岩手山麓景観形成重点地域を守ろう ★『イーハトーブ通信』

野生サクラソウ大群落を潰し岩手山麓の環境を破壊してきた旧町政。産廃問題に端を発した岩手山麓『誘致公害』の記録

昨年起きた産廃溶融炉問題の意見書はそのまま通用する。

2006年10月31日 | 「しずくいし銀河の森」
昨年、小岩井農場隣接地に民間企業によって産業廃棄物溶融炉計画が出された時、即座に私たちは「イーハトーブ雫石を守る会」を立ち上げ、第3次までの署名活動を行い全8ページに亘る意見書を、環境大臣、県知事、副知事、それに中屋敷雫石町長に対して提出した。
今年4月(産廃計画が計画中止となってからわずか4ヵ月後)岩手県内林業会社によってLVL工場(厚手の合板工場)が、産廃計画土地の町道をはさんですぐ西隣りに誘致されようとしている。その規模13ヘクタール。賃貸額は丸秘のまま。紳士協定さえも結んでいない。(注文をつけて他所へ逃げられたら困るから)

一貫して私たちが伝えていることは、
「昨年の出来事から学んでほしい」という一言に尽きる。

企業はこれまで、調査費やコンサルタント委託費、その他相当の準備費用をかけているだろう。
しかし、今後は、他の地域よりも環境保全や環境安全対策の設備費など一層の経費がかさむことになる。

昨年の出来事から学んでいれば、町はまず、工場の中身を調査し、排出される可能性がある大気汚染物質や化学物質などが、法基準以上の環境保全の観点から点検する作業と、生息する貴重な動植物の保護対策が先決であったといえる。
しかし町長は、具体的な質問に住民説明会で回答すると言って面会も3度に亘り拒否し続けた。そして、説明会は質問者の挙手を封じて強引に閉会した。
この強引とも言える誘致手法によって、得をするのはだれか。
企業だろうか。いや、見込んでいた設備費以上の経費と継続した調査費が膨大になるだろう。松くい虫対策で、原木の搬入さえも予定通りとは行かなくなる可能性も出てくる。
雇用確保で活性化を期待する地元だろうか。いや、紳士協定さえも締結されずに進められているこの誘致は、言葉で言うほど安定した収入をもたらす就労者確保にはおいそれとはなるまい。
税収ほか、町の収入だろうか。いや、土地の賃貸額も公表をはばかりながら格安で誘致して、減価償却と設備耐久期間までの向こう何年、安定した税収がみこめるだろうか。3年間条例により固定資産税分5600万円(年)3年間は実質免除となり、事故や大気汚染などによる被害が現実となった場合、全体の損失は計り知れないし、現状復帰を賃貸条件にするのは当然としても、現実的には税金を使うことになるだろう。
設備投資をする資金元は、営業成績によって償還を考慮してくれるはずはないのが普通だ。

下に、昨年の意見書の抜粋を載せてみよう。

「学んでさえいれば…」企業の英知と、町のリーダーとしての判断を下すのは先に伸びれば伸びるほどにっちもさっちも行かなくなるだろう。

9月議会において町長は次のように答弁している。(町議会便りより)環境面で以前の産廃溶融炉の時の話とは違いがあると思っているが、いくらいい企業と思っていても害が大きく、環境の危惧される企業であればお断りするということにもなる。』昨年の産廃問題の時、町長は「県と企業とのパイプ役でしかない」「焼却量90トンは第1種環境アセスメント逃れであると思ったので、フルアセスが必要だと町の意見として提出したのだ」と語った。
倫理観のある企業人なら、自然景観を町の宝とする真のリーダーなら、いまこそ英知を発揮するときである。
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<昨年3月の産廃溶融炉計画時の守る会からの意見書抜粋>

