松岩寺伝道掲示板から 今月のことば(blog版)

ホームページ(shoganji.or.jp)では書ききれない「今月のことば」の背景です。一ヶ月にひとつの言葉を紹介します

自己を護れ

2009-01-28 | インポート

自己護る者は

他の自己をも護る

だから

自己を護れ      (増支部経典Ⅲ) 掲示日 H21.1.15

記録をとることは大事です。でも、記録を残しただけではだめで、整理しないと、ちりぢりバラバラになって、わけがわからなくなってしまう。

寺の片隅にある伝道掲示版を書くようになって、4年が過ぎました。いつどんな言葉を掲示したかのレコードは残してあります。わずか、50あまりの言葉だから整理したり分類したりする必要はないけれど、ざっと見ると経典からの引用が少ない。と、いうわけでお正月明けの「言葉」は増支部経典(ぞうしぶきょうてん)からとりました。

経典は釈尊の言葉をまとめたもの。膨大な言葉の集積だから、整理や分類が必要になる。古代インドの人たちはどうやって分類したかというと、釈尊の言葉を数字に関連づけて、整理した。この増支部経典はそうやって分類されたものの一つ。

そこで、冒頭の言葉ですが、いってみれば「共生」ということでしょうか。共に生きるためには、他を尊重しなくてはならない。他を尊重するためには、引きこもることなく、自分自身を成長させていかなくてはならない。

と、書いてみて今回のコメントはあまりできが良くない。なぜかというと、ホームページ(shoganji.or.jp)からこのコーナーの引っ越し準備だけに翻弄されて、記事を書くのに力がはいらないのが原因です。


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