しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

欲張りな日曜。画・酒・湯を楽しむ。鉄分補給も忘れずに・・・

2008-08-30 23:36:39 | 展覧会

8月24日(日)

昨日、大塚国際美術館で腹いっぱいの西洋絵画を堪能したばかりではありますが、大阪近代美術館のモディリアーニ展に出かけました。先日姫路市立博物館であった同じ画家の展覧会http://hally583.de-blog.jp/hally/2008/07/post_f950.html#commentsに出かけたばかりですが、<一方だけ見ただけでこの作者を語るのは、は片手落ちでは・・・>と思い一月ぶりに関西へ。

本日はフェリーで和歌山に出て南海電車で難波入りします。そこから長い乗り換え通路を歩き、地下鉄四つ橋線に乗り換え肥後橋へ。そこから案内図を頼りに川沿いを大阪湾方向に10分ほど歩いて橋を渡ると国立国際美術館。古い民家の後ろに、超近代的Pict4658Pict4659な市立科学館が周りを威圧しています。周りの風景になじんでいないこと甚だしい(あくまで個人的感想です)。アトムに出てくる科学省とかZAT本部*を思わせます。

*ウルトラマンタロウに出てくる地球防衛組織ですが、東京のど真ん中に有りながら、怪獣におそわれると、周囲の街のことは放り出して、基地だけ空を飛んで逃げていく迷惑施設・・・実際、ZATが怪獣を倒したことってあったっけ?

国立国際美術館はそんな科学館の地下にあります。展示場は地下深くにあります・・・。そんなに深くする必要があるのだろうか・・・・・(どうも最近の私は、何事も批判的になります)

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モディリアーニ展を覗いてみます・・・・
姫路の展覧会でお腹いっぱいになった気がしていたのですが、一月ぶりにふれる面長の顔とアーモンド形の瞳の肖像画にまたも魅了されてしまいます。最初はなじめなかった人物表現ですが、本物の画を前にしてモデルの内面や作者の意志が作品から伝わってくる気がしています。恋人(ジャンを描いたとされる肖像)や少女を描いた作品では、作者の前者は熱い、後者は温かい、まなざしを感じたりします。こんな異能の画家でありましたが、生前は必ずしも成功したとは言えず、亡くなってから作品の価値が認められ、画が高値で取引される・・・・。芸術家とは、割に合わない商売です・・・。とは言え歴史に名を残し、自分の死後も人々に感動を与えられる尊いお仕事です。

京阪電車中之島線が出来れば美術館までは新駅「渡辺橋」下車すぐなのですが、開業していない以上、川沿いを歩いて淀屋橋に向かいます。三井住友銀行や日銀大阪支店などの重厚な建物が並びヨーロッパの風景のよう。日曜日の午前と言うこともあり人影もまばら・・・。よく中之島の風景はパリに例えられますが、少し違うような気もします。もう少し緑が欲しい・・・・。

Pict4674淀屋橋から京阪電車で中書島へ。京阪本線では、何本かの塗色変更車とすれ違い、確実に時代が変わっている事を感じます。新塗色の特急車では、2階建て車両に描かれている時代祭行列が無くなっているのを知り、中書島で旧塗色車を待って撮影します。新塗色自体は、悪い印象は持っていませんPict4679が、京都へ向かう鉄道会社をアピールする、すばらしい意匠を捨て去るのは惜しすぎると思います。

この駅で、宇治線に乗り換え六地蔵へ向かいます。六地蔵から京都市営地Pict4686下鉄に乗り換え、今年になって開通した区間を含む東西線未乗区間を乗りつぶします。六地蔵駅に着いてみて、戸惑います。地下鉄への乗り換えがよく分かりません。どうやら地下鉄の六地蔵駅は少し離れた場所あるJR駅に接続している様です。小さめの標識の指示に従い川沿いの小道を少し歩くと立派なJR高架駅が見えて来ました。ほんの10数年前では、私鉄とJR(国鉄)の隣接駅を比べた場合、圧倒的に私鉄側が立派で賑わっている印象でしたが、近年は逆転している感じがします。国鉄奈良線時代を知る者としては、浦島太郎状態です。