地方自治体首長としての雫石町長の責務について

地方自治法第2条3の1に定められた基本原則を記すまでもなく、住民及び滞在者の安全、健康及び福祉を保持することは、自治体とその首長に課せられた責務の基本であります。
特に生活環境と自然環境保護のためには、「情報の共有・説明責任・協働・予防の原則・住民参加」が基本であり、加えて、「施策の基本方針」と「環境基本計画の策定」がこの基本を以って十分に実行されなければ、町民と観光客を含む滞在者の安全、及び健康と福祉を保持することは出来ないのであります。今後、岩手県回答にある意見聴取や、関連諸法にのっとった手順を踏む際に町長は、これらの地方自治の基本を常に念頭において実行するよう切望します。

岩手県及び雫石町に対する意見及び要望:まとめ 
  (雫石CC=産廃溶融炉雫石クリーンセンターの略)
① 自然環境及び生活環境の保全上、雫石CCについて、徹底した環境アセスメントを実施するよう、業者に対して指導すること。更に、環境アセスメントの結果次第では、雫石CCの建設申請を不許可とすること。

② 雫石CCだけではなく、表記周辺土地に関する開発計画案が提出された際にも同様の措置を講ずること。

③ 調査の際、既存の動植物生態系を破壊しないよう、アセス調査前にも周辺住民の聞き取り調査などを実施し、アセス手法にも問題がないよう常に監視すること。

④ 生活環境影響調査に関しては、住民に対しての十分な説明責任と情報の公開と共有が為され、健康被害については特に綿密な事前調査と、万一の事態に備える企業責任の所在を明確にすること。

⑤ 本計画予定地から1kmの地点には「化学物質過敏症」の家族が居住しており、仮に建設が実行された場合、生命にかかわる重大な事態の発生が予測され、且つ他の住民へも大きな健康被害が予想される。この家族は、化学物質でショック症状(急激な血圧低下などを起し意識がなくなる。適切な治療をしないと死に至る。この患者の場合、有機リン系の化学物質とベンゼン環を含む化学物質を同時に吸入した時にはかなり危険性が高い。)を起こす危険性が大きいことから、排気ガス中のこれらの化合物含有予想量を即急に提示するよう、業者に対して指導すること。
 尚、化学物質過敏症は、有害物質に大量に、あるいは微量でも長期間にわたってさらされた結果発症する疾患であり、誰でも発症する可能性がある。特に子どもたちは体の大きさの割に呼吸量が多いため注意が必要である。呼吸から入ってきたものは、直接血液の中に入って全身に運ばれる。雫石町は、緊急時の避難対策も含めて近隣の学校の関係者にも建設計画について明確な説明責任を果たすべきである。

⑥ 「ダイオキシン類対策特別措置法」では、調査研究を推進し、研究結果によって対策を講ずる、と規定されていることから、雫石CCの稼動による排気ガス中のダイオキシン類(塩素化ダイオキシン・臭素化ダイオキシンなど)と他の内分泌撹乱作用のある物質(環境ホルモン)全てについての予測データを早急に提出させること。合わせて、計画地の土壌、隣接沢地の水質並びに大気中のダイオキシン類の測定を事前に住民に公開する方法で行うよう業者に指導し、且つ下記協定に明記すること。

⑦ 建設計画が申請され協議されるに当たっては、上記物質類の協定値のみならず、定期的な点検、不具合、故障、事故などの監視体制についても、公共事業にも劣らない手法で十分に実施することを盛り込んだ公害監視防止協定を事前に締結するよう県は雫石町に対して指導を行うこと。
また、この協定締結にあたっては、排ガス濃度規制値を盛岡市や滝沢村などの公共焼却溶融施設の基準値以上に厳格に設定し、定めのない重金属類及び内分泌撹乱物質についても明記し、これらの検査費用は業者負担とすること。

⑧ 本計画には「公共性」が認められないことから、万一、営業不能になった際には、民間所有地における民間企業の営業とはいえ、土質、及び水質などを含めて原状に戻すべき項目を盛り込み、その費用はすべて実施した企業(親会社を含む)が負担し、公費負担は行わない旨を覚書として締結したのちに着手するよう指導すること。

