山麓『誘致公害』の記録

町の姿勢に期待!!面談報告

2006年02月24日 | 現在の課題「九十九沢最終処分場」問題
皆様  (No.159  2006.2.24)
町長面談結果報告

♪~~~(ひとりごと)
昨日の面談から一夜明け、ちょっとほっぺたをつねってみました。
「ほんとにほんとかなあ…」
「イタタ・・・(>o<")ほんとだあ。。。
そうだよ、町の首長の言葉だもの。信じよう!
 これから九十九沢地区の住民説明会や、公害防止協定に地元の方々の
声がどのように反映されるか、ひいては3月から始めるという環境基本条例
策定の委員会などに、昨日の町長のお話しが具体的にあらわれるもんね♪」

町の後期計画案にある「美しい町づくり」
(Sumire流に表現すると『心和むたたずまいの町へ』)
を目指すためには、町長も役場職員も町民も、その「センス」と行動力が
問われていく・・
そう思わされました。

●・・・・・・九十九沢の女性がたが「知りたい」と仰っていますので、
  昨日の町長からの話を入れて、最終処分場のことをチラシにつくります。
  
●以下、報告です。(出席者からの速報へのクレームはありませんでしたので、
            整理してみます。)
========================================
<<世話人会で持参した質問>>~(このメモをお渡しして考えを伺いました。)

1. 九十九沢最終処分場「譲渡」をどのようにとらえておられるか。
   自治体意見照会で回答した「その他参考意見」を踏まえながら
   これから締結する「公害防止協定」について具体的にお伺いしたい。
①「自社関連+町内発生物に限る」とした項目を踏襲の旨。
② 向こう5年半で許可容量が満杯になった時点で完全完了の旨。
③のちのちに処分場拡大や破砕、焼却などの中間処理施設申請
  にならないか心配しているが、大丈夫ととらえてよろしいか。
④ 地域住民への説明について(県では町と業者との問題、と言っている。
  町が業者に指導したい具体案として、
  せめて九十九沢、矢櫃、町場の三行政区位には案内をして
  伝え聞いた町民も参加できるような方法を、業者に指導すべきでは。
  また、町独自の地域住民(町民)への説明会実施の考えはないか。
他に、廃棄アスベストについてはいかが捉えているか。

2.七つ森清掃センター更新問題についての見通しはどうなっているか。
  (・一般廃棄物処理を、民間営業の産業廃棄物焼却施設に合併処理
     させることの危険性を、昨年のマイトリー社の件で問題点を
     明示してきたが、今後も(仮に2期目を迎える以降も)この点は
     雫石町として選択の余地なく『ありえない』と捉えてよろしいか。)

==============================

大きくこの2項目ほかについて考えを伺いました。
町長の答えは昨日の速報の●印の部分です。列挙してみます。

●まずは「環境条例」をきちんと制定することが大切と考えている。
   皆さんの会からも力を借りたい(かぬかが検討委員に)
●平成3年に町が出した意見と同様、御所ダムの上流域であり、環境問題
   に対する社会情勢はあのころよりも厳しくなっていることから
   町が今回県へ提出した自治体意見に沿い、公害防止協定を結ぶよう
   業者と話し合っていくつもりである。
● ①②とも、その方向で協定を結ぶようにしていく考えである。
● 「中間処理施設がない町」にしていく。大丈夫だ。
●そういう方法で住民説明をしてくれるよう、さっそく検討してみてほしい。
(と、その場で環境対策課長に指示)(町よりも業者がまず説明すべきと考える)
●一般ごみと産廃の合併処理はないと考えてよい
 中間処理施設のない町にしていく。
●「廃アスベスト」は持ち込まないことを協定に入れる。

(最後に出席した世話人メンバーから)
■ これからの自治体運営は、県が許可しても町ではだめですよ、と言えるものでなければならない。
また、岩手県では審査基準や執行基準もネット上で公開していくようにする、ということなので、条例と共にその運用も町民に公開される町であってほしい。

================================
<<ご案内>>
26日(日)午後1時半より中央公民館2階視聴覚室にて
     公民館主催『なんだり学級』の終了講和
    講師は中屋敷町長です。 
    テーマは <町制50周年、ここから始まる町づくり>

イーハトーブ通信:町長との面談 お知らせ号

2006年02月22日 | 世話人会発行「イーハトーブ通信」を読む
皆様  (お知らせ号) (2006.2.22)

