当院の患者さんにはご高齢な患者さんが多いです。
高齢化社会の中で必然ですが。
老老夫婦や独居の高齢世帯が多いのですが、体の衰えを抱えて病院通ながら
やっと生活されています。
年金生活で物価高で生活も大変です。
マスコミなどで「貧しい若者から裕福な高齢者に金が搾取されている」という
コメンテータを見ると、高齢者の現実を見てもらいたです。
「高齢者は集団自決しろ」と政治学者の言葉には怒りを覚えました。
応分の負担増をと、高齢車に医療費支払うや介護保険料、さらには子育て支援金と
いろいろ負担が増えています。
若い人と違って高齢者は収入増加は難しいので高齢者は生活を切り詰めてやっと
生活している人が増えています。
そもそも、社会保険制度はヒラミッド型の人口構成が続くことが前提の仕組みです。
小子高齢化で人口ピラミッドがつりがね型からつぼ型に変化して、社会保険制度の
変更が必要なことは明白でありながら、痛みを伴う改革を先送りした政治の責任です。
昔は55歳から年金で老後が暮らせ、そのつもりで老後の資金を計画していたのに。
最近の政府やマスコミのコメントやスタンスは、老人を邪魔者にしているとしか思えません。
一生懸命仕事をしたのに安心した老後を迎えられません。
今、高齢者を攻撃している人もすぐに歳をとり、自分が年寄りとして邪魔者扱いにされる
ブーメランを身にしみることになるでしょう。
日本は、お年寄りに優しい社会ではなかったのか?
いつから高齢者に冷たく粗末に扱う国になったのでしょう