しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

夜は光のアートで徳島再発見!

2012-11-30 22:58:47 | まち歩き

2012年10月27日(土)

高松駅での所用を済まし高速バスで徳島に戻ります。帰りのバスはほぼ満員。現在当区間はImg_5271土日祝日1000円のキャンペーンを実施しており、JRの客も相当数流れて来ているんだろうと思われます。安くて、快適なバスの旅でしたが、高速を下り、吉野川大橋を渡る頃には、夕方の渋滞に巻き込まれます。かなり遅れて終点徳島へ到着。定時運行の事を考えればJRにすれば良かったかなとも思います。駅の駐輪場から、預けていた原付を出して家路につきます。徳島駅から線路に沿って南進していると、徳島城公園の方が明るい光が漏れています。何やら人の流れが公園の方に続いています。止せばいいのに私も人の輪の方に寄ってみましImg_5279た。公園内 Img_5289では<徳島LEDアートフェスティバル2013>のプレイベントとして、様々なLEDを使った光のアートが設営されています。見るだけではなく観客も体験できる展示物もあり予想以上に楽しめます。特にエアーでふくらませた光るベッドは大人も寝そべる事が出来、気Img_5394Img_5304持ち良い事この上ない・・・・。家に持って帰りたいと思いました。光を使ったパフォーマンスなどを見ていると時間の経つのを忘れてしまいます。  徳島中央公園での展示物を一通り見終えた ので帰る事にしましたが、もらったパンフを見ると新町川の両国橋と新町の間でもLEDアートが展示されている様です。少し寄り道して見ると、そこは普段私が知っている場所ではありませんでした。様々な色彩に彩られた橋とそれを映す川面を眺めていると<けっこういけてるじゃん!徳島も・・・>と少々感動したりします。時折、カラフルなライトで川を照らしながら遊覧ボートが通ります。その航跡も白く光っています。思わぬ寄り道でしたが、楽しい経験でした。こんな町おこしは歓迎です。

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高松小旅行(2)我が憧れの高松運転所

2012-11-29 20:46:14 | 四国

2012年10月27日(土)

Img_5077高松市美術館での『ウルトラマン・アート!』展をまだまだ見ていたかったのですが、次の予定が控えています。本日、高松駅西方にある高松運転所で<鉄道の日ふれあい祭り「おいでまい高松運転所」>と銘打った公開イベントに向かいます。会場と高松駅とを結ぶシャトル列車が出ていますが、次の発車まであと10分。1㎞程の道のりをダッシュします。

Img_5193 その甲斐あって何とか13時36分発のシャトル電車に間に合いました。これを逃すとイベント終了30分前の最終電車しかありません。親子連れで、ほぼ満員の121系電車は高松駅構内を出たと思ったすぐ基地の入り口に入り、少し進んでは信号停車を繰り返し、基地の最奥部のイベント会場前まで入っていきます。停車した目の前ではアイランドエクスプレス四国II が展示されています。奥にはすっかり塗色が色あせたDE10が展示してあり、運転台を見学できるようになっていました。子供の頃から身近に居Img_5087 Img_5095 たDE10ですが、そのキャブ内に入るのは初めての経験です。ステップをよじ登り実際に、運転席からの眺めを体験する事は新鮮でした。書物(写真)にるイメージとの違いに驚かされました。入替作業を考慮して採用された横向きの運転台は、今まで見た事のある電車や機関車の運転台とは別物に見えます。素人考えでは、走行時は運転士は首を横に向けていなければいけないので、疲れるのではと思ったりもしますが、実際は運転士が座ったまま首を動かすだけで運転方向の切替が可能なすぐれた設計なのでしょう。
検修庫内では14系客車が、解放されています。前面貫通扉に取り付けられたタラップを上り車内に入ります。車内に入り思わず声を出しそうになります。<国鉄時代のままじゃないか・・・・>

Img_5171 Img_5176 JR東海から譲渡された14系座席車は、一時期夜行快速ムーンライト号やイベント列車に時たま使用されたりしてきましたが、最近はさしたる活躍も無く、高松運転所内で不遇の日々を送っていますが、車内はそう傷んではいません。そして、他社の様に車内をグレードアップする様な手は加えていない様で、使い勝手の悪い簡易リクライニングシートもそのままです。正直、このシートで一夜を明かすのはもう勘弁してと言いたいところですが、このシートで東北、信州を旅行した昔を思い出し、懐かしさがわいて来ます。この国鉄客車が再び本線上を走る日は来るのでしょうか。