「光の春」を感じることができたこの2、3日の陽気でしたね。
早くほんとうの春がはやく来てほしいものです。。

さて、明日(23日・午後1時15分集合・1時半から1時間)の町長面談
5名ほどの参加になります。
昨日役場から、3月3日に黒塗り開示部分の不服申し立て「審査会」があるので、それ以降に日程を組んだほうがいいのではないかと連絡がありましたが、
申し立ては審査会におまかせして、面談ではその件は関係なくとらえているし、
県が譲渡の許可を降ろしてしまう前に町長の考えを伺いたいので3月3日以降では議会も入ることだし遅い、と伝え、予定通り明日、面談となりました。

次の点について町長にお話を伺ってくるつもりですので、来られない方で
他に聞いてほしい点、アドヴァイスなどありましたら、お電話もしくはメールを。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. 九十九沢最終処分場「譲渡」をどのようにとらえておられるか。
   自治体意見照会で回答した「その他参考意見」を踏まえながら
   これから締結する「公害防止協定」について具体的にお伺いしたい。
    
    ・ 「自社関連+町内発生物に限る」とした項目を踏襲の旨。
    ・ 向こう5年半で許可容量が満杯になった時点で完全完了の旨。
      (のちのちに処分場拡大や破砕、焼却などの中間処理施設申請に
       ならないか、心配しているが、大丈夫ととらえてよろしいか。)
    ・ 地域住民への説明について。 (町が指導したい具体案)

2. 七つ森清掃センター更新問題についての見通しはどうなっているか。
    (・一般廃棄物処理を、民間営業の産業廃棄物焼却施設に合併処理
     させることの危険性を、昨年のマイトリー社の件で問題点を明示して
     きたが、今後も(仮に2期目を迎える以降も)この点は雫石町として
     選択の余地なく『ありえない』と捉えてよろしいかどうか。)

大きく、この2点になると考えています。ご意見アドヴァイスお願いします。
    (明日の午前10時までお願いします)
   
