武本比登志の端布画布(はぎれキャンヴァス)

ポルトガルに住んで感じた事などを文章にしています。

020. NACKのサイト

2018-10-17 | 独言(ひとりごと)

 昨、2003年12月に「ポルトガルのえんとつ-MUZの部屋」がこのサイトから独立して一人立ちした。

 MUZはせっせと一人で更新に努め少しずつ充実したサイトを作りつつある。

 

 その勢いを駆って僕は大胆にも出身高校の美術部OBのサイトを立ち上げるべく奔走した。

 「奔走した。」は大げさである。

 昨年定年退職された恩師F先生への年賀状の隅っこに「僕にやらせてみてください」と書いただけである。

 それと現職の美術部顧問のY先生にその旨メールを送った。

 そして管理人を拝命し2004年1月中旬から少しずつ作りはじめた。

 

 僕が高校を出てから早いもので40年になろうとしている。

 私学であるからその美術部顧問の先生に転任はない。

 昨年退職された恩師F先生がづーっと変わらずにお一人でやってこられた。

 だから卒業生は年代を問わずその恩師によって繋がっている。

 

 不定期刊行誌「NACK」というものを作っておられて、僕の現役時代は7号から11号までの発刊であった。

 その後も毎年一冊ずつの発行で今までに34号が発行され35号を準備中との事である。

 このNACK誌は現役のための機関誌ではある。とのことであるが広くOBを繋いでいる。

 その「NACK」誌発刊は今の現役のY先生が受け継がれておられる。

 

 卒業生の中には美術に関した職業の人も多い。

 デザイナー、イラストレーター、絵描き、漫画家、美術教師等々。

 

 僕が卒業してしばらく経った頃に卒業生が寄り集まって「展覧会をしようと」いう話になったらしい。

 1970年のことである。その第一回展には僕も参加した。

 その次の年には僕は外国にいたから参加はしていないがその後もその「NACK」展は続いている。

 「NACK」展も毎年途切れなく続いて今年34回目を先日開催された。

 

 そんな活動をサイト面で紹介したい。という思いと海外に住んでいても自分でも参加したい。

 という思いがあって「NACKサイト」を思いついた。
 実際サイトと言う物は海外であろうが、日本国内であろうが、ハンディはさほど感じない。
 それと日本国内に居る人は皆が結構忙しい。
 僕は彼らに比べれば比較的閑でもある。

 絵を描いたり、スケッチ旅行に行ったり、本を読んだり、メルカドや露店市に買物に出かけたり、ポルトガルドラマのテレビを寝そべって見たり、といった日常であるが…

 少しずつなら「NACK」サイトを作っていくことは出来るかもしれない。と思った。
 どこまで出来るか判らないがとにかく始めてみる事が肝要かとも思った。
 そうして今一ヶ月が過ぎようとしている。

 やはりNACKの仲間は良いものである。
 予想以上の皆の協力の賜物で着々と充実してきている。
 現役のY先生もお忙しいなか奔走して頂いている。

 話は変わるが先日芥川賞の発表があった。
 受賞したのは2人の若い女性である。
 本当に今女性が元気である。文化面でもスポーツでも。
 もちろん文章はパソコンで書く。
 そんなことを話題にする番組(ニュース)の中で、もっと若い女子高校生がベストセラーの作家として活躍している、という話もあった。
 授業の休み時間などでも良い文章が思いついたらすぐに携帯電話に文字を打ち込み自宅のパソコンにその都度転送するのだそうである。
 携帯もパソコンも使いこなしているな~。と驚きである。

 でも考えてみると「NACK」サイトも同じようなことをやっている。
 K君は自分の作品を携帯電話で撮って写メールでポルトガルの僕のメールに送ってくれる。
 それを僕はちょっと修正を加えてNACKサイトのK君のページに載せている。
 まあ作品写真としてはちょっと無理があるかも知れないが一応は出来ている。
 驚くべきことが出来る時代になったものだと感心している。

 NACK「掲示板」を見るのは僕の日常に加わった。
 ポルトガルの僕もであるが、東京に住んでいるNACK仲間も大阪の仲間も今、高校時代当時の様に雑談が始まっている。
 いずれメキシコからの書き込みもあるかも知れない。或いはそれ以外の国からも…。
 高校の時に言い忘れた事、喋りたりなかった事、今後の方針と雑多な内容が飛び出してきている。
 NACK以外の人からの書き込みも加わりその枠は少しずつ広がっている。
 そして毎日のアクセス数は驚くばかりでこのサイトを追い抜くのも時間の問題である。

VIT

その後、ジオシティーズが閉鎖になり「NACK」サイトも閉鎖しました。

(この文は2004年3月号『ポルトガルの画帖』の中の『端布れキャンバスVITの独り言』に載せた文ですが2019年3月末日で、ジオシティーズが閉鎖になり、サイト『ポルトガルの画帖』も見られなくなるとの事ですので、このブログに少しずつ移して行こうと思っています。この文章はブログに移しますが、NACKサイトはジオシティーズ閉鎖に伴い閉鎖しなければなりません。ご了承下さい。始まった2004年当初はNACK会員各位のご協力もあり、充実したものにもなりましたが、最近は書き込みもなく、サイトよりも新たな物、フェイスブックなどが主流となりつつある様です。)

 

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