8月13日(水)
19年ぶりのジョーンズ教授との再開
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
冒頭、敵から追われて逃げ込んだのが、核実験場!スピーカーからは爆発のカウントダウンが・・・。ジョーンズ教授は、転がり込んだ建物内の冷蔵庫の中に身を潜め、核爆発から身を守る。建物は吹っ飛び、教授の入った冷蔵庫は宙を舞う。タイムボカンシリーズの悪役の乗っていたドクロメカが爆発で飛んでいくように。地上に落ちて、転がった冷蔵庫の扉を平然と開けて出てくる教授に、観ている私は口あんぐり・・・。〈初代引田天功もびっくり!>それだけでもものすごいのに、至近距離で沸き上がっているキノコ雲をポカンと眺めている・・・・。「あんた、なんぼ何でもこんな近くで放射能浴びたら死んでしまうでー!」と突っ込みたくなります。けど、1990年代に制作されたTV版「ヤング・インディ・ジョーンズ」では子供達に昔の(なんと第一次大戦前後)武勇伝を語るじいさん(もちろん老人の俳優)として登場しているから、何の健康被害も受けていない様です。核爆発でも大丈夫な、ゴジラと同格の肉体をお持ちのようです。
その他の感想
①ソ連兵は、観ていて可哀想(敵方の命が紙切以下なのはシリーズ共通)。よく分からない任務で南米のジャングルに連れてこられ、蟻に食べられたり、谷底へ落ちたり・・・。特殊部隊の兵隊さんが、還暦過ぎた学者先生にバッタバッタと倒されるんだから・・・。ジャングルでテントを張って、薪を囲んで楽しそうにコサックダンス?を踊る、根は良い人たちみたいだったのに・・・。
②オチは宇宙人って。安直すぎる・・・。最後にチープなSF映画になってしまった!
このラストは、いくら何でも・・・・。以前のシリーズの様に楽しもうと思って出かけたのに・・・・。
ほなけん評価★★☆
この映画も、ネット上の映画レビューの評価が、かなり好意的な声で占められていました。「さすがです!」「娯楽映画の王道!」などなど賛辞が並んでいます。娯楽映画としては確かに及第点なのでしょう。でも、この映画、私はちょっと・・・・。
私は、今回も頭を抱えてしまいました。このような娯楽大作を素直に楽しめない自分が悪いような気がしてきます。
ハリソンフォード演じるジョーンズ教授は、私にとっての銀幕のヒーローです。でも生身の肉体を持った人間であるという前提があってこそ共感するのであって、あまりに度を超した不死身ぶりは、観ていて引いてしまいました。けどゾンビの様な肉体になっていてもジョーンズ教授が銀幕に帰ってきたのは、やはりうれしいという思いもあったりします。