・・・・・・・・・・・・・・・・・
(Sumireの余談ですが…)
今朝、総務課長から2度目の電話がありまして、
・申し込みでは5~6名となっているが、通信では(Blogのこと?)
 "一人でも多くご参集下さい"と書いてある。申し込みの通りにしてほしい。
・「不服申し立て」のことは話題にしないということで。
・そのあとも予定が入っているので、遅くとも2時半までとしたい。
~~~~~~~~ということでした。
「はい、わかりました。そのようにします」と答えましたが、
 受話器を置いてから、わたくしのあたまは??ハテナ??

「不服審査には言及せず」「時間は1時間」===これは処分場問題で
1時間はあっという間と思ってこちらからそう言ったことですから承知。
しかしねえ、最初の部分はいただけないねえ、とあとで気付いた。(>o<")

 『皆さん、ご心配な方はどうぞ直接町長の話を聞きに、お一人でも多く
  お集まり下さい。』
と言ったほうが良かっただろうにねえ。。
<協働><共治>が看板倒れにならないようにって本気で思ってるんだよ。

去年のように大勢で町長室に入ったようになると困ると思ったのかなあ?
町長室は町民の部屋だってこと、「自治の基本」なのになあ。。。
町長職は「お代官様」ってとらえてんのかなあ? まさかね!

おっと、これもBlogに載るよ♪   Sumire  ^(¨ )^で~っす♪

北上市黒岩地区の住民が「環境保全協定」を!

2006年02月21日 | 現在の課題「九十九沢最終処分場」問題
ようやく春めいた陽射しになって参りましたね♪
外猫たちもゴロゴロと嬉しそうです。

■19日岩手日報朝刊の北上市産廃処分場の記事は、
   多くの示唆を与えてくれています。ぜひお読みください。
   環境対策課長と議長、副議長に、コピーを持参しました。
23日の町長との面談はこれからの方向性を感じ取る重要な1時間に
  なります。 一人でも多くご参集ください。
   <<23日(木)午後1時15分 役場1階ロビー集合>>

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【岩手日報 2/19 朝刊 北上の産廃処分場問題】
<< 環境保全協定書案を承認◎地域住民今月末に調印 >>
北上市の民間業者が産業廃棄物最終処分場を計画している問題で、
地区の住民は18日、住民側と業者との間で交わす環境保全協定案を承認。
当初、住民側は反対運動を展開してきたが、公害防止のための住民要望を
協定書に反映させることで譲歩。
今月末に協定書の調印が行われる見通し。

協定案の内容は、
○し試験田を設け、業者が土壌汚染検査を実施する。
○処分場への立ち入り調査などを、住民が自由に行える。
○協定に違反した場合、住民が操業停止など必要な措置を求めることができる。
ーーなど。
原案は住民主導で作成され、要望が最大限盛り込まれた。
建設が予定されているのは安定型処理場。
予定地は同市湯沢の山林で、敷地面積約3.4ヘクタール、
うち約1.3ヘクタールに、県内で排出された廃棄物を埋める。

イーハトーブ通信No.158:県からの回答メールと再提言

2006年02月21日 | 現在の課題「九十九沢最終処分場」問題
こういう長ったらしいものは、書くほうも気が引けますが、
大事なんです!
環境を守る大局的な活動もそれはそれで大切。
しかし、足元で起きている火の手をまずは消さなくてはなりません。
それを通して地球や地域の環境も守られると思うのです…。
この会のお役目はそこなので。

岩手県知事 増田 寛也 様 
 ようやく少し春めいてきた今日この頃です。
さて、先般、雫石町九十九沢(つくもざわ)に設置されてる最終処分場譲渡の事前協議つきまして、提言メールを送らせて頂きまして、昨日20日、担当の資源循環推進課担当者より回答メールが送信されました。
この回答はあまりに「マニュアル通り」で、具体的な運用姿勢に欠けると思いましたので、再提言と質問のメールを同日のうちに送信致しました。
ここに、担当からの回答および、当会からの質問と再提言を改めて送信申し上げますので、
知事並びに関係各位のご判断をお願い申し上げます。

なお、現地近くの住民の多くは、現在でも、最終処分場があること自体知らなかったり、どのような処分状況なのか、全く中を見たこともないという方が多く存在します。
この状況だけでも、「住民説明」がいかに不足しているかが判ります。

再提言を検討していただき、運用マニュアルの弾力的な住民サイドに軸足を置いた「譲渡」の指導手続きが行われますよう、お願いいたします。

=======================
(岩手県資源循環推進課 担当者からの「回答」メール)2月20日付 

今回の譲り受けに関する事前協議は、循環型地域社会の形成に関する
 条例(以下「循環条例」)の規定に基づき所要の対応が実施されております
 ので、循環条例の規定に基づき適正に審査を行います。

(1) 協議者は、循環条例の規定に沿って、生活環境に対する影響を勘案
    し、地域住民の他、放流水の放流先水路等の管理者に説明を実施
    しており、県として、対象者を拡大した事前説明を指導することは予定
    しておりません。
(2) 事業拡大や中間処理施設などの新設にあたっては、新規又は変更
    事業として循環条例に基づく事前協議が必要となります。
(3) 廃棄物処理法の規定により浸透水等の水質検査が義務付けられて
    おります。
  (4) 協議者と自治体との話し合いは、循環条例の手続きの中で、市町村
   (自治体)から意見を求め、協議者に通知することなどにより実施されて
    いることから、ご提言いただいた主旨を包含していると考えております。
                  担当:資源循環推進課 資源循環担当(菊池)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(質問と再提言メール)2月20日付け発信
岩手県知事   資源循環推進課 課長  資源循環担当  宛て
   
九十九沢地区に設置されている最終処分場の譲り受けに関する
意見等に対しての回答について、質問、及び再提言
(●印=質問    ◆印=再提言)
                 
本日、回答メールをいただきましたが、この回答は単に、県庁職員内部の
マニュアルである「運用に伴う留意事項」が記述されているに過ぎません。

わたくしが提言したのは、「マニュアルにどのように書いてあるか」を求めたの
ではなく、譲渡対象施設の事前協議申請内容が、「同条件の継承と言えない」
ほどの現実があるからゆえに、循環条例の県民の健康と安全に寄与する