⑨ 具体的な企業責任として、2月22日開催された業者説明会において説明された焼却溶融のシステムフロー図を翌日23日の岩手県環境影響調査技術審査会においては固形物は溶融炉に入れないと明言し、一夜にして図面を差し替えると発言した雫石CC設置申請企業は、そのシステムの安全性と管理責任上の資質が問われることは疑いの余地のないことである。
それゆえ、このプラントの安全保障上から、明確なシステムフロー図及び「マテリアルバランスシート」(物質収支対照表)を町民及び県と町に対して早期に提出するよう業者を指導すること。又、今後岩手県は第一種第二種事業についてマテリアルバランスシートの提出を義務付けること。

⑩ 雫石町は、地球温暖化防止京都議定書による二酸化炭素4%削減をまず達成し、さらに長期にわたる対策を町及び町民が協働して地球温暖化防止を着実に進めていく必要があることから、この具体策を示すこと。

⑪ 表記周辺地域の今後の利用計画について、全国各地で展開されているところの「エコタウン」またはそれに類する産業廃棄物施設関連熱再利用を含めた構想は、景観保全の観点からは言うに及ばず、本意見書に記したすべての見地から、これに反対する。
雫石町は、表記周辺地域(約90ヘクタール)を町として取得ののちは、地方自治法の基本にのっとり、滞在者も含めた町民の健康と安全を確保し、福祉を標榜するに値する利用のデッサンを、広く住民および周辺企業と情報を共有しながら構想を描き、広く住民参加の下で立案すること。

⑫ 景観・環境形成のための国土利用のあり方を国政レベルにおいて提言していくためにもまず、岩手県に於いて「美しい県土の形成と保全に関して強制力のある」法整備を実施するよう、早急に検討に入ること。又、環境省も同時に国として、この法整備の検討を行うこと。

⑬ 岩手県は指導監督責任上、雫石町に対して地方自治法の基本にのっとり、町民に対して十分な説明責任と情報公開をするよう、指導勧告すること。

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イーハトーブ通信:号外:

2006年10月23日 | 世話人会発行「イーハトーブ通信」を読む
イーハトーブ通信:号外その2(2006.10.22)

★町長選挙の結果★
(通信読者には町外~県外の方も多く、皆さん気にしてくださっていますので
  号外として流します。)
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中屋敷 十(たてお)氏(現職)・・・・・6,021票
深 谷 政 光  氏 (新人) ・・・・5,436票  (その差585票)

雫石有権者総数         15,672名
投票数               11,527票(投票率 73% 4年前80%?)
有効投票数            11,457票 
無効票                   70票
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★雫石町民の「民度」が問われた選挙でした。
  結果、町民の2分の1近くが、現町長に「NO!」を示したことになります。
  「無名」に近いゼロからの出発でしたが、静かに、しかし確実に輪を広げ、
  若い女性や小さな子供を持つ夫婦が家族で総決起集会に参加・・
  これまでの政治集会にはなかったことでした。
  
★ この結果は、今後も、LVL工場の強引な誘致手法に関して、安全面の
  問題点などについて、これまでにも増して、現町政に物申さなければ
  ならない事態が続くことでしょうけれど、覚悟してがんばりましょう。

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クボタリテックス 撤退を正式表明(岩手日報)
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2006/m10/d22/NippoNews_4.html
(北上市の産業廃棄物溶融炉=昨年のマイトリー社計画と同タイプ同規模の産業廃棄物溶融炉(表面溶融炉・90トンクラス)が相次ぐ不祥事のため事業完全撤退!!)


『去年のマイトリー溶融炉が建たなくてほんとうに良かった!』
『学んでほしい雫石町。建ってからでは遅いんです!』
『去年、見学に行って、たいしたきれいでいいもんだ、といった町議さん、
見かけだけでは危険性はわからない。ちゃんと調べないとね!』

『マイトリー計画中止からたった4ヶ月後の合板工場強引誘致!』
『産廃溶融炉のダイオキシン、重金属類、酸性雨原因となる窒素酸化物などに加え、今度の合板工場は、ホルムアルデヒドなど化学物質の危険性』
いまだに「紳士協定」さえも結んでいないのはなぜなのでしょうか?
これでは安全な高基準の公害防止協定や、そのための設備対策などはどうするつもりなのでしょう?
企業だって困りますよね、
あとになってから、あれもこれもと注文つけられても…。
先に、必要な設備対策費や、検査費、追跡調査費などを十二分に確保しておいてくださいね。
法基準だけではダメなんですよ。

