しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

伊賀へ(1)

2012-02-29 22:34:01 | インポート

集合時間ぎりぎりに集合場所の京都駅八条口に到着。見知った顔、懐かしい顔が見えます。本日は大学鉄研OB会主催の記念列車が運転されます。首から下げる札を支給され、近鉄京都駅構内に入場します。間もなく「楽」が入線。各自列車にカメラを向けます。


デコポンとトロッコ

2012-02-28 23:55:59 | 鉄道

2011年2月18日(土)

徳島市に隣接する勝浦町に出かけます。自宅から車を走らせ30分で到着。やってきたのは、とあるミカン畑の中に伸びる2本のへろへろレール。通常ミカン畑で活躍するのはモノレールと相場が決まっていますが、この畑では何故かトロッコを活用しています。全長50mほどでしょうか・・・。ポイントは無く、全区間直線です(レール自身が微妙に歪んでいるので真っすぐには見えませんが・・・)。車両は、手押しトロッコ1両のみです。ゲージは分りません。現在は収穫も終わり、来季の準備で土を運ぶ為に使われている様です。ここは、果樹の成長期には外周をネットで覆うため、外から見えない時期が長く、ここまでよく見えたのはラッキーでした。鉄道に縁の無いと思っていた町にへろへろレールとは言え、現役の貨物?鉄道が存在するのは愉快です。

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トロッコを見た後は、本日の第一目的<デコポン>購入を果たします。勝浦町のデコポンは生産量がそう多くないために、主要産業となっているミカンほど有名ではありませんが、この時期の<デコポン>は甘みが詰まったカプセルと言ってもよいぐらいの美味で、九州などの有名産地には負けていません。この時期、毎年勝浦町に買い出しに出かけます。厚い皮を剥いた瞬間、周囲に甘いかんきつ臭が拡がると、それだけで幸せな気持ちになります。この時期だけの楽しみです。


牟岐線通信(4) DMVの日

2012-02-18 23:12:15 | 鉄道

2012年2月11日(土)建国記念の日

本日は早起きして、3月に廃止になる<日本海>を撮影しに行こうと考えていましたが、日本海側の大雪で事前に運休が決まっていた為、何処にも行かずに自宅で過ごしていました。何気にTVをつけていると、DMVのデモンストレーション走行のニュースが流れていました。     DMVとは、一言で言えば、鉄道、道路両方走れる車両です。昨日から3日間にわたり、JR北海道から借り入れた「DMV(デュアル・モード・ビークル)」のデモンストレーション走行が牟岐線(牟岐?海部間)・阿佐海岸鉄道(海部?宍喰間)で行なわれています。昨日行われた、えらい方々を乗せたデモ走行の映像が流れており、いつものように満面の笑みを浮かべた知事さん(オリエンタルスマイルという言葉がぴったりの笑顔です)がインタビューに答えていました。DMVのものすごい期待をかけているとのコメントでした。でもDMVが導入されらたら、極めて苦しいだろうと思われる阿佐海岸鉄道の経営が立ち直ると言うのも・・・・?連邦運のウッディ大尉も言っています<うぬぼれるんじゃない!DMV(ガンダム)1機の活躍で戦争に勝てるほど甘いものでは無いんだぞ!>と・・・。県南部活性化の起爆剤になるのでは?とのコ201202dmv_003メントがアナウンサーから発せられたのを聴き、自分の目でDMVを見てみたくなりました。まさに<見せてもらおうか、JR北海道のDMVとやらの性能を・・・>とシャア少佐の様に呟き、車を海陽町宍喰に走らせます。

宍喰町内の交差点では三脚を立てているカメラマンや見物人も居ます。間もなく宍喰駅前に帰ってくる様です。私もDMVの道路走行写真をキャッチしようと、光線状態の良いお立ち台?目指し201202dmv_027てダッシュしますが、お立ち台?ポイント到着前に戻ってきたDMVと遭遇。高架の影をもろに被ったショットとなり、残念・・・。路上走行モードはバスそのものです。DMVは駅前の宍喰小学校グランドに入り、次のデモ運行に備えしばし停車します。グランド内ではDMVのデモンストレーションを記念して<DMVわくわくフェス タ>と銘打ったイベントが行われており、着ぐるみやパフォーマー達が親子連れを中心とした観客達を楽しましています。平和な光景です。この様なイベントを利用して多くの人にDMVを知って201202dmv_035もらい、導入への支持を集めていこうとしているのでしょう。中でも徳島県代表ゆるきゃ らのすだちくんと高知県代表のくろしおくんコンビは、自ら観客に歩みより記念撮影や握手に努めています。同業者の数は少なくDMVの趣味界での関心はあまり高くないのでしょうか?どちらかと言うとこの趣味界は回顧傾向が高く、去りゆくものに対して過剰な愛着を示すのに対して新しいものに対しては冷淡に扱うような帰来があります。いい悪いは別として。16時の最期のデモ走行の出発時間が来ました。ギャラリーの見送る中、路上走行モードで牟岐方面へ出発して行きました。私の方も、DMVの姿を眺める事が出来たので、これで良しとして帰る事にします。先行するDMVから遅れること10分、宍喰駅前を出発しましたが、牟岐駅の手前で先行するDMVに追いついてしまいました。DMVは牟岐駅でタイヤ走行からレールを走る為の鉄輪モードに切り替えます。思わず<奇貨(きか)居くべし >という言葉を思い出し、私も、この珍しい機会を逃さない様にDMVを追いかける事にします。DMVは牟岐駅の裏手に設けられた走行モード切り替え装置に向かいます。が、私は、装置がある駅裏よりも、向かいの牟岐駅舎側方向からの方がよく見えると判断して、駅で入場券を買いプラットホーム上に上がります。するとDMVが駅裏の細い道を抜けて走行モード切り替え装置に進入してきます。

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地表に設置された専用のポインター(走行モード切り替え装置、モードインターチェンジ)上で停車。

201202dmv_063 201202dmv_072 そして、突然前部が浮き上がり(鉄輪が降ろされた)、鉄道車両に早変わり。

大げさな表現ですが昔見たアニメ<マクロス>でバルキリーがファイター(飛行機)からバトロイド(ロボット)に一瞬で変形する様な衝撃が・・・。バスモードから鉄道モードへのあっけないトランスフォームを見せて頂きました。このモードチェンジの速さに、DMVの技術は実用レベルまで来ている事を感じました。

そして、鉄輪を下したDMVは軽やかに、宍喰方面へと、今度はレールの上を軽やかに帰って行きました。ただ、ひねくれ者の私には、その機首を上にあげたDMVの姿は、何故かふざけた中学生が自転車をウィリー走行する様に見えました・・・。このDMVが将来のローカル鉄道再生の切り札になるのでしょうか・・・。

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ふと思ったのですが、<バスで運べる人数なら普通のバスで運行する方が効率的だと思うのですが・・・>。こんなことを言うと身も蓋もありませんが・・・・。