という理念にのっとり、マニュアル通りではない対処が必要であると考え、
意見や提言をしたのです。
  
特に次の点を確認または質問(●)及び再提言(◆)させていただきます。

                      記

> (1) 協議者は、循環条例の規定に沿って、生活環境に対する影響を勘案
> し、地域住民の他、放流水の放流先水路等の管理者に説明を実施しており、
 県として、対象者を拡大した事前説明を指導することは予定しておりません。

●①事前協議必要書面中、雫石町には【様式第10号(1)廃棄物処理施設等
   設置等周辺生活環境調査結果書】が来ていません。設置自治体および
   住民に必要な情報だと思いますが、なぜですか。
    (かぬか注:土地の利用状況・既存施設分布図・使用道路の状況・ 
井戸湧水の分布・水路の状況など)
 ②「地域住民」が半径500m付近として戸別訪問で5世帯の「事前説明結果」
   がでていますが、「地域住民=最終処分場にあっては半径500m」という
   科学的な根拠は何ですか。
 ③焼却施設においては半径300mでも、「生活環境に対する影響が及ぶ
   範囲」として最大着地濃度出現距離など個別事案に応じ事前説明の
   対象範囲拡大可能となっていますが、最終処分場は「生活環境に対する
   影響が及ぶ範囲」の具体例がマニュアルに記載されていないのはなぜ
   ですか。
 ④放流先水路等の管理者に説明を実施しており…と記していますが、
   「事前説明対象者一覧」および「事前説明結果」にはありません。
   なぜですか。
 ⑤自治体からの意見(その他参考意見)中に、<地域住民の理解が必要
    不可欠。事業展開の前に改めて地域住民への説明を指導されたい>
    と記されていますが、担当課としてはどのように指導するおつもりですか。
    単に、事業者に通知だけですか。(予定がないなら予定するべき)

◆(再提言)(要望)
 県として、対象者を次のように拡大した事前説明を業者に指導して下さい。
 具体的には、雫石町の公民館などを会場に、最低限でも、九十九沢、町場、
 矢櫃(やびつ)の三行政区、及び、つなぎ温泉地区に個別にチラシなどで
 説明会案内を行うこと。水利関係者などには別途通知して説明を行う。


> (4) 協議者と自治体との話し合いは、循環条例の手続きの中で、市町
>   村(自治体)から意見を求め、協議者に通知することなどにより実施されて
   いることから、ご提言いただいた主旨を包含していると考えております。

●① 当会から申し入れを行った際、手続き上「同条件での継承」
    との説明でしたが、県庁がいうところの「同条件」とは「安定5品目」と
    「譲渡者が得ている許可容量の残量」の2点でしょうか。
    ほかに「同条件」があれば示して下さい。
 ② 「同条件での継承」とは、意見を出す自治体住民から見れば、それまで
    適用されていた「公害防止協定」も含めての継承が「同条件の継承」
    と受け止めますが、それは間違いですか。
    間違っているとすればどこですか。
 ③ 事前協議書面中には譲受けには添付する必要がない、様式第14号
   「最終処分場計画書」「配置平面図」「埋め立て平面図」が提出されて
    います。なぜですか。
 ④ 廃アスベストの特別管理産業廃棄物でないものや特別管理でも
    溶融スラグ化されたものは、本処分場埋め立て対象廃棄物に入り
    ますか。  入るとしたら5品目の内のどの種類になりますか。
    その性状はどのようなものですか。
        
◆(再提言)
譲り受け又は借り受けの事前協議に際しては、様式第7号の事前協議書<第2面:維持管理に関する計画>の枠内に、「自治体もしくは地域住民との協定がある場合の協議内容」という項目欄を設けること。

<市町村(自治体)から意見を求め、協議者に通知することなどにより実施されていることから、ご提言いただいた主旨を包含していると考えております。>との回答でしたが、「主旨を包含」という曖昧としたものではなく、再提言のように、具体的に項目として様式に追加するよう、実務上の改定を検討のほど、お願い申し上げます。     以上

リーダーの資質

2006年02月19日 | 雫石便り&Sumireの花の郷便り
カルロス・ゴーン」==あの、日産のふと眉の社長です。
昨夜、寝る前になんとなくテレビをつけて出てきた番組
今朝新聞で見たら、『サマステ5(香取真吾司会)』というのだそうな。
サブタイトル:
<<社長必見!日産をよみがえらせた丸秘経営術>>

Sumireは実はゴーン社長に「ある先入観」をもっていました。
<ルノーからきた欧州仕込みの経営手法は日本にはなじまない。
 大量リストラがはじまるぞ。。。>
テレビは「良いとこ撮り」&「結果良しですべて良し」の部分あり。

それらすべて差し引いた上で、どうしてわざわざ「通信」に書く気に
なったのか・・・。

会社経営のみならず、自治体経営にこそ当てはまる

ルノーからあてがわれた社長ではなく、いまの日産会長が彼を見込んで
逆指名で社長にしたそうな。

======印象に残った彼の言葉の一端======
   (思わず枕もとの紙に走り書きしました)

経営者にビジョンがあれば! 
◎日産には現場に「やる気」はあった。それを活かせないでいた。
◎日本の会社全般にもいえるが、「責任転嫁」思考がはびこっていた。  (車が売れないのは現場管理が悪い/現場では営業の責任だ/
   新車開発してもたらいまわしの挙句に似ても似つかないほど変更を
   余儀なくされるような『無難』を求める体質/
   結果、ダサい車の代名詞となって結果として売れない・・・・)
◎旧日産だけでなく日本では「変化」が嫌われる。
◎「多様性」が強みだと思われていない
◎日産では「顧客」が中心に置かれていなかった。
◎成功する会社とは⇒「透明性」があること・ビジョンをもって社員の
              動機付けができ、活かされること。
◎最後に、好きな言葉をひとつだけ挙げるとしたら?===「透明性

============================
日本中~世界中の車を社員が実際に乗れるように集めたそうな。
日産が一旦生産中止にしていた往時の名車「フェアレディ」の再開発。
役員会はその現場で行うことが多かったそうな。
とにかく「現場」をよく歩き、書面で上がってきた事柄ではなく、現場の
働き人から直接意見を聞いている場面。
「とにかく働きやすくなった」という社員たちの印象。
朝6時半には出社、米国との国際会議もテレビ会議でざっくばらんに
はじまる。。
「わたしの良いとこだけをうまく編集してくれて・・」と彼自身の番組評。

