私は不思議でたまらない、黒い雲からふる雨が、銀にひかっていることが。 金子みすゞ
濡れながら若者は行く楽しそうに濡れゆくものを若者と言う 永田和宏
手放してみて、初めてそれに気づくことが出来る ネルケ無方
諸仏(みほとけ)の世に出つるもありがたし 友松圓諦訳『法句経』182
花びらは散っても花は散らない
始めたことは必ず終わる 田口ランディー
蒔かぬ種は生えぬ 井原西鶴『世間胸算用』より
生ぜしも死するもひとり柚子湯かな 瀬戸内寂聴
古いものを喜んではならない。 スッタニパータ
学問は底の知れざる技芸なり 憂鬱は花を忘れし病なり 牧野富太郎
泳ぎても泳ぎても此岸かな 上田克彦
元来室内の灯し火は、 冬は幾らか明るくし、 夏は幾らか暗くするべきである。 谷﨑潤一郎『陰翳礼讃』
真の豊かさはジョークを言う瞬間に似ている。一瞬の好機をのがすと二度とチャンスはめぐってこないし、準備をしておくこともできない
ものは分けあうと少なくなるが、苦しみや哀しみは分けあうと軽くなる。喜びは分けあうと大きく広がる
草鞋よ/お前もいよいよ切れるか/今日/昨日/一昨日(をとつひ)/これで三日履いて來た 若山牧水
人々の嘆きみちみちるみちのくを心してゆけ桜前線 長谷川櫂『震災歌集』より
福は内 鬼も内 鬼を追いはらうだけでは、どこかへ行って悪事を働くかもしれない。鬼も福にかえるのが、仏教の慈悲。
一人では何も出来ない。しかし、その一人が始めなければ、何もできない。松原泰道
臨済宗妙心寺派松岩寺です。ホームページで「今月のことば」を紹介しています。その背景のブログです。
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