伝説の女「みゆき」－（３）

まだまだあります「みゆき」ネタ！
実は　私が大学時代に色々なことを書き綴った作文集があるのですが…
それは　古い大学ノートで
　表紙にはこう書いてあります

『老後の楽しみ』

まだまだ老後ではないのに　すでに楽しんでいる今日この頃です

伝説の女「みゆき」－（１）はコチラ→ぽちっ　
（２）はコチラ→ぽちっ

その６．みゆき就職難の巻

あの頃、売り手市場だったためか、クラスのほとんどが就職の内定をもらっていた。
そんな中で、みゆきはかなり遅れて就職活動を始めた。
「なんか良い就職先ない？」と聞くので
「お店屋さんは？みゆきやったら売れると思うよ！」と言うと、
「いやや！販売と営業とコンピューターと一般事務はいやや！」だと言う。
「ない！」と私。
でも、気を取り直して…「大学の助手は？」
「あのなぁ…私の成績は虫歯や！って言ってるやろ」
みゆきの成績証明書は「Ｃ」の行列だった。（虫歯のカルテのＣ1とかＣ2のことを言っているらしい）

そのみゆきが「面接を受けるねん！」と嬉しそうに言ってきた。
板東英二事務所のマネージャー募集と言うのを知り、
履歴書を送ったら電話がかかってきたのだそうだ。
「１１月２３日か１１月３０日に面接に来れますか？」と聞かれ、
どちらも旅行の予定が入っていたので
「ちょっと授業がありまして…」と断ったそうだ。
ところが電話を切った後、カレンダーを見たみゆきは「血の気が引いた」。
２３日は祝日である。授業があるわけがない！
急いで電話して「やはりだめです。ゼミの取材旅行で…」とごまかした。
（ちなみにみゆきのゼミはピアノである。何の取材をするのやら…）
「板東の方のスケジュールと合わせてみて…後日連絡します。」と言われたらしい。
まだ何も決まっていないのに、本人は「マネージャーになってテレビに出ること」を夢見てワクワクしている。
「テレビに出たらワープロの先生の名前を言わなあかん。」と言っていた。
　　（※　このワープロの話は次回に書きますので覚えておいてね！）

結局面接は３０日に決まった。（旅行はどうしたのだろう？）

その前日の１１月２９日
私の家に友達５人が泊まりに来ていた。
目的は「金曜日の妻たちⅢ」の最終回を一緒に見ること。
そして、あのドラマのように、それぞれが手作りの料理を１品以上持って来て、優雅に（？）食事をすること。
忙しいみゆきは一人だけ遅れてやって来た。もちろん手作り料理は持ってこない。
夜の１０時から、他の４人がどっぷりと金妻に浸りながらテレビを見ているのに、
みゆきはテレビの前に行き「社長！社長！」とうるさい。
そうなんです。金妻には板東英二さんが出ていたんですよね～（懐かしいわ）
「みゆき！見えへん！」「みゆき！どいて！」
何と言われても全く気にしない。
「明日のために、板東さんの台詞を全部覚えていくわ！」とか
馬鹿なことを言いながらテレビの前にへばりついていた。

翌日「がんばってね～」とみんなに見送られながら、
みゆきは張り切って新大阪にある板東英二事務所に向かった。

後日みゆきに面接どうだった？と聞いてみた。
すると・・・
「事務所なぁ、靴脱がなあかんかってん！もう、どないしよかと思ったわ！
ほら！私、足臭いやん！歩いた後、床に足跡付くん違うやろか？とかさ…ビビッたわ」
面接がどんなものであったか？聞いたけれど忘れた。
でも、最後に板東さんにこう言われたそうだ。
「友達と ちゃいまっせ～！」
かなり親しげに話したに違いない。
でも、何故か面接に合格した。でも、そこへ就職はしなかった。
「色々考えたけど、私がやりたいこととは違うような気がして…」と珍しくまともなことを言っていた。
板東英二事務所が抱えているタレントが「おかまのリリアン」だけだったというのも、彼女にとっては決断できない理由だったようだ。

その後、紆余曲折があって、みゆきは今「文部省関係のお仕事」（←何？と思う人は、
みゆき－①を読んで下さいね）をしているのです。

 

ところで！

おかまのリリアンを知っていますか？
この人は関西のローカルＣＭに出ているおかまちゃんです。
Ｎちゃん曰く「たかじん（やしきたかじん）似」のおかまだそうです。
そこで、調べてみました。

「グランシャトーがおまっせ！」という関西では超有名なＣＭに出ていました。
グランシャートーというのは、京橋駅前のレジャービルらしいです。
　　　　　　　　　　　　　　コレ↓
　　　　　　　　　

みゆきの話のつづきはコチラ（次は最終回！）