~~~~~~~~~~どうですか?皆様
「顧客」を町民と置き換え、「社員」を役場職員と置き換えると
『そのまんま』当てはまりませんか?

経営感覚が足らない・・・とは、わが町でもよく言われる話。
しかし「経営感覚」というと「金銭出し入れ」的な面ととらえる向きが多い。

日産は6000億円ほどの赤字を
たった1年で黒字にもっていったのでした。
原動力は、『ビジョン(心に描く像、ゆめ・未来像・展望・見通し)』を持ち、
       顧客を中心において、社員の声に耳を傾け、形式的ではない
       力を活かす。』
日産そのものに、そのような隠れた(蓋されてしまっていた)能力があったのでしょう。


カルロス・ゴーン・・・米国留学中のむすめさんは「父に愛されていると感じて
            いる」と。
            テレビだけの場面に限れば「社員の悪口をいわない」
            ことも感心したひとつでした。

 「よだんとへんけん」が心地よく覆され、
             今朝は早く目覚めることができました。            

イーハトーブ通信No.156:世話人会報告

2006年02月18日 | 世話人会発行「イーハトーブ通信」を読む
冬のオリオン座を見上げるのが好きです。

「世話人会案内」にコメントを寄せて下さっていた「ジャイ子」さんのBlog<じょっぱり>
「出会い」ってふしぎですね…
実際にお顔を知っているわけでもないのにじんわりと伝わるものがあります。
毎日載っている「詩」の数々・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~
さて、世話人会の報告です。
<<九十九沢の件>>
■守る会世話人会として、町長に面談と、盛岡舗道に九十九沢最終処分場
   の見学を申し入れることになりました。
   ●町長面談は2月中に。
   ●処分場見学は「現在可能ならいつでも&雪が融けてから再度」と、
    現時点で許可を得ている盛岡舗道へ直接電話と環境対策課長経由
    で「見学申し入れ書」を提出してみます。
 
