しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

私鉄紀行と寺巡り

2007-04-30 17:00:57 | インポート

Pict0194_1 4月29日 昭和の日

スルッとKANSAI2Dayチケットがあと1日残っていたので、日帰りで奈良方面に 行く事にしました。

3時25分徳島港発南海フェリーで和歌山港へ。そこから南海電車で難波へ。そこからは近鉄電車を乗り継いで、9時過ぎに室生口大野へ。

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駅裏の細い道をたどっていくと、雑誌等で有名な大きな橋梁を見下ろせるポイントに出くわします。結構、感動ものですが、この時間、光線状態が良くありません。おまけに手前に太いケーブルがあり、撮影意欲は一気に萎えます。

そこで、鉄橋の裏側(南側)へ。こちらからは、光線状態申し分なく、

ただし大阪方橋脚の付け根に大きな製材所があり、これまた画面での処理に難あり。

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とは言え、いろんな種類の電車が次から次へやってきて、飽きる事がありません。楽しいひとときを過ごします。来て良かった・・・                                                                

◆春の古寺巡礼とその顛末

駅からバスに10分ほど揺られて、いよいよ室生寺を参拝します。石楠花を中心に様々な花が咲き、山寺を彩っています。ユニークなスタイルの五重塔やいろいろな顔の石仏を眺めていると時間の経つのも忘れます。

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長い石段を上がりきった所にある奥の院で、おみくじをひきます。

!(女性に、ぼこぼこにたたかれている男性のイラストあり)

内容は、気が弱い人が読めば卒倒してしまう程の救いのない不幸のオンパレード・・・。いくら何でも、ここまで書いて良いのかと思えるほどの辛辣なもので、ここに書くのもはばかれます。病や縁談は十中八九だめとか、勝負事で勝つのは2分しか望めないとか、いかに将来が暗いかを具体的数値で説明しています。「生きていても良いことは何もないよ」と言っている様に思えます。私は、力なくそこいらの枝に、この忌まわしいおみくじをくくりつけ、失意の内に下山しました。

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野生のお猿さんにも笑われている(私の主観)

先ほど引いたおみくじと言えどもあまりの内容の非情さに、釈然としないものを感じていましたので、掟破りでありますが、下の本殿でもう一度おみくじを引くことにしました。その前に、如来様を拝み、賽銭を幾ばくか投げ入れます(決して、袖の下ではございません)

その結果は

大吉!

とは言え、これで先のおみくじの結果を相殺することが出来るのか、はなはだ不安であります。

当初の予定では、このまま長谷寺も参拝するつもりでしたが、気分的にまだブルー・・・。すべてのスケジュールを変更して、このまま大阪方面へ戻ります。

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Pict0137電車の待ち時間を利用して撮影を続けますが、心なし意欲が減退しているのが分かるでしょうか?

あまりに気分がめいっていたので、撮影を切り上げ乗り鉄に変更とします。

私鉄未乗車区間の乗りつぶしということで、最近延長した大阪モノレール支線と新規開通した大阪市地下鉄今里線に乗車しに行きます。

Pict0179_3 大阪モノレールの車窓風景の白眉は<太陽の塔>だと思います。20世紀を代表する芸術だと思います。大阪モノレール彩都線に乗ると、<太陽の塔>の裏に青い顔がある事がわかります。裏の顔には、どんなメッセージがあるのか、考えていたらもう夕暮れです・・・。

ともかく、長かった一日が終わりました。さてはて、私の今後の運勢はどうなることか・・・


ミッション・イン・北海道7(温泉Part2と再見北海道)

2007-04-29 23:59:54 | 旅行記

第二日目(4月7日)その7

■おー!こんなところに温泉が・・・

撮影の合間に、車掌車を改造した伊納駅待合室で温泉の本(温泉教授の松田忠徳氏著「北海道ホンモノの温泉」)を眺めていると、この駅から3つ札幌寄りの妹背牛駅から徒歩10分ほどのところに、妹背牛温泉「ルペペ」といういかにもアイヌ語ぽい名前の温泉がある事を知った。評価の星が四つも並んでいる!もう一度くらいは温泉に入りたい。

Pict0314妹背牛駅から徒歩10分は少しきつかったが、妹背牛温泉「ルペペ」に到着した。スーパー銭湯風の日帰り入浴施設である。休憩設備も充実している。支配人の温泉に対するこだわりは相当な様で<源泉100%掛け流しで加水なし>を表示する手書きのポスターがこれでもかという程、誇らしげに掲示されている。温泉はナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉という事で、少し緑っぽい。うれしい事にコップが備え付けられ、飲泉する事が出来る。飲泉は、保健所の許可が必要な為かハードルが高い。それが出来るということは、泉質が良いという事であろう。

あんまり気持ち良かったので、長居をしてしまい、次の列車の時間に、間に合わなくなるところであった。結局帰りは、本日2度目の猛ダッシュで駅まで走った。疲れを取ったはずが、さらに疲れを重ねる事となった。

■711系はいいねー!