市営地下鉄東西線の電車は、休日の午後ということもありがらがら。とは言え、お客が少なすぎる様な・・・。確かに便利になりましたけど。

Pict4687 天神川まで乗り通し、これにて京都市営地下鉄は完乗!地下駅から地上に出ると京福電車も新駅を開業させていました。

ここから西院まで嵐電に揺られます。

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ここで数カット電車を撮影した後、遅い昼食をとることに。

 

F1000008F1000009阪急西院駅裏?にある王将に入り、餃子定食、プラス熱さに負けて昼間から瓶ビール1本!それにしても、昼間に飲むビールは何故旨いのだろうと考えてみます・・・。見渡すとカウンター席に陣取っているお客(男性のみ)は、全員ビールを頼んでいます・・・・。<昼間のビール・・・!それは男の浪漫か安らぎか・・・。>いずれにしても男性のささやかだけど、上位に来る幸せなのかも・・・!でもしょぼいよなア・・・。されど、うまいんだなア。これが・・・・。

Pict4732 さて、中瓶1本は私にとって少々重かったようで、へろへろになりながら阪急西院の地下駅の階段を下ります。ここから梅田まで・・・

←途中駅で特急に乗り換えて梅田へ。6300系に数年ぶりに乗りました。素晴らしい車両です。でも既に廃車が出ています。後、何回乗ることが出来るのでしょうか・・・。

梅田のヨドバシカメラで一ヶ月前に修理に出していた、EOSKissDXとレンズを受け取ります。迂闊なことにレンズにだけ5年保証を付けていませんでした。500円の保証料を惜しんだため、7千円ほど修理代が掛かりました。先を見る目がないとはこのことなり・・・・・。トホホ・・・・。

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Pict4734お昼に飲んだビールのアルコールも抜け、本日の最後の目的地に向かいます。阪急神戸線で塚口へ。ここで伊丹線に乗り換え稲野駅で下車。そこからつかしん天然温泉「湯の華廊」に向かいます。本来なら徒歩5分程ですが、この時は迷いまくり20分ほどロスしてしまいました。案内板等の充実を望みます。もっとも電車で来る人の多くは、一駅先の阪急伊丹駅から出ている無料送迎バスで来るんだろうけど・・・。

大型ショッピングセンターに隣接した、関西最大級の広さを誇るスーパー銭湯(入浴おとな700円)で、源泉掛け流し露天岩風呂・源泉壷湯*が最大の売り!地下1,001メートルより湧き出た源泉は有馬温泉のように金色(実際は飴色に近い)!大阪都心から30分足らずで本格的な温泉気分を味わえます。難点は、当地が伊丹空港至近のため離発着する飛行機の騒音が気になることか・・・・。(飛行機好きの人は良いかも)お手軽だけど、本格的に温泉を楽しめます。お湯の味は鉄錆びの味がします。気分もほぐれ、リラックス・・・。

*これ以外の浴槽は循環・沸かし湯ですから。念のため

本来の目的はカメラを受け取るための関西行きでしたが、思いの外収穫があったMiniTripになりました。


徳島再発見-大塚国際美術館ツアー

2008-08-26 23:29:33 | 展覧会

8月23日(土)

職場主催の大塚国際美術館ツアーに参加出来る事になりました。昨年も申し込みしたのですが、その時は、定員オーバーで涙を呑みました。今度こそと思い、募集が始まったと同時に申し込みして、晴れて参加を許されたわけです。徳島県民である私ですが、鳴門公園内にある大塚国際美術館には、初めて足を踏み入れます。展示作品は全て実物大に陶板複製された至宝の西洋絵画が1000点!美術の教科書で見たことのある作品を、一箇所で見ることが出来ます。いつか来てみたかった・・・。

このツアーの魅力は、学芸員によるガイドが付くこと!