■県からの情報開示は3月6日(月)もしくは3月8日(水)の午後に実施され
    ます。
 ・町と同様に「排出業者」については黒塗り開示になるような気配濃厚。
   やはりそうであったなら、県に対しても「不服申し立て」を行います。
 ・たしか岩手県は、青森の県境産廃問題で、埋め立て業者だけでなく、
   廃棄物を出した会社や病院なども公表して費用負担責任をとらせた
   ことがありましたよね。
   これは「違法行為」だったからなのでしょうか?
 ・しかしやはり、ここでも守るべき県民町民の健康と安全な暮らしよりも
   業者をかばう姿勢が感じられてなりませんが、いかが思いますか?
 ・ましてや既報のように、アスベスト処分が高騰し、処分場が足りなくなり
   溶融固化すると「飛散性アスベスト」も特別管理ではなく「普通の産業
   廃棄物」として安定型処分場に埋め立てられるわけですから、
   「九十九沢」の将来への心配がこの件でも増えるというものです。
  この懸念が「取り越し苦労」に終わることを願いつつ。。。
●…そんなこんなを、直接町長と面談して対処策を聞いてみることに
  致しましょう。(日時は追って連絡します。)

・・・・・・・・・・・・

<<しずくいし銀河の森について>> 
「地域環境保全等用地土地利用計画策定検討委員会」公募委員を町が募集

・こういう「委員会」でたった2名の住民委員でなにができるか・・・について
  喧々諤々・・でして、「委員会」のまえに、もっと町の方針を打ち出して、
  「委員会」ではなく「検討会」とかワークショップ式で町民の声を吸い上げる
  手法をとるのがよいのに・・・など等。
  コメント欄のご意見も紹介しながら、とにかく誰か応募しよう!ということに。

<Sumireのひとりごと>
なんでもかんでも「委員会」開けばいいってもんじゃあない!
「夢ある方針」だったら、最初に打ち出せる裁量を示すのが「りーだー」っつうもんだろーが!

◎◎注◎◎
しずくいし銀河の森について『森を森として…』という表現についてひとこと

現状の「山林」地帯は、もう20年近くも手を入れていないため、見学してお判りのようにとっても荒れています。地面は笹で覆われて風倒木があちこちにあったり。
そのままの状態を『森は森として残す』と言っているのではありません。
間伐、除伐は必要でしょうし、その為には樹木調査をして、将来の『森の構想』をちゃんと描かなくてはならないでしょう。
そこに「ゆめ」や「未来へどんな形で残したいのか」などをわきまえた上での
『森を森として残したい』なんです。
九州地方には「照葉樹林」というのがありますね。

ご意見、ご提言をひきつづきお寄せくださいませ♪

森を森として守りたい:::に寄せて

2006年02月13日 | 「しずくいし銀河の森」
皆様  (No.155:2006.2.13)

岩手県は「環境立県」「自然豊かで厚い人情」「おいしい海山の幸」・・・・
を看板に掲げていますね。
同じ「いわて」と一口に言っても
葛巻町と雫石は、おなじ「酪農が盛ん」といっても中身は違います。
おなじ「山間の町や村・・」もそうですね。
この『違い』はどこからくるのでしょう。。。
この『違い』の意味するものは案外、お金と物質先行の暮らしぶりよりも
実はすばらしいものがあるんだ、しかし、その渦中で暮らしていると
気づきにくい・・・そんな暮らしの原点と、村や町の「価値」のようなことを
考えさせてくれます。
そのキーワードは ===⇒  <<<<ひと>>>>!

三陸の海が放射能で汚染されるかも!・・・お役人は不都合なことには
目をつぶってしまいがちです。
取り返しがつかないことなのに…。

雫石は、いわてのほかの中間山村からもっと様々な『足元の素敵さ』を
学び、育てていかなくてはならないでしょう。
そんな思いにさせてくれた、メールお便りのひとひらです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<<しずくいし銀河の森:森を森として残したい・・・に寄せて>>
★関東在住のイーハトーブ通信読者氏より(2月5日)★

ご承知のように山形村は、3月に久慈市と合併し、消滅する運命にあります。
しかし、6年前より村の資源である山林と村人の技術を活かして、
子どもたちの自然体験学習を村の産業に育てようとバッタリーキャンプを
企画、試行錯誤しながら努力を重ねてきました。
何年か前には盛岡駅を会場にして、キャンプの模様を撮影した写真展を
開催したこともあります。
小さい活動ですが村の人たちの理解も得て一昨年には、宿泊棟が8棟
完成、村の受入体制も整いました。