雫石町が輝くために

2006年10月14日 | 「しずくいし銀河の森」
このBLOGは、
昨年、岩手県雫石町の小岩井農場隣接地に産業廃棄物溶融炉が民間企業によって計画された時、十分な住民説明と町の景観・おいしい空気と水と安全な暮らしを守るよう求めて署名活動を行った町民の会の活動を中心に現在の問題を書いている。
計画の発覚後、町民の任意団体「イーハトーブ雫石を守る会」が発足。
雫石の大切な宝である「自然環境」を大切にしようと訴え、町民や盛岡市民だけでなく広く全国からの声を署名として集めてきた。

雫石の未来のために、守りたいと願った「自然環境」とは、
このあたりに生息する希少野生動植物の生息環境を守ること
小岩井の水源涵養林への影響を最小限にくいとめること
岩手山麓景観形成重点地域であるこの地域の宝は「イーハトーブの風景」であり、
景観の良さとは、水と空気のおいしさもふくめたもの。
これらが、ひとりでに、人間が住む生活環境を大切にして暮らしやすく訪れる町外の皆さんにも喜ばれることであること
それらは住民の健康の土台であり、未来へ残し受け継いでゆく大切な宝なのだということ
化学物質過敏症の人も住める環境ということは、貴重な住環境なのだ。
「住環境の良さ」「自然環境のよさ」は、この地域のアクセス状況のよさもあいまって、「資産価値」としても高くなり、
「住んでよし、訪れてよし」の地域(町)になることにつながる…

これは、この長山地域だけの活性化の底上げにとどまらず、雫石町全体の価値をも高め、岩手県内のみならず、広く全国に誇れる町であり続けるための基本中の基本なのだという思い。


しかし、産業廃棄物溶融炉計画が、環境アセスメントが必要という知事判定が下されて、その経費と時間がかかることから事業計画は中止。
ほっとしたのもつかの間、
中止からわずか4ヵ月後に、今度は産廃計画地だった場所のすぐ西側の町有地に、合板工場を町は誘致してしまった。それも、何の環境対策も自然保護対策も示さないままに。
『法基準さえ守ればよい・法にふれなければ良い』・・・
この強引さを押し上げるものは一体何なのだろうか。。。



昨年の出来事から、町は何も学んでいなかった。

産廃溶融炉問題のときと今度の合板工場の強引な誘致問題と共通するのは、
住民との協働を町の自治の基本と看板を掲げながら、溶融炉のときも今回のLVL(合板)工場誘致にあたっても、メリットとデメリットをよく調査し、検討し、吟味する「協働」が町当局に十分に実行されていないということに尽きる。
それを守ろうとする姿勢が、希薄であり、
まったく感じられないと言っても過言ではない。

これまでのこのBlogでの記録がそれを物語っている。
町政に掲げる看板と実際は大きく隔たっている。

町は、町の首長は、町民の健康と安全を守ることが最大の責務(責任と義務)であって、業者の代弁者であってはならない。

このようなごり押しの工場誘致は、どこかで「ほころび」が生じるだろう。
しかし、一旦建設されてしまえば、汚された環境とふさわしくない建物は元に戻そうにも戻せなくなる。

工場の立地条件があまりにも自然景観や希少野生動植物の生息状況に配慮がなされていない。
町議会議員との面談において、付近に住む化学物質過敏症家族を、北海道へ移住させる案を、町長は口に出した。
人権無視の企業誘致は、一体なんのためなのか。

雇用確保と賛成の人々は言う。
しかしこのような住民無視、自然環境無視のやり方で建設された工場は、大きな落とし穴が待ち構えているのではないかと思えてならない。

リーダーの品格

2006年10月05日 | 「しずくいし銀河の森」
立地に係る住民説明会顛末記録

新聞折込チラシを入れてからこれまで、
9月25日、要望書や化学物質過敏症家族からの抗議文や要請文を、町と県と企業へ提出。
都合4回の町長面会要請を、彼は、10月3日の住民説明会で質問を受け回答するという返事で拒否し続けました。