妹背牛から札幌までは、岩見沢での乗り換えを挟んで、711系のお世話になった。今回は道内の鉄道移動は普通列車のみ。その大半は711系でした。最後に乗車した編成は3扉改造車。真ん中の扉を境に区切られた室内レイアウトがおもしろく、北海道に来ている事を実感させてくれる。

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◆711系さん。お世話になりました。次もあえると良いですね。

本日は東横イン札幌駅北口店に投宿

第三日目(4月8日)最終日

朝六時にホテルを出て、千歳線で下り「北斗星」を撮影するつもりだったが、あいにく小雨模様・・・。こうなったら午後の飛行機までゆっくり札幌を散策することにした。

「仮面ライダー電王」を見終わると同時にホテルをチェックアウト

大通りの方向へ歩いていく。あとひとつミッションを追加する事にした

■市電を見に行く Pict13000 

二十年前に乗車して以来の再会です。あまり変わっていないような・・・。

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駆け足で巡った北海道の旅も、もう終わり・・・。

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テレビ塔を撮影

最終日にして、初めて観光旅行ぽくなりました。

これにて全てのミッション完了!


ミッション・イン・北海道6(鉄道写真を撮ろう)

2007-04-28 00:09:15 | 旅行記

第二日目(4月7日)その6

■鉄道写真を撮ろう

ここいらで、じっくりと列車写真を撮っておきたい。引退間近の781系や引退しそうで、まだまだ頑張る711系の走行ショットを納めておきたい。近文~伊納間は、結構名の知れた撮影地である。とりあえず伊納駅に降てみる。本当に何もない駅である。

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周りを見渡すと、上り線ホームの旭川側端で先客が撮影している。どのように見えるのか行ってみた。駅への進入部分の上下線が少し離れているので下りに関してはきれいな走行写真が撮れる。

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先客の方から「どこから来られたのですか?」と聞かれたので「四国からです。」と答えると相手はあきらかに驚いている。四国からは想定外という感じかな。私も「どこから来られたのですか?」と聞き返す。「北見から来ました。」私も素直に驚き「えー!遠くから大変ですね!」と言ってしまったが、よく考えれば四国から来た私が言うせりふではない。

とは言え、同好の同士なので、住むところは違えど、しばらくは鉄談義に花が咲く。

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先客のねらいは、塗色変更したばかりのキハ183系「旭山動物園号」。私も伊納駅ホーム端でねらってみる。

どのような塗色か、予備知識が無かったので、実際にやって来た車両の大胆な塗色に驚いた!

曲がりなりにも鉄道写真が撮れました。ミッション1つ達成としましょう・・・

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そうこうしているうちに、あたりは薄暗くなってきました。そろそろ撤収です。それにしても、写真の出来はともかく撮影が面白くなってきた今日この頃・・・・。


ミッション・イン・北海道5(旭川ラーメン)

2007-04-27 22:51:59 | 旅行記

第二日目(4月7日)その5

■旭川ラーメンへの道

旭川ラーメンを食べたい!というのが今回の渡道の発端であった。本来なら、時間を掛けてじっくり味わいたいところだが、接続列車の待ち時間である50分以内に店を探して、注文し、食べ終わり、旭川駅まで帰ってこなければならない。まず第一に入る店を決めねばと、駅ビル内の観光案内所に出向く。係の方に「旭川ラーメンの店で、駅から出来るだけ近い店を紹介して欲しい」と我が意を伝えた。係の方は40軒ぐらいあるリストを出してきて、1軒1軒その店の特徴を懇切丁寧に教えてくれる。非常にありがたかったが、その間どんどん持ち時間が減っていく。失礼と思ったが「近いところで良いです!」と悲鳴に近い声で巻きを入れる。それならと、紹介された店の一つが「梅光軒本店」。駅前の歩行者天国に沿って横断歩道を2本渡ったところにその店があった。「ようやく夢にまでみた、旭川ラーメンにあえる!」と思うと、足取りも軽くなる。が、地下にある店の入り口まで来て、声を失った・・・。