昨年は学習院の中等科の生徒が約350人、「森を育てる」をテーマに
修学旅行に参加しました。
私も彼らと一緒しましたが旅行日程の最後の日、平泉に移動が決まって
いましたが、多くの生徒は「このまま山形村に残りたい」
と先生を困らせる場面もありました。
学習院は八幡平に校舎も持っているわけですから、岩手の自然に関する
知識は相当なものと考えられ、何をやっても八幡平と比較される訳ですが、
参加した生徒の判定は圧倒的に山形村が評価されました。

森づくりは、下草を刈ったり、間伐をしたり、地味で重労働ですが
「おにぎりがこんなに美味しいと思ったことはありませんでした」と何度も
繰り返していました。
遊園地でお金を支払っての楽しみではなく、汗を流し、どろんこになりな
がらの労働に歓声を上げ、素直に喜べる若者もいることを教えてくれました。

おかげで、山形村は、久慈市と合併いたしますが、このプロジェクトを推進して
きた”ふるさと振興課”は名称は少し変わるようですが、そのまま引き続いて、
その任務を引き続くようになりました。

人に感動を与えるのは、建物や施設ではありません。
「最大の観光資源は人である」と私はいい続けています。
特別な時間を作っていただいた村長と助役と、一緒に汗を流してくた職員に
感謝しています。久慈市になっても自然も人も変わる訳ではありません。
元気になれば、一番先に山形村を訪ねたいと考えています。
・・・・・・

世話人会行います★どなたでも歓迎です。

2006年02月09日 | 世話人会発行「イーハトーブ通信」を読む
2月16日(木)午後5時半~9時まで・中央公民館1階幼児室

♪小岩井の雪まつり…寒さのなかで「いわな焼き」や「焼きとうもろこし」
に精出している見知ったお顔が!(~0~)♪おいしいよ、行ってみてね。
明日は花火大会…「今年の雪まつりは毎日が花火」が売りですが
「うまっこやべごっこや熊たちはおちおち寝てられないべなあ」
と、寝るのが好きな連れ合いが申しておりまする。。(*_*)。。

さて、世話人会を行うことになりました。
久し振りですが、この間のさまざまな件と、
守る会として何をどのように出来うるか、について話し合いますので、
どうぞお忙しい方も暇な方もできるだけ沢山集まって下さいませ。
できれば、西安庭地区の知り合いや地区選出の町会議員、
  関心がある方、などに呼びかけをしてみて下さい。

2月16日(木)午後5時半~9時まで・中央公民館1階幼児室  
  (早く始めて早めに終わりたいと思います。道路凍結が心配で)
  (猛吹雪などの天候で変更もあり得ますが、朝のうちには連絡します)
  中央公民館 幼児室にて

●九十九沢関連が大きなテーマですので、
 ・事業者が行うことになっている「住民説明」とは?
 ・開示請求していた最終処分場の内容について「継承」って??
 ・町長と環境対策課長へ懇談会申し入れについて検討
  
●町としての「意見」は、それなりに評価しますが、
 なんだか具体的に動いてはいません。
 やはりここでも『町長次第』なのです。

拝啓  岩手県知事 増田寛也 様

2006年02月08日 | 現在の課題「九十九沢最終処分場」問題
岩手県知事 増田 寛也 様

懸命の県政立て直しに、感謝と敬意を表しております。

雫石町民として前述の件でホッとしたのもつかの間、御所ダム上流
域の九十九沢(つくもざわ)に平成4年から開設してあった産廃安定
型最終処分場が譲渡されることになり、新事業者が昨秋来「事前協
議」を申請しております。

資源循環推進課では「事業の継承であり同じ条件」
という話でした
が、実態は、許可容量の93%にあたる約5万立米を5年半で埋め立
て、さらに、旧所有者と雫石町との公害防止協定の眼目である、<自
社関連物と町内発生物に限る>とされていた内容が、今回の事前協議
では県内建設業者が排出したものを埋め立てると申請されており、
実際は新規処分場に匹敵する内容となっています。
そして事前協議申請書類の中に新規申請書面も含まれています。

新旧事業者からのこれまでの公害防止協定にかかわる事前相談など
は、雫石町には一切ありませんでした。

自治体と事業者との間で締結していた協定内容は、何にもまして優
先的に協議されるべき事項のはずです。
許認可権をもつ県が事前協議書に基づいて譲渡許可および営業許可
を出してしまえば、その前後に自治体が旧公害防止協定の根幹を成
す部分の踏襲を望んで業者と話し合っても、「許可を得ているから」で
片付けられてしまいます。

