しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

近鉄イベントダブルヘッダー(下)高安車庫

2013-11-06 23:17:49 | 大手私鉄

2013年11月3日(日)文化の日

 五位堂から高安へ電車で移動します。高安駅を南に廻り込む様に歩いて5分程で入り口に到着。イベントのパンフレットは高安車庫と記載されていますが、今回公開されているのは、駅を挟んで東西に広がる高安車庫のうち西側の一画に位置す高安検修センターです。以前は、全般検査・重要部検査を行う総合鉄道工場でしたが、その機能は近隣の五位堂検修車庫に移Img_9269 Img_9265 し、新車の搬入と車体更新工事、廃車時の解体作業を主とする部署になっています。

Img_9249 五位堂とは違い営業車両の屋外展示は今回はありません。保線車両の乗車体験や洗車体験などの催しはしていますが、どちらかと言えば地味な、言葉を替えれば玄人受けする催しです。鉄道部品販売も車両系では無く保線・信号系部品中心です。その場でバーナーでレールを好みの長さに切断してくれるのは、新鮮ですが、販売は苦戦しているようです。部品収集という世界では車両系に比べレール系はあまり人気が無い様です。

 ここでの最大の見せ場はトラバーサーの実演です。トラバーサー好きの自分としては、これだけは外せません。庫から連結器が装着されたフォークリフトに押された改装中の電車がトラバーサー上に載せられます。手作業でフォークリフトとの連結が解かれ、電車はゆっくりと横滑りしていきます。何度見ても、飽きません。子供のころ夢中で見ていたウルトラホーク1号の基地Img_9287内移動シーンを思い出し胸が熱くなります。

庫のさらに西側の留置線上にクラブツーリズムツアー専用車両15400系が待機しています。深緑の近鉄らしからぬ車両を出来ればも う少し近くで見たいという欲望が沸々と湧いて来ますが、この種の電車は、今が稼ぎ時。イベントで休ませておく様な事は出来ないのでしょう。

帰りに物販コーナーを覗いてみたところ、五位堂では長い行列が出来ていて買うのを断念したBトレビスタEXが何の苦も無くすぐ買えました。すこし得した気持ちになりました。

Img_9276


近鉄イベントダブルヘッダー(上)五位堂検修車庫

2013-11-04 16:47:17 | 大手私鉄

2013年11月3日(日)文化の日

 この、土日の2日間、近鉄では<きんてつ鉄道まつり2013>と言う事で五位堂検修車庫と高安車庫の2箇所で公開イベントが開催されています。2つの施設はそう離れていないので、両方訪れる事にします。先にやってきたのは、大阪方から遠い方にある五位堂検修車庫です。ここは10年以上前に同様のイベントで行った事があるのですが、不思議な事にその時の記憶はあまり残っていません。その時はなぜか特急車以外の通勤電車や鮮魚列車などを並べ、とてもの地味だった印象が残っています。ところが久しぶりに当地を訪れると家族連れで賑わっています。前来たときは、マニア向けだったのが時を経てファミリー向けに変化しています。大きく変わったのは物販の充実と混雑ぶりです。ここ最近、同種のイベントを行くたびに実感していますが、展示の実物よりも遥かに人だかりが出来ています。特に開場限定のBトレインビスタカーEXを目指す列は実物の電車の様に長い・・・。私は、それを見ただけで買うのを断念しました。<これが無くても、生きていけるさ・・・>と自分自身を納得させます。

 やっぱりイベントの花は花形車両の横並びです。今年は結構見ごたえがあります。はかるくんに伊勢志摩ライナーに最近塗色をデビュー時に戻した18400系特急車に当時のスタイルのヘッドマーク、そして現代の汎用特急車ACEこと22600系、電動貨車モト90といった渋い顔ぶれが揃いました。

Img_9174

Img_9164

Img_9147

Img_9136 近鉄が誇る?<はかるくん>は初めて見ました。電車線、信号、通信の3系統の検測が同時に可能と言う事で近鉄版ドクターイエローと言えます。が、本家は軌道検測車も兼ねていますが、こちらはこの機能は無いようです。でもこちらは、台車をチェンジする事で狭軌線に入線して任務を果たします。新しい車体を見てると新造車みたいですが、通勤電車を改造しています。側面扉が通勤電車そのものです。