行列が出来ている

店に着いた時点で次に乗る列車の残り時間35分を切っていた。店の入り口から店内カウンター席に座れるまで10分。注文したラーメンが出てくるまでもう10分。残りは15分。しかも駅までの移動時間を考えれば7分ほどで平らげねばならない。こうなるとゆっくり味わっている暇は無い。おまけに量が多い!

Pict0262_3 注文したのは味噌味肉入り 950円なり

北海道のラーメンはコーンがこれでもかと言うほど入っていてうれしい!

実際、おいしかった。が、味わっている時間はもはや無かった。電車の時間に間に合わすため無理矢理胃の中に流し込む!もったいないと思いながらも、時計を気にしながら。最終的には残り2割残したところで、完食を諦めた・・・・。少なくともここ十年間は麺類を完食出来なかった事は無かったのに。後ろ髪を引かれる思いで店を出て駅までダッシュする。胃の中のものが逆流しそうになるのを押さえながら、息を切らせて電車に飛び乗った。それから30秒しないうちにドアが閉まる。次にこの地を踏む時はここも高架になってしまっているんだろうなと思いながら列車は高架工事たけなわの旭川駅を後にした。

こんな思いまでして、またミッション1つ達成!

Pict0260 国鉄時代を感じさせる旭川駅舎。


ミッション・イン・北海道4(宗谷本線の旅)

2007-04-25 23:56:04 | 旅行記

第二日目(4月7日)その4

昨夜11時に札幌を出た宗谷バス「わっかない号」は翌朝5時過ぎに終点フェリーターミナル前に到着します。Pict0143_3

港の内側のPict0157水面は薄い氷が張っています・・・。4月なのに・・・。

■稚内と言えばドーム桟橋

Pict0149_1 戦前は稚泊航路の出発場所として、名を馳せました。歴史を感じさせます!

最近では2時間ドラマのトラベルミステリーにおいて、ラスト近くで主人公が、人っ子一人いない桟橋ドームにわざわざ犯人を呼び出し「あなたが犯人よ!」と、真実を暴くのは良いのですが、逆ギレした犯人に殺されそうになる、シーンで私的に有名?(たまたま最近見たドラマが、そのような話でした!)

実際のドームは早朝にもかかわらずジョギングする市民多数おり、港湾関係者も当然居たりで、そう簡単に殺人できる環境ではありません。

Pict0151_2 数十年前まではC55が生態保存されていたようですが、海に近すぎた為、腐食が進み動輪1対を残し解体されてしまいました。哀れ・・・

フェリーターミナルから徒歩数分で日本最北端の駅「稚内」に着きます。

■宗谷本線の旅

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ここから宗谷本線が始まります。6:24発名寄行き鈍行「4326D」に稚内から乗り込んだ乗客は私だけ・・・・

Pict0179_1 海に浮かぶ利尻富士。息を呑む美しさでした!しかも一瞬の風景!

音威子府で長い停車

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稚内を約1時間後に出発した、「スーパー宗谷1号」に追い抜かれます。これはチャンスとばかり、のり鉄モードから撮り鉄モードにチェンジ!駅に進入する手前で撮影するため、雪道を猛ダッシュ!

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駅舎の一隅に天北線の資料館が併設されていた。なぜかキハ82の張りぼてが?私の記憶が正しければ入線していないと思うのだが・・・。Pict0212

Pict0213 昭和30年代の音威子府駅構内を再現したNゲージサイズのジオラマ。出来はこの手の展示物の中では良い方では。動かせ無いのが残念!

列車は、まだまだ雪深い塩狩峠を越えて行きます。

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稚内から途中乗り継いで6時間と少しで、新旭川駅に到着。旭川から当駅までは20年前に石北線を乗車した際、乗っているのでこの時点で宗谷本線259.4㎞完乗したことになります。これでJR北海道完乗です。これにより、すべてのJR完乗まであと1線区。青森県の津軽線、蟹田~三厩31.4㎞を残すだけになりました。

ともかくミッション1つ達成!

列車に座っているだけなのに、ほんとに疲れた・・・。