しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

しょぼい映画日記 ザ・マジックアワーの巻

2008-08-04 23:42:54 | 映画

8月10日(日)

私の感覚がおかしいのか?ザ・マジックアワーの巻

6月のある日、ある人が、私にこんな事を言いました。「三谷幸喜の<ザ・マジックアワー>が公開になるけど、果たしておもしろいんやろうか?前作<THE 有頂天ホテル>も全然面白うなかったし・・・。期待出来んわな!」これを聞いて、私は少しムッとしました。私的には<THE 有頂天ホテル>面白かったので、自身のセンスを否定れた様な気がしたのです。それに、自分がまだ見てもない作品を、つまらないと決めつける姿勢に少々腹が立ちました(こちらも大人げないですが)そこで、

「この映画が面白いか面白くないかは、自分で実際見てから決める・・・!」

と心に決め、遅くなりましたが、映画館に足を運んだ次第です。

そして、観ました・・・・

ほなけん評価 ★★☆

日本映画界を代表する豪華キャスト・・・。佐藤浩市は慣れないコメディーをまじめに熱演していました。西田敏行もいつものように熱演していました。小日向文世や寺島進も脇を固め、手堅い演技を見せつけます。 伊吹吾郎もコミカルな味を出していました。この贅沢なキャストだけ見ても成功は約束されたモノ。

でも私は、笑えなかった・・・・。笑おうと思って出かけたのに、笑えなかった・・・・。
妻夫木も深津絵里も頑張っているのが、スクリーンからひしひし伝わってくるのですが・・・

綾瀬はるかは、<僕の彼女はサイボーグ>ではぶっきらぼうなアンドロイド役がハマっていましたが、ここではドタバタの波に乗れていない。

ドタバタが笑えない原因は、俳優陣ではなく、やはり、監督の演出によるものでしょう。映画への愛情が過剰に前面に出すぎて、映画賛歌。活動屋賛歌になっていて、それとお話とが噛み合っていないと感じたのです。

でもショックだったのは、ネット上の映画を見た方の感想が、ほとんど絶賛の声で占められていたことです。YahooJapanの映画レビューでは5星評価で4以上の評価・・・。gooの映画レビューでも10点満点で7.8。それを見て「嘘でしょ!」と心の中で叫んでしまいました。
「最高!」「爆笑!」「今まで見た中で最高の・・・」と言った賛辞で埋め尽くされています。

「何故だ-!どうしてなんだ!」

私は頭を抱えてしまいました。

何か私の感覚が日本人の大多数のモノと違っている見たいです。ここまで素晴らしい映画だったとは・・・・。笑うべき場面で笑えないのは、私の心が歪んでしまっているのかと、不安を覚えます。最近、気分が落ち込む様な映画ばかり(ミストやハプニングなど)見続けているせいなのか・・・。何故か、笑えない自分が悪いような気がしてきます。

でも、私が観た回では、3割ほどの入りでしたがくすくす笑いが3回程度聞こえただけで、大爆笑は1回も起きなかったんですが・・・・。何か、巨大な情報操作が行われているのではと、陰謀を疑ってしまいます(ほとんど妄想の世界です)

結局、映画を観ずに批評した方の予想と私が実際に観た感想が、変わらなかった事が、ますます心を落ち込ませたのでした・・・!それが一番、

「くやしー!」