Pict4654 ここは、全作品を見て回ろうとした場合4.5㎞程度歩くことになるそうです・・・・!山手線で言えば東京・田町間!徳島線で言えば徳島・鮎喰間!です。

これって、全長が2㎞あるマクロス級戦艦の2倍以上あります!

今回のツアーでは、来館者アンケートによる「当館で気に入った作品ベスト10」に入った作品を学芸員さんの案内で見ていきます。

*尚、この美術館は写真撮影自由となっています。

で、まずは・・・

1.システィーナ礼拝堂壁画(好きな作品第1位)ミケランジェロ

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卒業旅行でバチカンを訪れた際、実物を見ているはずなのですが、当時は、だいぶ痛んでいたようで、ここまで鮮やかではありませんでした。ここの壁画は、修復後の姿を再現しているので、私は大満足!それにしても大きい!そして細密な描写!そして、描かれている場面のドラマチックさ・・・・!一言、

圧倒されます・・・・

Pict4612←最後の審判の図であります。ここで地獄に行くか、天国に行くかの運命の分かれ道・・・。 一人一人裁きを言い渡す、キリスト様も大忙しです・・・。

2.最後の晩餐 修復前・修復後(好きな作品第2位)ダビンチ

Pict4582Pict4581こちらは、ダビンチの最後の晩餐!こちらには修復前・修復後の2枚の壁画が向かい合う様に展示されています。2枚を同時に見られるのがこちらの売りとのことです。昔、ミラノで修復前の方を見ましたが、小汚い(失礼)薄暗い部屋にすすけた絵が描かれていたという記憶だけが残っています。今回、学芸員さんの説明により、各登場人物の役割や、ダビンチが狙った演出効果が分かり、この絵に対する考えを新たにしました。Pict4600

←修復後の絵では、ユダは手にはキリストを密告して受け取った賞金の入った財布?が握られているのがはっきりと分かる。

3.モナ・リザ(好きな作品第3位)ダビンチ

この作品写真失敗していました。とはいえ、世界で一番有名な肖像画でありますので・・・・。超有名作品だけあって、人だかりは絶えません。

4.叫び(好きな作品第4位)ムンク

Pict4541 子供にアンケートをとると常にお気に入りのTOPに来るそうです。なんか、心に直接訴えるモノがあると言うことですかね・・・。

オスロにある「叫び」は強奪されたり、傷つけられたりしてひどい目に遭っています。

5.ゲルニカ(好きな作品第5位)ピカソ 写真を撮っていません。

戦争の残虐さが、ストレートすぎるほど伝わってきます・・・・

Pict4621Pict46276.スクロヴェーニ礼拝堂(好きな作品第6位)ジョット

今回ツアーで私が一番良かった作品(場所)です。建物内に教会の礼拝堂が設置されています。ベンチに座って目を閉じると(見に来た意味がないのですが・・・・)心が落ち着くのです。心が癒されます・・・・。

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7.ひまわり(好きな作品第7位)ゴッホ

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8.ヴィーナスの誕生ボッィチェッリ(好きな作品第8位)

Pict46479.真珠の耳飾りの少女(好きな作品第9位)

フェルメールて、日本人が好きそうな絵だなと感じました。まさに光の魔術師です・・・。

10.睡蓮(好きな作品第10位)モネ

Pict4609 屋外の庭園にはオルセー美術館と同一サイズの睡蓮がドデーンと展示されています。陶板なので雨に濡れてもへっちゃらです・・・(鑑賞者の方はそうも行きませんが)。美術館内での薄暗く静かな環境で鑑賞するのとは、ひと味ももふた味も違う新鮮な感じですが・・・・・。ホントのところはそこいらの公園のコンクリートに描かれている絵と同じように感じてしまいました(美術館サン、ごめんなさい)

