自己護る者は
他の自己をも護る
だから
自己を護れ (増支部経典Ⅲ) 掲示日 H21.1.15
記録をとることは大事です。でも、記録を残しただけではだめで、整理しないと、ちりぢりバラバラになって、わけがわからなくなってしまう。
寺の片隅にある伝道掲示版を書くようになって、4年が過ぎました。いつどんな言葉を掲示したかのレコードは残してあります。わずか、50あまりの言葉だから整理したり分類したりする必要はないけれど、ざっと見ると経典からの引用が少ない。と、いうわけでお正月明けの「言葉」は増支部経典(ぞうしぶきょうてん)からとりました。
経典は釈尊の言葉をまとめたもの。膨大な言葉の集積だから、整理や分類が必要になる。古代インドの人たちはどうやって分類したかというと、釈尊の言葉を数字に関連づけて、整理した。この増支部経典はそうやって分類されたものの一つ。
そこで、冒頭の言葉ですが、いってみれば「共生」ということでしょうか。共に生きるためには、他を尊重しなくてはならない。他を尊重するためには、引きこもることなく、自分自身を成長させていかなくてはならない。
と、書いてみて今回のコメントはあまりできが良くない。なぜかというと、ホームページ(shoganji.or.jp)からこのコーナーの引っ越し準備だけに翻弄されて、記事を書くのに力がはいらないのが原因です。