町が自治体の意見照会で回答した意見概要は次のとおりです。

① 御所ダムの上流域であるので産廃処理場建設は賛成しかねる。
  また、事業拡大や新規事業などにも賛成しかねる。
② 地域住民の理解が必要不可欠。十分な住民説明を指導願いたい。
③ 旧公害防止協定をもとに、新たな防止協定を締結する考えである。

よって私たち雫石町民は、次の点を実施しないうちに譲渡許可を出
さないことを岩手県に対して強く求めます。

(1)半径500mの運用規則にとらわれない地域住民説明会の実
施を必ず業者に対して指導する。
(2)今回の件は設置自治体のみならず、予想搬入路のつなぎ温泉
街や、盛岡市水道局、御所ダム水源を利用している下流域の人々に
広く周知させ、意見を求める必要がある。
(3)事業拡大や中間処理施設などの新設には、御所ダム水質汚染
予防の観点から、すべて新規事業として十分な手続きを行うこと。
(4)今後は、水質および土壌などの検査はクロスチェックが出来
る体制を確立すること。
(5)「継承」は、これまでの公害防止協定内容について、あらかじめ
   十分に自治体と譲受予定者が話し合うシステムを、事前協議
手続き中に設けること。

御所ダム汚染の未然防止は、北上川下流域全体の問題であり、
水資源は岩手県の大事な財産でありますので、
知事ならびに、担当部署のご尽力に期待しております。

くれぐれも、自治体や住民と事業者との相互理解を経ずに、許認可
を下さないよう、伏してお願い申し上げる次第です。

平成18年2月8日   イーハトーブ雫石を守る会

イーハトーブ通信No.152:あれから一年…

2006年02月07日 | 世話人会発行「イーハトーブ通信」を読む
皆様  (No.152  2006. 2.7 

昨年のちょうど今日でしたね。

第一次署名 1230名を以って、30人近くの町民みんなで町長室に入りました。
「町長室に入るのは代表者5~6名にしてほしい」と総務課から伝えられましたが
「はい、あなたのお役目として聞いておきます」と私は答え、
皆さんには 「町長室は町民の部屋です。入って、と言ったら
即、皆さん入ってください。立ったままでいいのですから全員が入ります。」
と伝えました。想定のマニュアルを考えていたわけではありません。

暗黙のうちに、ある種の「覚悟」のような気配が、あの時集まって下さった
皆さんから感じられたのでした。
<なんとか止めてもらいたい。この町民の意思は固いんだ!>
皆さんの表情から、集まった全員の意思表示として町長に伝える必要を
瞬時に感じたのでした。

あの時の町民有志の固い意志表示が、その後の「流れ」を決定付けたと
いまも私は思っています。

2月20日に、町民が混同した「小岩井バイオマス施設の説明会」
  21日に、守る会主催の「溶融炉ってなんだのす」講演会
  22日に、マイトリー社事業説明会
  23日に、岩手県 環境影響調査技術審査会

1月13日から 『知っていますか?』ビラを撒きはじめ、
  18日に  盛岡タイムスが初めて新聞報道
  19日から 署名活動開始・岩手日報報道
  26日に  佐藤先生をお願いしての勉強会
  30日に  花の郷で世話人会発足の集まり
そして2月7日、昨年の今日に、目標の4倍の1230名の第一次署名を
町長~マイトリー社~県庁と回って手渡しました。

県庁では席上、札幌からの提言メール全文を読み上げました。
『この計画は、雫石町のみならず岩手県の自殺行為に等しい』と

あれから一年・・・・・

雫石役場からはいま、「後期総合計画案」とやらが出てきていて、
パブリックコメントを募集しています。

【河川等の水質汚濁の防止に努めます】
【循環型社会をつくります】
【すばらしい自然環境を守ります】
【人をひきつけるうるおいのある景観のまちをつくります】・・・

美辞麗句に終わるか、具体的にとりくめるか、
主体者の町民として、しっかりと『『『協力』』』していきましょう。

九十九沢問題や、88ヘクタールの保全、町の環境条例策定に
どのように具体的に反映されていくのか===
町民としての正念場はこれからだと思えてなりません。

 
1年後の今日、しずくいしは しんしんと雪が降り続いています。
              嘉糠 くに子