しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

梅雨の首都圏散歩(2)-汗だくな一日 ワシグリ&京急ファミリー鉄道フェスタ2010

2010-06-06 23:45:52 | 鉄道イベント

5月30日(日)

220翌朝、K池氏と一緒に五反野から久喜まで東武伊勢崎線で北上します。 相変わらずの曇り空。おまけに蒸し暑い。これからが思いやられます。久喜でJRに乗り換え、ひと駅北上します。趣味の保守車両を撮影するK池氏と東鷲宮で別れ、一人撮影地まで歩き始めます。線路に並行している国道をひたすら北上します。時間的には目的地到達に十分なところまで来ました。実は、撮影地ガイドをプリントしたものを自宅に忘れてきたため、撮影地の詳細な位置がわかりません。それらし246き、進入路があるたびに、線路のほうに近づいて、そのたびに間違いに気がつきます。何度目かのトライで、それらしきポイントが見えてきました。遠くからでも三脚が立ち並んでいるのが、確認できます。間違いありません。通称<ワシグリ>!東北ブルトレ屈指の有名撮影地です。少しでも早く到着しようと、小走りに速度を速めた次の瞬間、希望が絶望に変わります・・・・・。目の前を戦隊ヒーローが搭乗する様な派手な塗装のEF81に牽かれた<カシオペア>が客車列車とは思えない高速で通過していきます。通過時間と撮影ポイントを見誤っ253たつけは大きなものとなりました。事前準備の大事さを疎かにした罰です・・・・。とは言え、すぐに続行の北斗星が通過します。気を取り直してすでに待機している同業者の後ろに立たせてもらいます。時間通りやってきた<北斗星>を牽引して近づいてくる機関車は、意外にも先ほど撮りそこなったカシオペア塗色のEF81でした。三脚を使わなかったので水平線が傾いています。どんよりした天気とカシオペアに間に合わなかったショックで気が抜けていたのでしょう・・・・。当地で185系やスペー

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296シアを撮影してから、トボトボともと来た道を引き返します。歩くには少し遠いなと、今更ながら思います。梅雨時期でもあり蒸し暑さは相当なもの。全身汗だくになります。と、東鷲宮駅近くに天然温泉発見!最初、工場だと思ったな巨大な温泉タンクが、唯のスーパー銭湯とは違う事を主張しています。それを見ると汗を流してさっぱりしたいと思い、迷わず暖簾をくぐります。その名は<百観音温泉>!お湯の湧出量(1,000?/分~4,800?/分、資料により5倍の隔たりがあるが、関東平野内に湧く温泉では破格の量のようです)は、自噴!57.3度で高温泉!ナトリウム塩化物強塩泉で色は薄い褐色です。住宅地の中に源泉かけ流し温泉が出現した形です。1998年に掘り当てた新しい温泉です。広い露天風呂に身体を沈めて、昨日・今日の反省を行います。が、途中からそんなことどうでもよくなりました・・・。だって気持ちいいんだもの・・・・。あまりの気持ちよさに長湯してしまいました。おかげで、東鷲宮駅から本来乗車すべき湘南新宿ラインの直通電車に乗り遅れます。ひとつ歯車が狂えば、そのあとは、さらなる不具合の連続です。以後は乗り換え、乗り換えの連続で、目的地の久里浜にたどり着いたのが14:30を過ぎていました。ここから京急ファインテック久里浜事業所までダッシュします。京急ファミリー鉄道フェスタ2010を見るためです。途中まで走って気がつきました。無料シャトルバスに乗ればよかったと・・・・。とは言え今更引き返せません。せっかく温泉で汗を流したのに、朝以上に汗だくになり15:00ちょうどに正門に到着。開催時間はあと1時間ありますが、この種のイベントは、経験として閉会30分前には撤収準備にかかる事が多いので、全速力で会場を周る必要があります。

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撮影コーナーでは引退間近の旧1000形を始め、京急を代表する車両が横並びに展示されています。西日本に住む私にとっては、馴染のない車両達ですが、スピードの京急には憧れをもっていました。

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337 338 362 工場内には様々な車両がいました。黄色い電車は救援車 クト2

鉄道工場の華(と自分は思っていま386418す)トラバーサーもしっかり見てきました。都営地下鉄の電車の整備もやってたんですね。サプライズです。

保存車両 京浜電気鉄道51号形電車も大切にされていました。

この後、鉄道Goodsの販売ブースを見て回りましたが、さすが首都圏だけあって規模がでかい。(というか、参加会社が多い!大手は関西はもとより西鉄まで出店しています。その上、関東圏の中小私鉄やバス会社も参加しており、ちょっとした小学校の校庭程ある敷地を囲むように並んでいるテントの数に圧倒されました。残念なことに(お財布的には助かりました)私が来た頃には、出展者の皆さんは撤収作業に入っており、珍しいGoodsをGET出来ませんでした。こういうイベントは、早めに来るべきです・・・・・。結局、旅の最後も反省することとなりました。

帰りはシャトルバスで久里浜まで戻ります。最後は、汗だくにならずにすみました。


梅雨の首都圏散歩(1)-京葉線と展覧会と地下の居酒屋

2010-06-04 23:47:05 | 展覧会

5月29日(土)

015早朝の神戸空港に車を置いて、羽田行きスカイマークに搭乗します。少しうとうとしたなと思ったらもう到着。500キロ東に移動しても天候は変わらず曇り空です。ホリデーパスを買い、モノレールで天王洲アイルに出ます。