以上の作品を約1時間ほど掛けて、本当に駆け足で見てきました。とは言え、学芸員さんの的確かつわかり易い解説のおかげで西洋絵画(しいては、西洋文明)に対する理解が深まりました。

さて、ツアーはこれで解散・・・後は各自自由に館内を見て回ります。

Pict4571 ←私的には、ブリューゲルの「バベルの塔」が見たかった。人間の傲慢さを戒めるエピソードでありますが、この絵が描かれた当時の土木工事の様子が取り入れられており、興味が尽きません。

「この絵の本物を見ることは、出来るのだろうか・・・・」と思ったりもします。ウィーンにある本物に思いをはせます。

ともあれ、有意義な一日を過ごせませた・・・・・。

徳島にもすごいところがあるんですね・・・。


J南高校映画部OB会屋島で連邦軍と戦う

2008-08-17 01:33:39 | 映画部OB会行事

8月15日(土)

世間はお盆休みのようで、こんな時期は、働いているものの方が少数派に感じられます。休みたいー!でも、私の仕事はカレンダー通りなんです。こんな中でJ南高校映画部時代の高松在住T永先輩よりお誘いが入りました。

「戦場の絆が屋島のゲーセンにあるので、OBの面々誘い合わせて来るように!」

「そのお誘い、乗りました!」とばかり、徳島在住の人間ミサイル先輩、子育てに専念するため半年に1回程しか会えないT次氏と私の三名は金曜の夕方に、阿波踊り最終日に燃え上がる徳島をあとに、高松を目指します。男3人、街のにぎわいからこそこそ逃げ出すみたいですが。

F1000035_2F1000033 高松在住の阿波影先輩に屋島近郊で合流。まずは、腹ごしらえと言うことで近所(琴電屋島と古高松の中間付近)にある先輩一押しの 「イタリアンパスタマッキーPRIMO」に向かいます。皆さんコースを注文。スープやサラダなどのサイドメニュー の味付けに一ひねりしてあり感心します。肝心のパスタも高レベルです。さすがは<麺王国かがわ>。パスタと言えども高水準!

一同満足したところで、いよいよ「戦場の絆」をしにマルナカ屋島店併設のゲームセンターに向かいます。

ところで、「戦場の絆」て何なのか、そのときまで私はよく知りませんでした。チームを組んで対戦するガンダムの格闘ゲームである旨、車中で説明を受けましたが、どのようなゲームなのかは、未だによく分かっていません。ゲームセンターに入ると、このメンバーはジオン軍か地球連邦軍のどちらの陣営に属するかの決を採ります。わたしは、躊躇なく連邦を主張しましたが、他の3名はジオンを主張!「GM」なんぞに乗れるか!との罵声を浴びてしまいます・・・。民主主義のルールにより、心ならずもジオンの旗の下戦うことになります。

F1000026で、ゲームセンターの奥に一見昔懐かしいジュークボックスの様なマシンが鎮座しています。そこに、結婚するまでは<ゲームセンターが青春だった(失礼)>T次氏が近づき、なにやら操作しています。私は、てっきりこのジュークボックスもどきが、「戦場の絆」の本体と思いこんでいましたが、これは、ゲームをする前にプレイヤーをあらかじめ登録するための端末とのこと。私もT次氏にならい300円を投入してカードを発行してもらいます。

←パイロットターミナルでいざ名前を登録!

