岩手山麓景観形成重点地域を守ろう ★『イーハトーブ通信』

野生サクラソウ大群落を潰し岩手山麓の環境を破壊してきた旧町政。産廃問題に端を発した岩手山麓『誘致公害』の記録

再掲載 「ひとことお伝えしたくなりました。」

2008年05月19日 | 「しずくいし銀河の森」
写真は、小岩井一本桜から2km、ペンションアベニューを経由して長山街道の弘法桜へ周遊する観光道路沿いに、町長が誘致した2000坪の木材工場。
電柱を右折すると岩手県営温水プールが300mほどの所にある。
試運転が始まり連日飛行機が飛んでいるような、加工機械類の重低音が響いている。「なんとかしてほしい」という近隣の声に対し、「命令でやっているんだ。出るところに出るしかないんじゃないですか。」
雫石町役場管理職の応答である。
涙が出た。


ボイラー稼動(試運転)開始か
今日、11:00ごろから煙の臭いが流れてきました。
発生源を探して、12:20ごろ確認してきたところ川井工場の大型ボイラー
煙突より白い煙がモクモクと出ていました。
そして、今日の南風に乗ってもと休暇村IN雫石、Nさん宅、お蕎麦屋さん
あたりと我が家のほうに漂ってきていました。

温水プールの木質チップボイラーは、すぐそばに行っても、白い煙もみえず、煙のにおいもしないのに
川井林業のボイラーは遠くから臭うし、煙突から煙も見えます。



再掲「ひとことお伝えしたくなりました。」東京在住の方から

実生のサクラソウなどは踏み潰され、他の希少種は移植(それも真冬に)されてしまったという記事を読んでひとことお伝えしたくなりました。

植生の環境を破壊するという行為は雫石地区の問題だけではなく
岩手県の環境に取り組む姿勢に関わる問題だと思います。

NHKの朝ドラにも起用された「自然豊かな」場所で
自然を破壊しようとしているのは
現在の社会的な環境への取り組みから見ても
非常にナンセンスな行為であるのは明らかですし
何よりも
その工場を誘致することで得られる地域全体の利益が
見えにくい状況で、行政の側の計算が地域の将来のことまで
見越しているのかどうか、冷静な観点で資料なりデータなりが
出てこない中でうやむやに推し進められるというのであれば
それは「市民の意見を無視した勝手な行政」にほかなりません。

実害が出ないと動かないという行政の悪しき体質は
時には企業よりも自然も人間関係をも壊しにかかりますし、
人間は
 嘘をつく生き物ですから)


私が思うのは、雫石の観光課が
何にも雫石のいいところをわかってないのかなぁということ、
また、おそらく若い20代、30代の人たちが
意見を出しにくい役場なのかなぁとも想像しちゃいました。
(役場に遊びに行ってみるしかないですね^^)

今の時代は、小学校、中学校、高校、大学と
どこの教育機関も環境問題を授業で取り上げていますので
今、一番環境問題に遅れをとっているのは
いわゆる「オッサン」世代です。
けれど、面白いことにオッサン世代ほど
幼少の頃に自然の中で遊んだ経験をお持ちなんですよね。

日本にある工場の中には
工場の敷地内でゼロエミッションを達成し
新たな自然環境を作り出す努力に成功した企業もあります。
(特に工場は空気もそうですが、水関係がないがしろにされやすいので)

現実にあるいい例と比較しながら
良い方向にまとめられるといいですね。
行政の姿勢次第とも言えるわけですが。

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