岩手山麓景観形成重点地域を守ろう ★『イーハトーブ通信』

野生サクラソウ大群落を潰し岩手山麓の環境を破壊してきた旧町政。産廃問題に端を発した岩手山麓『誘致公害』の記録

イーハトーブ通信:心機一転☆環境を守るということ

2007年01月08日 | 「しずくいし銀河の森」
イーハトーブ通信:心機一転☆環境を守るということ
雪かき三昧の昨年にくらべ、除雪機を一度も動かさずの年越し。
皆様それぞれいかがお過ごしでしたか。

☆3日まで本業忙しくしており、昼ごろようやくほっと一息、テレビをつけてみました。

 経済評論家 内橋克人さん、長野県泰阜村(やすおかむら)村長、
 江川紹子さん等6名ぐらいでのNHK討論会。
  (ちなみに昨年、内橋さんは賢治学会「イーハトーブ賞」を受賞)

 印象に残ったことばをメモ。
心機一転巻きなおしの「こやし」として。
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☆平和と環境問題は同じ。 目先の問題ではなく長い目で見なければ。
☆安心してこの村で最期を迎えられる・これが福祉だと思うんですよね。
☆住民相互の協力や住民が主役、とは結構たくさんの自治体で言いますが、
  そのとき行政の果たす役割ってなんでしょうか。
☆行政は住民にとっての「砦」でしょう。一生懸命にやる力を守る、育てる。
☆どこを目指すか、ゴールの姿を描いて、プロセス・ルートを築いていく
  その知恵と工夫が求められているんです。
☆工夫している自治体は、追い詰められているからこそ出来ている。
  もっとも苦しんでいるところから発信されていますね。
☆山形県長井市では、市民発案で、家庭生ごみを堆肥化して農家に還元。
  農産物は安く市民の手に入る循環システムができている。長井市には
  工業高校があって、その生徒たちが『長工生よ地域を潤す源流となれ』
  という幕を校舎に掲げた。長井市は工業も農業も盛んな町になった。
  工業の中心は、精密プレス機械。生徒たちは先輩からロボット製作の
  精密な機械操作を学ぶ。卒業後の9割が、地元企業に正社員で登用。
  いま生徒たちに農家から託されているのは『合鴨ロボット』。
  生き物の合鴨だと、たんぼのすみずみまで・・というわけにはいかないので
  合鴨ができないことをロボットが助ける発想です。
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我が町雫石が、未来の姿(町の在り方)のなかに、工場地帯ではなく心癒される田園風景を大切にした町づくりをしていきたいものだと願うものです。
「日本列島改造論」のころの「熱水工業団地構想」の亡霊にとらわれている時代ではとっくになくなっていることを。
なにがこの町の宝で、どんなたたずまいの町でありたいのか。
町民の良識がますます問われてゆくでしょう。

「足元のたからに気づかない・・」問題の発端でもあり、最大の根っこでもあるこのこと。。

2005年に持ち上がった産業廃棄物焼却炉問題の際に岩手日報「風土計」に掲載された記事の意味するものは、この「強引な工場誘致を進める」しずくいしに、そのまま当てはまるのです。