あの頃…というのは 1980年代の終わり
「天安門事件」が起きた頃の話です
①では「北京での食生活」 ・ ②では「北京の自転車」
について書きましたが 今回は…
『北京の生活用品』についてです
当時 スケッチブックにクレヨンや色鉛筆で暇にまかせて描いていた絵と合わせて
紹介します
1. トイレットペーパー
中国語では「手紙」とか「衛生紙」と書きます
私の愛用品は「ピンク色」でした
「合家歓楽 萬事如意」「柔軟」「吸水性強」
と書かれていましたが
「柔軟」は誇大広告だ~!
鼻をかむと鼻の下が赤くなったぞ~!
この金魚が目印!
一つずつビニールか紙で覆われていて
そこにこの金魚が大きく印刷されていました
2. トイレマーク
日本では「TOTO」とか「INAX」が印象的だけど
私の住んでいた留学生宿舎はコレでした!
北京らしくっていいでしょう?
(トイレにスケッチブックを持ち込んで描いた記憶がある)
中国のトイレってなんとなく ニラ臭かったなぁ…
3.カーテン
留学生宿舎の部屋はすべてこのカーテン
そこだけではない
あっちでも こっちでも どこでも見かける このデザイン
どこがいいのか…さっぱりわからない
4.ラーメン
中国語の「方便」とは「便利」と言う意味です
この印刷のズレ具合が中国らしい
5.ティータイム
まず このポット↓に水を入れ
この電熱器↓でお湯を沸かす
沸いたお湯は魔法瓶↓に入れる
そして
香港製のインスタントコーヒーとか
ジャスミンティーとかを飲んでいました
北京に住んでいた時は 不思議とジャスミンティーがおいしく思えました
「減肥茶」というのも買って飲んだことがありましたが
ちっとも効かなかったわ!
(安いティーパックのお茶だったからかな?)
6.洗濯物
中国といえばコレ!
ホーロー(?)の洗面器
底に派手な(どぎつい配色の)花の絵等が描かれています
洗濯物はこの中に入れておき
たまったら洗濯をしに行く
もちろん手洗い!
厚めのものを絞る時は助っ人が必要
ハンガーはコレ↓
↑
この部分がはずれるようになっています
下着を干す時には便利でしたが それ以外は すぐはずれてうっとおしかった
強度がないので トレーナー等の重い物を吊るすとぐねっと曲がる
2本重ねて使っていました
7.留学生宿舎内の食堂
食券(プラスチック製)
当時 1元=40円弱でした
1角は1元の10分の1 1分は1元の100分の1
当時の留学生宿舎の食堂のメニュー
ご飯1杯=2角 スープ1杯=5角 ポテトサラダ=6角 生卵1個=3角
ホワイトシチューライス=2元2角 紅茶(砂糖ナシ)=4分
食堂で使用していたお茶碗
おかずは自分で作ることが多かったので
ご飯だけ買って部屋へテイクアウト
食堂で売っていたジュース
あんまりおいしくなかったなぁ
食堂の1番人気
ヨーグルト
ストローを2本差し込んで飲んでいました
(1本だと先が割れたり 吸い込む量が少なく じれったくなったりするので)
凍っていてシャーベット状の時もありますが
その時はフォークでコップに移して食べます
凍っているヨーグルトもなかなか美味なので
冬は天然冷蔵庫(戸外のこと)に置いて凍らせることもありました
8.歯磨き粉
箱→ ←中身
裏側に『BLUE SKY』と書かれていました
ラミネートチューブ ではありません
使いづら~い
9.モップ
シンデレラモップと呼んでいました
手作り感丸出し(ボロ布を棒にくくり付けただけって感じ)
水をジャボジャボつけて 柄のところをねじりながら絞る
雫をポタポタたらしながら目的地へ移動
床が濡れるときれいになった気分になる不思議なモップ
10.電気製品
電気スタンドとコンセント
乾電池
11.ショッピングバッグ
友誼商店のシャカシャカ袋
貴重品!
汚れても洗って乾かして使用
ゴミ袋になんて もったいなくて できない!できない!