Img_5118 外では、2000系を使った転車台での回転ショーが行われています。子供たちには14系やDE10より、新型(かつアンパンマン車両)の方が断然人気がある様で、乗車待ちの長い列が出来ています。
私が子供の頃、高松運転所は四鉄局のフラッグシップであるキハ181系を擁する四国の優等車両の拠点でした。特急の走らない(阿波池田を経由する南風は除く)徳島で暮らす鉄道少年にとって憧れの地でした。基地の横を走る列車に乗車した際は、窓Img_5138 に額を擦りつけて、中の様子を窺ったものです。今回念願叶い?初めて足を踏み入れる事が出来ましたが、そこに居る車両は当然ながら入れ替わっていました。寂しい思いもしますが、そんな中、14系やDE10等の国鉄車両の変わらぬ姿を見る事が出来て、懐かしい思い出に浸る事が出来ました。

F1001551 一通り施設を廻り、最終のシャトル電車で高松駅に戻ります。駅前のセルフうどんで釜玉うどんを頂きます。香川の旅は<うどん>でしめくくります。


高松小旅行(1)『ウルトラマン・アート!』を心底楽しむ

2012-11-28 22:32:54 | アート・文化

Img_5076Img_50752012年10月27日(土)

土曜の朝は思うように早起きできません。けれど、すばらしい好天に恵まれ、いつまでも家に引きこもっている訳にも行きません。徳島駅から高松行きの高速バスに乗り込みます。正午ごろ終点の2つ手前の県庁通りで下車。このバス停にほど近い高松市美術館に向かいます。開催中の『ウルトラマン・アート!』Img_5050_2 Img_5063 Img_5028 Img_5036 を見に来ました。明日で終了と言う事で慌ててやって来たと言う訳です。会場入り口には一部撮影可能なコーナーがある旨、案内がありましたのでカメラを持ち込みます。第一の展示室にはヒーローや侵略者が決めポーズで出迎えてくれます。ウル トラマンは仁王立ちしセブンはファイティングポーズを決めて、<いつでも記念撮影OKだぜ!>という表情で出迎えてくれましImg_5045た。天井からは妖怪<いったんもんめ>のようなビラ星人が皮肉な目を来場者に向けています。バルタン星人はまじめな表情で起立しています。メトロン星人は畳の上に座って来場者がちゃぶ台の向かいに座るのを平和的に待っています。来場者はこぞって彼らに寄り添い記念写真を撮り続けています。大人も子供も皆にこやかな表情です。もちろん一番興奮しているのはお父さん  ですが・・・。子供にヒーローや星人に関するうんちくを披露していますが、だからと言って子供の尊敬を集められるとは限りませんが・・・。ウルトラホークやジェットビートルのモデル(レプリImg_5041Img_5031Img_5032カ)にも引き込まれます。子供の頃夢中になったアイテムが目の前にあるのですから。

写真撮影可能なゾーンはここまででしたが、成田亨のCOOLとしか言いようの無いデザイン画に見とれたり、子供の頃憧れた科学特捜隊やウルトラ警備隊の装備(実際の小道具)が現在の視点で見ると意外にしょぼくて戸惑ったりと、いろんな発見のあった展覧会でした。製作過程のエピソードの数々を見て、何もないところから新しいものを作ってやろうというスタッフの情熱が伝わってきます。展示物を見ているとテレビの前に座って30分間、思いっきり楽しめた幸福な時代を思い出しました。


秋風、迷走旅行(5)4年ぶりの東新潟機関区で時の流れを知る

2012-11-24 23:43:11 | 旅行記

2012年10月21日(日)

Img_4795 新潟新幹線車両センターの幹線道路を挟んだ向かいの工場の一画からJR貨物東新潟機関区に向かうシャトルバスが出ています。普段ならバスを待つ時間が惜しいとばかり、徒歩を選択するのでしょうが、昨日からの強行軍が堪えたのか、ここは心の命じるままにバスでの移動を選択します。30分程待って乗車したバスは車両基地外周をおよそ反時計回りに半周してコンテナターミナルの北端に到着。大きなLNGタンクコンテナが目の前に置かれています。ここから少し歩くとJR貨物東新潟機関区です。本日は、ここでも一般公開を行っています。ここに来たのは2度目です。2008年10月で、ちょうど4年前です。その頃はリーマンショックが進行中で、憂鬱な気分で旅Img_4827を続けていました。4年前の訪問記→http://hally583.de-Img_4821blog.jp/hally/2008/10/3.html

4年も経つと展示されている機関車達の顔ぶれも変わっています。少し前まで上越の主であったEF64-1000の姿はすでに無く、代わりにEH200が幅をきかせています。構内を頻繁に走りまわっている機関車体験添乗の機関車も以前のDD51からEH200に交代しています。昔と変わらないのは、だいぶくたびれたEF81ぐらいかという感じで世代交代が進んでいます。

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庫内では軽自動車を積んだ12フィートコンテナの展示があり、小さな外観なのによく入るものだと感心してしまいます。とは言え、以前はカーラックシステムで普通乗用車も輸送していた事を考えると少し寂しい思いもします。

