しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

鳥取へ そして若桜鉄道に乗る

2014-08-25 23:53:39 | 中国地方

Dsc_06172014年8月24日(日)

津山機関を予定より早く切り上げたため、予定を変更し津山駅11:35発因美線上り列車で県境を越え智頭に向かいます。ほぼ満員のキハ120に揺られる事1時間余りで山間の小さな駅、智頭に到着。激しい雨が降り続いているため駅の外に出る事ができません。接続する鳥取行きは、智頭急行の一般車が充当されていました。終着の鳥取駅で下車しますが、ここでも降り続く雨の為、街歩きを断念します。仕方ないので駅前に植えられた二十世紀梨を眺めて、せめてもの鳥取気分を味わいます。県庁所在地の駅前広場に唐突に果樹園があるのに驚かされます・・・。列車に付いている<まんが王国とっとり>のヘッドマークにも驚かされます・・・。駅構内には砂の彫刻も展示されており、超ダイジェストではありますが、なんちゃって鳥取観光が出来ます。

Img_1563Img_1568


 鳥取駅を14:22出発した因美線の気動車は郡家から、そのまま若桜鉄道に乗り入れます。雨降りの列車旅は、
雲が低く垂れこめ、白い水蒸気で視界は遮られ、陰鬱な気分になりがちですが晴天よりしっとりと落ち着いた風景が見られます。陳腐な表現ですが、日本の原風景と言える景色が広がっています。八東川の流れに沿って、取り留めのない田園風景が続きます。けれどもそれ故に心は落ち着きます。山が迫って来たと思えた頃に終着駅若桜駅に到着します。構内にはSL時代からの施設が多く残っており、動く博物館状態となっています。将来のSL運転を見据えて各地から客車や機関車を集めています。短い折り返し時間では、そのすべてを見て回ることは出来ません。

Img_1600Img_1602

Img_1603Img_1609

Img_1606
現在、圧縮空気を動力源として構内を走行しているC12が、展示運転の為ゆっくりと動き始めました。けれども、私が乗車する折り返し列車の発車時間がやって来ました。残念ですが、何時か再訪して、腰を落ち着け見学したいと思います。何時か機体を整備して、蒸気運転で本線走行できる日が来ることを祈りつつ、この地を後にします。

 


               

 


津山機関庫訪問part2ーDE50を目撃する 

2014-08-24 23:58:57 | 中国地方

 2014年8月24日(日)

今回はJRを利用して岡山県津山市に来ました。今日は6月に続き2回目の旧津山扇形機関庫一般公開に訪問します。雨がパラパラと肩を濡らします。
 本日の主役はDE50-1。1970年登場の本線用ディーゼル機関車です。DD51の2エンジンに対して大出力1エンジン搭載で保守軽減を目指した本線用機関車ですが1両製造されたのみで、量産化は見送られてしまいました。DD54のように致命的な欠陥があった訳ではなく、電化の予想外の進展と当時の国鉄を取り巻く諸状況が新形式導入を断念させたもので、悲運の機関車です。
Img_1460


 前回来た時は機関庫に押し込められていましたので、台車周りこそ見えませんがその印象的なスタイルを十分眺める事が出来ます。一言でいえば、少し長めのDE10車体に短めのDD51のキャブを載せたスタイルです。もし、この機関車が量産化されていたらブルトレの先頭もこのDE10もどきが担当していたかもしれません(この1号機はSG非搭載の貨物用機ですが・・・)。ひょっとしたら四国のDF50を置き換えていたのはDE10では無く、このDE50(SG付き)であった
かもしれません。

Img_1485

Img_1480_2  


 10時半から始まる転車台での車体の回転が始まる頃には、雨が本降りになり始めました。傘もささずにカメラを構えて車体を追いますが、レンズに水滴が付着して、その度
撮影を中断し水滴を拭きます。撮影には結構辛い状況です。

そういう訳で、何時に無くあっさりと、回転ショーが終了すると同時に機関庫から引き上げます。時刻はまだ11時前です。