12.シャンプー
シャンプーは「香波」と書きます
この漢字の発音は「シャンプー」に近いです
(外来語は意味と発音の両面から考え 漢字に当てはめられている物が多い)
商品説明にこう書いてありました
要約すると
本品は世界的に有名な日本の資生堂化粧品の特製を研究し
資生堂の技術指導の下で作った「生産的新型高級産品」である
まぁ他の中国製シャンプーがひどかったから
それよりは良かったけれどね…
同じシリーズでリンスもありました
(ボトルの色が少し違うだけ←洗髪中は区別し難く しょっちゅう間違えていた)
シャワーは備えられていましたが
シャワーヘッドは高いところに固定されているため
下でクルクル自分が回りながら浴びなければならないし
予告無しにお湯が出なくなることも度々あったし
まぁシャワーが付いているだけでもありがたかったのですが…
天津に旅行した時 久しぶりに湯船に使ったら
恐ろしいくらい(湯船に)垢が浮いていました(ゾゾッ)
シャワーの時の必需品
この程度のサンダルしか売っていなかったんです(悲)
13.その他イロイロ
リンゴジャム
台所洗剤
これも金魚印!
煙草
日本人留学生のお姉さまたちの愛用品(私は吸わない)
1本で3回楽しめるロングサイズ
「シケモクに最適!」と言っていました
部屋の鍵
↑
裏に蝶の絵があります
これはドアに付いている方にも同じマークがありました
室内側→ ←廊下側
なぜか自動ロックだったので大変!
カギを忘れて出てしまうこと多々あり
「カギを忘れた!」と言う中国語はすぐに覚えました(笑)
14.番外編
ドラム缶型ごみ箱
シンプルな中に可愛さがある
3つくらい並べて置いてあるのをよく見かけました
アイスクリーム売りのおばちゃん
「描いていい?」と聞くと 「美人に描いてね!」 とニッコリ
描いている間は ちゃんとじっとしていてくれました
この頃の北京の写真屋さんの現像技術は最悪で
折角撮った写真も ゴミが付いて斑点になっていたり
色がセピアがかっていたり…
とても不満だったこともあり 絵を描く気になったのです
描き残していなかったら
もう忘れてしまっていることばかりです
それにしても
よく描いたもんだと我ながら感心してしまいます
今なら携帯で パチッでも「OK」ですもんね
セブンイレブン作ったのを見たときから
只者じゃないって思ってたけど・・
こんな特技があろうとは・・・!
どれもこれも中華街で見かけたことがある気がするよ(笑)
写真より素敵な思い出になってるんじゃない?
洗面器はちょっと欲しいよ(笑)
え~?特技かな?よく見れば右や左に歪んでいて…デッサン狂ってるでしょう?!恥ずかしいわ~
物を作ることは大好きよ!
ミシンとは相性が悪くてダメだけど…(上糸と下糸がつり合わないまま断念してしまう。)
洗面器は私も気に入っていたので持って帰りたかった!でも、どの洗面器も底の絵は想像を超えるようなドキツサだったよ。
底の絵も描いておけばよかったなぁ…
kana2さんの在北京の前後に、私もほんのちょっとだけ語言に語学留学してました。…なので、馴染みのものばかり。
食堂の食券、あったなぁ。。とか。
北京じゃ不思議と茉莉花茶がおいしかったなぁ。。とか。
(ちなみにうちのおねえは茉莉花といいます^^)
チェンジマネーの横行する、あの頃の中国がなつかしいですわ。
でもなんだか厚かましいような気がしてやめたんです
自力で見つけてくれたんですね!
うれしいニコニコ(⌒ー⌒ )。。oO
たぶん私の方が数歳年上だと思います
会社に2年くらい勤めて、退職して留学したので。
語言だったんですか!
私は清華です
殆ど毎日語言の近くの市場に買い物に行っていましたよ!
大好きな大好きな「五道口」
そこのカゴ屋さんでこっそりチェンジマネーしてました(当時100元が195~200人民元にチェンジできました)
五道口の近くに「うどん」と平仮名で書いたお店とかありませんでしたか?
あぁ~懐かしさでいっぱいです!
娘さんに「茉莉花ちゃん」ってつけたのですか!
可愛い~
うちの娘は、日本語でも英語でも中国語でも同じ発音で読める名前をつけました
なんだかんだ言いながら、中国は好きな国なんです!
ここまで読んでくれてありがとう
すごくすごくうれしかったです