広場ではイベント恒例の鉄道部品の販売が行われています。結構大物が売りに出されていますが、買った人は家に持って帰ってどうしているのかに興味がわきます。コンテナを利用したブースに京葉臨海鉄道の出店がありました。何が売っているのかと覗くとトラムウェイのDD13臨海鉄道バージョンが特価で売られています。4月の京葉臨海鉄道のイベントで同製品の京葉新塗装(ブルーのわけあり品)を購入しました。もう1台色違いがあっても良いかなと思っていたので、展示品を物色していると千葉から出張している京葉臨海社員さんが、「お客さんどこから来てるの?」と話しかけられました。四Img_4878国ですと返事すると、「じゃあ、Img_4874ほぼ国鉄色の旧京葉臨海タイプにしたらいいよ。近くの水島臨海も 同じ塗色だから・・・」と強烈なプッシュがあり、結局は国鉄色タイプを購入する事に。当初は個性的な旧神奈川臨海塗色を狙っていたんですが、なぜか違う方向に・・・。自分の意志の弱さに、凹んでしまいそうになります。

新幹線のイベントの方で時間を割いた為、貨物イベントの方は駆け足でしたが、まずます楽しめました。思えば4年前に来た時は、目前に拡がる新幹線の基地をじっくり見たいものだと思っていましたから、その願いが叶ったと言う事で満足です。

Img_4927 新潟駅に戻り、膨れ上がった荷物を抱え、485系K編成の北越で長岡まで移動します。今や超レアになりつつある国鉄色特急電車です。予期していませんでしたが、嬉しいものです。車内で遅い昼食と発泡酒をいただきます。発泡酒の酔いが回って来たせいか、今回の旅の反省ばかりが頭に浮かびます。さすがに今回の旅行は強行軍過ぎました。もっとゆったりした旅行がしたいな・・・。そんな事を考えながら帰途につきます。日付けが変わるまでには自宅に着けるでしょうか・・・。


秋風、迷走旅行(4)新幹線ご利用感謝祭で初代MAXに別れを告げる

2012-11-24 23:40:47 | 新幹線

2012年10月21日(日)

信越線帯織駅で何とか予定の電車に間に合い、新潟駅に到着。急いで改札外に出てコインロッカーへ。カメラのバッテリーを交換するためだけにロッカーを開閉し、それが終わると白新Img_4649線の電車に飛び乗ります。綱渡りの様な旅が続きます。2つ先の大形駅で下車して線路際を西に歩きます。
やって来たのは、新潟新幹線車両センター。本日は上越新幹線開業30周年を記念して<新幹線ご利用感謝祭>と銘打った一般公開が開催されています。一歩敷地に足を踏み入れると、大勢の親子連れで大混雑です。様々な屋台からは美味しそうな匂いが漂ってきています。有名駅弁も売っています。ちょうどお昼時なので、ランチにしようかとも思いましたが、今はスケジュールの確実な消化が優先します。
Img_4654 Img_4655 入口近くでは新幹線関連の部品が売りに出ていましたが、欲しい半面どこに置くのかという事が頭をよぎります。眺めるだけにしておきます。

Img_4664Img_4668Img_4670  仕業・交番検査線では今秋引退予定のE1とE4の新旧ダブルデッカー車両が身体を休めています。

E1のボディーを下から眺めてみて、床下機器がすっぽりと鋼板で覆われている事を確認。これが雪対策のボディマウント構造かと、あらためて認識します。展示のE1についてはあと数日で引退するとは思えないほど綺麗な姿でした。デビュー直後に初めて乗車した時の事を昨日の様に思い出します。平成6年のデビュー直後の夏に、初めて乗車しました。天井は低くて、椅子も窮屈でしたが、2階席からの眺めは新鮮でした。あの時から20年も経たずにお別れです。

仕業庫を出て500m程新潟駅方向に歩くと留置線群が見えてきます。7本のJR東日本を代表する新幹線車両が先頭車一両分、庫から姿を出しています。ゴージャスな眺めとはこの事です。最新のE5系U2編成、200系K47編成、E4系P81編成、E2系J12編成、E3系R8編成、E926形East-i 、E1系M4編成の横並びはそうそう見られるものではありません。来てよかったと思います。マニアの人はもとより、一般の方々、特にママさん達の中には子供を差し置いて興奮されている方もいます。カメラを持っている方は皆さん我を忘れてシャッターを切り続けています。

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オールスター大集合Img_4735状態の華やかな留置線の遥か向こう側では、解体待ちのE1がひっそりと最期の時を待っています。その姿を見ると胸が塞ぐ思いがしますが、新幹線の世界でも世代交代は確実に進んでいると言う事です・・・。E1が成功したかどうかはいろんな考えがあると思いますが、少なくとも記憶に残る車両だったと私は思います。そんな事を考えながら、混雑する会場を後にします。