F1000028←出来たカードは所属軍ジオン公国軍、階級は民間人、名前<ほなけん>となっています。所属は屋島特車2課です。俄然、やる気が出てきました。

因みに、阿波影先輩は名前<ヤ・シマ>で登録していました。

「先輩、マ・クベみたいですね。」と突っ込むと「分かる」と笑っていました。が、なぜか先輩の顔が策士に見えてくるのが不思議です。

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ようやく、我々J南高校映画部OB四人組の初陣の時がやって来ました、スペースポッドを思わせる半球スクリーンを持った操縦席型の筐体に身体を滑り込ませます。ハッチを思わせる入り口を閉め切ると、外界の喧噪から切り離され、戦場モードへと気持ちが切り替わります。あまりのコックピットのリアルぶりに、緊張が走ります。ここで私<ほなけん>はモビルスーツ「ザク」を与えられ、サイド7での簡単な練習モードの後、出撃します。

本日は、鉱山都市で連邦軍と戦います。訳の分からないまま、出てくる敵モビルスーツGMにマシンガンを浴びせます・・・。何とか一機撃破して、1プレイ終了・・・。無我夢中でした。

この戦闘の後で、パイロットターミナルにカードを通したところ、階級は二等兵となっていました。ターミナル上部のディスプレイでは、先ほどの戦闘映像がリプレイされ、私のデタラメな戦いぶりが流されています。本来はチームプレイに徹しなければいけないのに・・・。思わず、赤面してしまいます。結局、撃墜数、ポイントとも他のメンバーに水をあけられてしまいました。

MSの操縦ぶりでその人の性格まで表れてしまう、そういう、奥が深いゲームです。この『戦場の絆』とは・・・。

とにかく面白い体験でした。

このようにして屋島の夜は更けていきました・・・・。

後で知りましたが、1ヶ月プレーをしていないと強制的に除隊(データ消去)させられる見たいです。また、戦わねば!

という訳で、皆さん。2回戦、やりましょうね・・・・・。

ジオン大好きのK村さん、これはおもしろいので、ぜひやりましょう!ジークジオン!


しょぼい映画日記 インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国の巻

2008-08-16 18:07:42 | 映画

8月13日(水)

19年ぶりのジョーンズ教授との再開

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

冒頭、敵から追われて逃げ込んだのが、核実験場!スピーカーからは爆発のカウントダウンが・・・。ジョーンズ教授は、転がり込んだ建物内の冷蔵庫の中に身を潜め、核爆発から身を守る。建物は吹っ飛び、教授の入った冷蔵庫は宙を舞う。タイムボカンシリーズの悪役の乗っていたドクロメカが爆発で飛んでいくように。地上に落ちて、転がった冷蔵庫の扉を平然と開けて出てくる教授に、観ている私は口あんぐり・・・。〈初代引田天功もびっくり!>それだけでもものすごいのに、至近距離で沸き上がっているキノコ雲をポカンと眺めている・・・・。「あんた、なんぼ何でもこんな近くで放射能浴びたら死んでしまうでー!」と突っ込みたくなります。けど、1990年代に制作されたTV版「ヤング・インディ・ジョーンズ」では子供達に昔の(なんと第一次大戦前後)武勇伝を語るじいさん(もちろん老人の俳優)として登場しているから、何の健康被害も受けていない様です。核爆発でも大丈夫な、ゴジラと同格の肉体をお持ちのようです。

その他の感想

①ソ連兵は、観ていて可哀想(敵方の命が紙切以下なのはシリーズ共通)。よく分からない任務で南米のジャングルに連れてこられ、蟻に食べられたり、谷底へ落ちたり・・・。特殊部隊の兵隊さんが、還暦過ぎた学者先生にバッタバッタと倒されるんだから・・・。ジャングルでテントを張って、薪を囲んで楽しそうにコサックダンス?を踊る、根は良い人たちみたいだったのに・・・。

②オチは宇宙人って。安直すぎる・・・。最後にチープなSF映画になってしまった!