そして・・・・
10月3日、このLVL工場誘致初めての住民説明会が白紙の状態でない状態で役場主催で開催。
環境コンサルタント会社、接着剤会社、計画企業の主だった人、町長、助役、関係課長以下正面にずらり整列。

(参加できなかった方のためのエトセトラ・・)

・賛成派大多数の地元で
・半ばからは、よくある「あらかじめ依頼済みの賛成町民発言」にマイクを振って、
・これまでの質問していた安全データはこの説明会で行う、と言っていたはず
  ですのに、
・守る会が新聞折込入れた昨年の産廃溶融炉との比較表はほとんどが当たって
 いたのですが、あえて<わかりにくい表現>に修正して、
・守る会以外からも、希少動植物生息調査のことや、将来的な見通しに立った町長の姿勢(環境をどう守っていこうとしているのか)についての良い質問もありましたが、“いつものことばの言い回し”で「切り抜け」
・司会役の助役は、9時をまわっても発言できるよう発言しても9時ぽっきりで終了宣言。
・きちんと聞き質したい質問には、町長いつもの流の、的のまわりをぐるぐるの答えしかせず、
「こんな運び方と説明では、説明会になっていない!」
 と、とうとうわたくし、司会役の助役に『詰め寄る』!(新聞表現によると)
 「こんな説明会は住民説明会になっていなーーっい!
・ しかし、強行閉会。助役に去年の産廃問題のとき言いましたよね「助役、あなたがしっかりしてもらわないと困ります!」「え?私がですか」「そう、あなたがです」…しかし何も学んでいなかったようで残念
・テレビカメラの前でも、中屋敷さんは「聞かれている質問の核心には答えず」
・会場のドアを閉めたら助役は言うに事欠き、換金じゃなかった「監禁するのか!」とのたまい、
・とうとう「説明責任・住民協働」と自ら語っているおきてを破り、運転手(総務課職員?)が深ぶかとドアマン最敬礼する町長公用車に乗ってしまいました。

しかし、住民を守るべき首長が、業者の代弁者的な態度でいいはずはありませぬ。

食い下がった結果、
◎「だーかーらあ!新たな住民説明会は“検討する”と言ってるでしょ!」と。
(これは新聞記事にもなりましたから政治屋ことばでいう「検討=やらないよ」では済まされますまい。)
◎ついでに、
 「BLOG読んでるが、人の(ご自分のこと)悪口書いて!法的手段に訴えるぞ!助役に向かって「なあ!」と相槌求め、“んだんだ”風にお二人でうなずきあい。
やれやれ・・・・。
 
この強硬姿勢は、何を意味するのでしょう??
この強硬姿勢のまま、計画企業は今後、どれだけの環境対策費の支出が可能なのでしょう??

「法基準」は最低遵守しなければならない当然の責務。(昨年溶融炉事件の知事判定)
希少野生動植物保護も自治体も企業も当然の責務。
付近住民の生存権、居住権を考慮し守るのは言うに及ばず。

「企業誘致はそんなこと言ってたら何も来ないよ、そこんとこがつらいところよ、わかってよ!」・・・・・わかるわかるあなたのきもち。

しかしですねえ…
これだけの素敵な舞台しずくいし。あなたの私物ではないのです。
美しく活性化させるここが腕の見せ所ではないですか?

地元活性化は、工場誘致だけではないのです。
雫石にふさわしい企業誘致や土地の利活用は、もとになるのはセンスです。
そこんとこ、選択できるか否かは、町長次第。
お気の毒は計画企業とメリット面だけしか目に入らない(それしか聞かされていないから同情しますが)賛成している方々。
よくよく吟味しないと大変なことになる。そこを判らない皆様ではないでしょう。

どこへ行くのか「自然豊かなきらり輝くしずくいし」