岩手山麓景観形成重点地域を守ろう ★『イーハトーブ通信』

野生サクラソウ大群落を潰し岩手山麓の環境を破壊してきた旧町政。産廃問題に端を発した岩手山麓『誘致公害』の記録

お便りから・・・

2008年02月24日 | 「しずくいし銀河の森」
☆☆☆あるメール便り☆☆☆
(送信者のご了解を得、公開させていただきます)


実生のサクラソウなどは踏み潰され、他の希少種は移植(それも真冬に)されてしまったという記事を読んでひとことお伝えしたくなりました。

植生の環境を破壊するという行為は雫石地区の問題だけではなく
岩手県の環境に取り組む姿勢に関わる問題だと思います。

NHKの朝ドラにも起用された「自然豊かな」場所で
自然を破壊しようとしているのは
現在の社会的な環境への取り組みから見ても
非常にナンセンスな行為であるのは明らかですし
何よりも
その工場を誘致することで得られる地域全体の利益が
見えにくい状況で、行政の側の計算が地域の将来のことまで
見越しているのかどうか、冷静な観点で資料なりデータなりが
出てこない中でうやむやに推し進められるというのであれば
それは「市民の意見を無視した勝手な行政」にほかなりません。


行政に具体的な誘致メリットを明らかにしてもらうことだと思います。
(リスクを認めさせるほうが難しいです。化学物質の問題は
 明日死ぬわけではない、個人差がある、という点で因果関係の
 謎解きをしにくいので企業はやりたい放題になるし、
実害が出ないと動かないという行政の悪しき体質はそれを助長するか
時には企業よりも行政が壊しにかかりますし、
人間は
 嘘をつく生き物ですから)


私が思うのは、雫石の観光課が
何にも雫石のいいところをわかってないのかなぁということ、
また、おそらく若い20代、30代の人たちが
意見を出しにくい役場なのかなぁとも想像しちゃいました。
(役場に遊びに行ってみるしかないですね^^)

今の時代は、小学校、中学校、高校、大学と
どこの教育機関も環境問題を授業で取り上げていますので
今、一番環境問題に遅れをとっているのは
いわゆる「オッサン」世代です。
けれど、面白いことにオッサン世代ほど
幼少の頃に自然の中で遊んだ経験をお持ちなんですよね。


日本にある工場の中には
工場の敷地内でゼロエミッションを達成し
新たな自然環境を作り出す努力に成功した企業もあります。
(特に工場は空気もそうですが、水関係がないがしろにされやすいので)

現実にあるいい例と比較しながら
話をなるべく良い方向にまとめられるといいですね。
行政の姿勢次第とも言えるわけですが。

長くなってしまいましたが
まだまだ雪も寒さも厳しい折、どうぞお体を大事になさって
頑張ってください。