あずき色に黄色の2つ帯のおImg_9191_2茶目な電車は、電動貨車モト90です。南大阪線系 統の車両を五位堂まで牽引するための車両です。南大阪線古市車庫で出来ない通常検査以上の要部検査・全般検査を行う車両。写真では2両連結ですが、南大阪線車両回送時は2つに分かれ、間に回送電車を挟み込むそうです。

 屋外で車両を撮影しているうちに小雨が降り出します。

あわてて、主研修棟に移動します。こちらでは、車両基地イベImg_9203 Img_9212_2 ントの華とも言えるクレーンによる車体吊上げが行われています。アーバンライナーの大きな車体が上空をゆっくり移動していきます。こんな機会で無ければ、こんな角度から電車をみる事などありません。模型ならあるのでしょうが・・・。クレーン実演を見ると、いつもサンダーバード基地やウルトラシリーズにおけるTDFやMAT等での戦闘機の発進シークエンスとダブります。ある意味<男の子の夢>の光景です。小さな男の子の目が、目の前の光景に釘付けになっています。
Img_9228 Img_9230

 庫の外にでると鉄道部品を販売しています。思わず物欲が心の奥の方から浮かんできました。が、値札をみて、その心は萎んでしまいました。大人の夢はすこしザラザラしています。

<こんなもの無くても、生きていけるさ・・・>と自分自身に言い聞かせますが、少し寂しい現実が見えた瞬間でした・・・。


土佐くろしお鉄道 ごめん・なはり線の秘密とは如何に?

2013-11-03 23:23:59 | 中小私鉄

2013年10月13日(日)

三連休の中日です。昨日は家から一歩も出ませんでした。今日は出来れば外出したい。とは言え、起床が10時(予定は6時)。テレビをつけると笑っていいともの増刊号で能年玲奈がゲImg_8990ストでしゃべっています。あまちゃんフリーク?として、思わず画面に見入ってしまいます。録画である事は分っていても、画面の彼女の言動を心配してしまう。こっちの方が今日の予定より大事だと思って見続けてしまいます。そうこうしているうちに11時になりました。もう出発を決断しなければ予定していたイベントは終了してしまいます。ギリギリの時間ですが、思い切って行ってみる事にします。だって天気は快晴。出ていかないと後悔するに違いありません。
 目指すは高知県安芸市で、<もう知っている?! ごめん・なはり線の秘密>という鉄道の日イベントを行っています。イベントは15時で終了とのことで、高速をひた走ります。南国ICで降りてからが、時間がかかります。結局自宅を出てから3時間15分で安芸駅にたどり着きました。会場の駅北側車両基地に急ぎます。そこは小さな車庫を中心としたコンパクトなエリアです。テント2つで案内、物品の販売、鉄道部品販売などを行っていました。鉄道部品の方は大型部品(信号機など)が売れ残っているばかりです。こんなもの、買って帰れば<Img_8993邪魔になる>と家族からの非難が起きそうなモノ達です。人のよさそうな職員さんから勧められましたが、ここは断らせて頂きました。こんな遅い時間でしたからマニアの方は少なく一般の家族ずれや近在の方々がチラホラといった状況です。都会の大きな施設のイベントではマニアの方達の醸し出すギスギスした雰囲気に当てられ、ストレスに感じる事がありますが、ここではのんびりした時間が流れています。小さな車庫内では、タイガース塗色とオープンデッキ型の9640形(くろしおがた)機動車がいました。見た目には全然違う車両に見えますが、同一形式です。機構はJR西日本キハ126と同一とのこと。知りませんでした。保線モーターカーの走行等いくつかの催しはありましたが、20分ほどで見終え会場を出ます。

 少し不完全燃焼感が残ったので、来る時

Img_8995

に目を付けていたポイント(穴内駅と赤野駅の間の国道沿いの丘上)から、海をバックに走行写真を撮影します。あいにく正面にしか光線が当たらず、側面はつぶれてしまっています。

これまた、少し不完全燃焼感が残りました。

ごめん・なはり線の撮影地に関しては、まだまだ研究の余地がありそうです。でも車両のバラエティー(同一形式なのに色々な塗色)や海を背にしたロケーションは素晴らしいものがあります。また再挑戦したいと思います。

 

Img_9034

Img_9076