しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

高松小旅行(2)我が憧れの高松運転所

2012-11-29 20:46:14 | 四国

2012年10月27日(土)

Img_5077高松市美術館での『ウルトラマン・アート!』展をまだまだ見ていたかったのですが、次の予定が控えています。本日、高松駅西方にある高松運転所で<鉄道の日ふれあい祭り「おいでまい高松運転所」>と銘打った公開イベントに向かいます。会場と高松駅とを結ぶシャトル列車が出ていますが、次の発車まであと10分。1㎞程の道のりをダッシュします。

Img_5193 その甲斐あって何とか13時36分発のシャトル電車に間に合いました。これを逃すとイベント終了30分前の最終電車しかありません。親子連れで、ほぼ満員の121系電車は高松駅構内を出たと思ったすぐ基地の入り口に入り、少し進んでは信号停車を繰り返し、基地の最奥部のイベント会場前まで入っていきます。停車した目の前ではアイランドエクスプレス四国II が展示されています。奥にはすっかり塗色が色あせたDE10が展示してあり、運転台を見学できるようになっていました。子供の頃から身近に居Img_5087 Img_5095 たDE10ですが、そのキャブ内に入るのは初めての経験です。ステップをよじ登り実際に、運転席からの眺めを体験する事は新鮮でした。書物(写真)にるイメージとの違いに驚かされました。入替作業を考慮して採用された横向きの運転台は、今まで見た事のある電車や機関車の運転台とは別物に見えます。素人考えでは、走行時は運転士は首を横に向けていなければいけないので、疲れるのではと思ったりもしますが、実際は運転士が座ったまま首を動かすだけで運転方向の切替が可能なすぐれた設計なのでしょう。
検修庫内では14系客車が、解放されています。前面貫通扉に取り付けられたタラップを上り車内に入ります。車内に入り思わず声を出しそうになります。<国鉄時代のままじゃないか・・・・>

Img_5171 Img_5176 JR東海から譲渡された14系座席車は、一時期夜行快速ムーンライト号やイベント列車に時たま使用されたりしてきましたが、最近はさしたる活躍も無く、高松運転所内で不遇の日々を送っていますが、車内はそう傷んではいません。そして、他社の様に車内をグレードアップする様な手は加えていない様で、使い勝手の悪い簡易リクライニングシートもそのままです。正直、このシートで一夜を明かすのはもう勘弁してと言いたいところですが、このシートで東北、信州を旅行した昔を思い出し、懐かしさがわいて来ます。この国鉄客車が再び本線上を走る日は来るのでしょうか。

Img_5118 外では、2000系を使った転車台での回転ショーが行われています。子供たちには14系やDE10より、新型(かつアンパンマン車両)の方が断然人気がある様で、乗車待ちの長い列が出来ています。
私が子供の頃、高松運転所は四鉄局のフラッグシップであるキハ181系を擁する四国の優等車両の拠点でした。特急の走らない(阿波池田を経由する南風は除く)徳島で暮らす鉄道少年にとって憧れの地でした。基地の横を走る列車に乗車した際は、窓Img_5138 に額を擦りつけて、中の様子を窺ったものです。今回念願叶い?初めて足を踏み入れる事が出来ましたが、そこに居る車両は当然ながら入れ替わっていました。寂しい思いもしますが、そんな中、14系やDE10等の国鉄車両の変わらぬ姿を見る事が出来て、懐かしい思い出に浸る事が出来ました。

F1001551 一通り施設を廻り、最終のシャトル電車で高松駅に戻ります。駅前のセルフうどんで釜玉うどんを頂きます。香川の旅は<うどん>でしめくくります。


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