このラストは、いくら何でも・・・・。以前のシリーズの様に楽しもうと思って出かけたのに・・・・。

ほなけん評価★★☆

この映画も、ネット上の映画レビューの評価が、かなり好意的な声で占められていました。「さすがです!」「娯楽映画の王道!」などなど賛辞が並んでいます。娯楽映画としては確かに及第点なのでしょう。でも、この映画、私はちょっと・・・・。

私は、今回も頭を抱えてしまいました。このような娯楽大作を素直に楽しめない自分が悪いような気がしてきます。

ハリソンフォード演じるジョーンズ教授は、私にとっての銀幕のヒーローです。でも生身の肉体を持った人間であるという前提があってこそ共感するのであって、あまりに度を超した不死身ぶりは、観ていて引いてしまいました。けどゾンビの様な肉体になっていてもジョーンズ教授が銀幕に帰ってきたのは、やはりうれしいという思いもあったりします。


しょぼい映画日記 ザ・マジックアワーの巻

2008-08-04 23:42:54 | 映画

8月10日(日)

私の感覚がおかしいのか?ザ・マジックアワーの巻

6月のある日、ある人が、私にこんな事を言いました。「三谷幸喜の<ザ・マジックアワー>が公開になるけど、果たしておもしろいんやろうか?前作<THE 有頂天ホテル>も全然面白うなかったし・・・。期待出来んわな!」これを聞いて、私は少しムッとしました。私的には<THE 有頂天ホテル>面白かったので、自身のセンスを否定れた様な気がしたのです。それに、自分がまだ見てもない作品を、つまらないと決めつける姿勢に少々腹が立ちました(こちらも大人げないですが)そこで、

「この映画が面白いか面白くないかは、自分で実際見てから決める・・・!」

と心に決め、遅くなりましたが、映画館に足を運んだ次第です。

そして、観ました・・・・

ほなけん評価 ★★☆

日本映画界を代表する豪華キャスト・・・。佐藤浩市は慣れないコメディーをまじめに熱演していました。西田敏行もいつものように熱演していました。小日向文世や寺島進も脇を固め、手堅い演技を見せつけます。 伊吹吾郎もコミカルな味を出していました。この贅沢なキャストだけ見ても成功は約束されたモノ。

でも私は、笑えなかった・・・・。笑おうと思って出かけたのに、笑えなかった・・・・。
妻夫木も深津絵里も頑張っているのが、スクリーンからひしひし伝わってくるのですが・・・

綾瀬はるかは、<僕の彼女はサイボーグ>ではぶっきらぼうなアンドロイド役がハマっていましたが、ここではドタバタの波に乗れていない。

ドタバタが笑えない原因は、俳優陣ではなく、やはり、監督の演出によるものでしょう。映画への愛情が過剰に前面に出すぎて、映画賛歌。活動屋賛歌になっていて、それとお話とが噛み合っていないと感じたのです。

でもショックだったのは、ネット上の映画を見た方の感想が、ほとんど絶賛の声で占められていたことです。YahooJapanの映画レビューでは5星評価で4以上の評価・・・。gooの映画レビューでも10点満点で7.8。それを見て「嘘でしょ!」と心の中で叫んでしまいました。
「最高!」「爆笑!」「今まで見た中で最高の・・・」と言った賛辞で埋め尽くされています。

「何故だ-!どうしてなんだ!」

私は頭を抱えてしまいました。

何か私の感覚が日本人の大多数のモノと違っている見たいです。ここまで素晴らしい映画だったとは・・・・。笑うべき場面で笑えないのは、私の心が歪んでしまっているのかと、不安を覚えます。最近、気分が落ち込む様な映画ばかり(ミストやハプニングなど)見続けているせいなのか・・・。何故か、笑えない自分が悪いような気がしてきます。

でも、私が観た回では、3割ほどの入りでしたがくすくす笑いが3回程度聞こえただけで、大爆笑は1回も起きなかったんですが・・・・。何か、巨大な情報操作が行われているのではと、陰謀を疑ってしまいます(ほとんど妄想の世界です)

結局、映画を観ずに批評した方の予想と私が実際に観た感想が、変わらなかった事が、ますます心を落ち込ませたのでした・・・!それが一番、

「くやしー!」