いったん、モノレール駅の外に出ると浜松町方向を見下ろせる通路に出ます。東京タワーが結構近くに望めます。

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この間、破綻したJALの立派な本社を見上げてから、りんかい線地下駅に降りて行きます。これから新木場経由、JR京葉線 で千葉方面に出ようと思います。               

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最近のJRでは、線区ごとに車種の統一が進み、趣味的な面白さに欠ける傾向が大ですが、現在の京葉線に関しては来る電車、国鉄型、JR型それぞれバラエティーに富んでいます。ふと何気にレンズを向けた電車が1編成しかないJRで初の営業運転を行う連接車のE331系電車や山手線を引退した2段窓の205系量産先行車であったりします。武蔵野線から乗り入れてくる電車や貨物も走っていて、見ていて飽きません。めぼしい駅で下車しながらパラパラと撮影しながら千葉方面に南下して行きます。新習志野に来ると、向かいのホームにカメラを持った同業者さんたちが鈴なりです。何が来るの?と訝りながら、窓外を眺めていると、スカ色113系電車とすれ違います。「まだ、いたの?!」という気持ちが先に立ちます。それに、つい最近までうじゃうじゃ居たのに、わざわざ大勢で撮りに来る程の電車かア!?」と113系ファンの方には張り倒されそうな不遜な感想を抱いてしまいましたが、これが正直な私の気持ちでした。とは言え次の駅<海浜幕張>で同じ電車に乗ってきた同業者が、これまた大勢下車するのを見て<は、はーん。さっきの返しが来るんやな。せっかくやから、私も見ていこう>と097さっきまで113系を 117 心の中で馬鹿にしていた事などすっかり忘れて、一緒に下車してしまいました。主体性の無さを発揮して大勢の同業者さんたちと、戻ってきた113系にカメラを向けます。〈旅れっしゃ京葉号〉という京葉線全線開業20周年記念のイベント列車の様です。嬉しい事に長時間停車の様です。みなさん、隣の線路に入ってくる電車との先頭車同士の並びを盛んに撮影しています。不思議なことにこれだけのマニアの方々がいらっしゃるのに、6両編成の電車1両一両、撮影する方はほとんどいません。最近まで、形式写真オンリーであった私としては、不思議でたまりません。最近の主流はイベントの記録重視という事になっているのでしょうか?当初は、蘇我まで南下して貨物の入替え風景を撮影しようと考えていましたが、スカ色撮影で時間を。ここでTimeOver!都心へ戻ります。

189 地下鉄を乗り継いでやって来たのは、六本木にある新国立美術館。

今やっている展覧会は<オルセー美術館展>

188込み合う会場を、流れに乗るように、廻っていきます。 191 ドガの<階段を上がる踊り子>の躍動感あふれる画面に感嘆し、モネの風景画の光と色彩によるマジックに心を奪われ、時間さえ忘れてしまいます。ゴッホの自画像なんか、凄いとしか言いようがない・・・。普通の人が描いたのでは無いと言う事がひしひしと伝わってくるのです。こればかりは、画集を見ているだけでは分らないと思います。

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自分的には、大好きなアンリー・ルソーの作品が2つも観れたことが、大収穫でした。<蛇使いの女>は、感激ものです・・・・。中学時代はあまり好きでなかった美術の時間でしたが、教科書に載っていたルソーの不思議チックな作品には、いつも想像力を掻き立てられました。この人の絵はどれもが何か変なんですが(実際、遠近法もめちゃめちゃですし、絵画の基本的お約束を破っているんですが・・・・)、それでいて見入ってしまう。 とにかくドラマ性を感じてしまうんです・・・・。<蛇使いの女>では、笛を吹く女の人の運命は如何にという様に、観る人のイマジネーションを掻き立てるのです。もう一つの<戦争>はすごかった!横たわる男性のちぎれた腕の断面が実に漫画チックな描写なんですが、何故か生々しく感じられ正視できなくなってしまいました。この絵の構図、完全に破たんしているんですが、戦争という毒々しさ、残酷さがが妙に伝わる作品です。

ギュスターヴ・モローの<オルフェウス>もしばし見入ってしまいます。初めての海外旅行でこの人の<出現>の生々しい生首の描写を見て、腰を抜かすくらいショックを受けました。この<オルフェウス>も竪琴の上に生首が載っています・・・。私の中ではモロー=生首の人となっています。とにかく見どころ満載の展覧会でした。これだけでも飛行機で来た甲斐はありました。

201 大満足の展覧会の後は、秋葉原に出ます・・・・。ここで大学鉄研同期のK池氏と落ちあいます。しばしK池氏の案内で秋葉原見物します。

なぜか、連れて行かれた先がJR高架下にオープンした<ガンダムカフェ >もちろん私は大喜びです。さすがに大混雑していましたので、外から観察するだけでしたが。お店のスタッフ全員が劇中の軍服等を着て接客しているのかなと期待していましたが、実際にはほとんどのスタッ

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フは黒のポロシャツに連邦軍のワッペンを付けているだけでした・・・・。看板に偽りありじゃん!と心中落胆していると、ピンクのの連邦軍制服の女性兵士が一人だけ店内の案内をしていました。 

F1000093212_2K池氏案内の秋葉原ツアーの最後は、怪しいビルの地下にある昭和にタイムスリップしたような居酒屋でした。ここで、いつもの様に貨車を追いかけて全国を回っていた頃のお話に・・・・。本当に昔話になってしまいました・・・・。この日のお酒は、いつもより良く回った気がします・・・・。