淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

読 「つめ」 山本甲士

2017-06-28 17:48:41 | 棚の上の本

 

 


表紙でレジ袋ば持ってる主婦「朱音」は夫と小5の裕也(亡くなった先妻の子)との3人家族です。

ある日、些細なことで一人暮らしでドーベルマンば飼ってる近所の嫌われ者
「南郷不二美」との間でトラブルが発生するとです。

南郷不二美の嫌がらせに負けん気が強い朱音はやられたらやり返せとばかりに
大阪のおばはんの壮絶なる泥仕合が続くとばってん
物語は義理の息子である裕也のいじめ問題に立ち向かう朱音の日々とバトルが絡み合いながら
意外な結末ば迎えるとです。

読後感  さわやかでした。

よか本でした。

 


読 「墨の魔術師 ×」

2017-06-26 17:43:18 | 棚の上の本

内容(「BOOK」データベースより)

書家・谷村玄斎は、貧しい少年時代を過ごした。
手作りの石の硯、薪の燃え殻の炭、藁で作った筆で書を学んでいたあの頃…
そこには、必ず養母・夏代の艶やかな肌のぬくもりがあった。
地位も名誉も金も手に入れた玄斎だったが、八十歳を迎えてもどこか満たされぬ思いを抱えていたある日
東尋坊で一人の少女と出逢い、少女の裸身に究極の墨の美を描きたいという欲望が芽生える。
それは、夏代の鎮魂の意味を持っていた…。
貧しさから這い上がった男が最後に求めたものは、何だったのか!?“書の鬼才”が赤裸々に描く激動の生涯。

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移動図書館で選んだこの本は久しぶりの×だったとです。

読み終えて、あらすじば読んだらガバイすごか作品と錯覚してしまうとです・・・・。
それに本の帯には映画化決定!と書いある・・・・・しかも監督で主演は作者本人・・・・。


噓じゃろもん!
だらだらと続く「どうだすごいだろう」の自画自賛の自伝小説ばってん
書道界の大御所さまが書いたら出版も映画化もできるとですか?
あほくさ


読(・陽気なギャングは三つ数えろ・東京すみっこごはん②)

2017-06-25 07:11:14 | 棚の上の本

内容紹介(読メより)

陽気なギャング一味の天才スリ久遠は、消えたアイドル宝島沙耶を追う火尻を、暴漢から救う。
だが彼は、事件被害者のプライバシーをもネタにするハイエナ記者だった。
正体に気づかれたギャングたちの身辺で、当たり屋、痴漢冤罪などのトラブルが頻発。
蛇蝎のごとき強敵の不気味な連続攻撃で、人間嘘発見器成瀬ら面々は断崖に追いつめられた!
必死に火尻の急所を探る四人組に、やがて絶体絶命のカウントダウンが! 

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某ブログで紹介されていて続編が出ておった事ば知ったとです。
この場をお借りしてお礼申し上げます(笑)。

いつものメンバーの相変わらずのテンポの良か会話には笑わせてもらいました。
今回の、逆転勝利の終わり方にも大拍手です。

内容(「BOOK」データベースより)

年齢も職業も異なる人々が集い手作り料理を食べる“共同台所”には、今日も誰かが訪れる。
夢を諦めかけの専門学校生、妻を亡くした頑固な老人、勉強ひと筋の小学生。
そんな“すみっこごはん”に解散の危機!?街の再開発の対象地区に含まれているという噂が流れ始めたのだ。
世話好きおばさんの常連・田上さんは、この事態に敢然と立ち向かう。

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すみっこごはんの2作目です。
表題の「雷親父とオムライス」が良かったです。
唐揚げも筑前煮も・・・・出てくる料理全部良かったです。

 


読 「夜行」

2017-06-24 06:58:28 | 棚の上の本

内容紹介(読メより)

僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。

 私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。
 十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。
 十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。
 夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。

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森見さんのファンタジー小説にしては少しばっかし暗くて不気味な所もあったばってん
夜行列車から見る暗闇の存在感などの描写にはさすがだと思ったとです。
最後の切なさと未来への余韻も良かったです。

何となく恒川 光太郎さんの「夜市」ば思い出したとです。

 


読 「追想の探偵」

2017-06-22 20:57:52 | 棚の上の本

特撮専門誌の出版社に努める編集者「神部実花」は
昔の特撮作品の関係者ば探し出す「あの人は今」みたいな仕事ばしとります。

実花がたった一人で所在不明やった人達に辿り着く途中で知る真実と出会いが
様々な人間模様として描かれおります。

そいにしても特撮作品やらオイには何の興味も知識も無いけん
マニアックなファン心理がまるで分からんけん
いつもの月村氏の拳銃持って悪人に立ち向かう作品たちと比べながら読んでおったばってん
まぁこれも味わいのある短編物語やったと思います。

ばってん人探しの困難さに苦労する実花ばってん
今の世の中なら簡単に分かる気がするとになぁ・・・・と思うオイは
いつしか拳銃ば持って活躍する実花の続編も想像したくなるとです・・・・すんまっせん"(-""-)"。


読 「東京すみっこごはん①」

2017-06-21 07:16:49 | 棚の上の本

イジメで落ち込んでいた女子高生の「楓」は商店街の片隅にポツンとある
一軒家に下がっていた看板の文字に足ば止めたとです。

   「共同台所 すみっこごはん ※ 素人がつくるのでまずい時もあります。」

物語は楓と「すみっこごはん」に集う人々の出会いから始まります。

最後にほろりと・・・・・・
ご飯ものと人情ものはやっぱ良かです。
シリーズ一作目です。

続編、予約しとります。

 

 


 


読(・あきない世傳金と銀③ ・カウントダウン「真梨幸子」)

2017-06-20 08:15:31 | 棚の上の本

内容(「BOOK」データベースより)

大坂天満の呉服商「五鈴屋」の女衆だった幸は、その聡明さを買われ
店主・四代目徳兵衛の後添いに迎えられるものの夫を不慮の事故で失い、十七歳で寡婦となる。
四代目の弟の惣次は「幸を娶ることを条件に、五代目を継ぐ」と宣言。
果たして幸は如何なる決断を下し、どのように商いとかかわっていくのか。
また、商い戦国時代とも評される困難な時代にあって、五鈴屋はどのような手立てで商いを広げていくのか。
奔流に呑み込まれたかのような幸、そして五鈴屋の運命は?大好評シリーズ、待望の第三弾!

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 今回で幸の活躍が見られるかと思ったばってん、そいもあんまし無くて
一緒になった惣次との間に今後も一波乱ば残しながら終わったばってん何となく物足らんやったです。
次回の展開ば楽しみにしとります。

 

内容(「BOOK」データベースより)

余命、半年―。海老名亜希子は「お掃除コンシェルジュ」として活躍する人気エッセイスト、五十歳独身。
歩道橋から落ちて救急車で運ばれ、その時の検査がきっかけで癌が見つかった。
潔く“死”を受け入れた亜希子は、“有終の美”を飾るべく、梅屋百貨店の外商・薬王寺涼子とともに
“終活”に勤しむ。
夫を略奪した妹との決着や、“汚部屋”の処分など、過去から突きつけられる数々の課題に直面する。
亜希子は“無事に臨終”を迎えることができるのか!?

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 最後はやっぱ真梨 幸子ワールドやったです。
ばってん何で真梨さんの描く女性たちはアクの強か人ばっかい登場するとじゃろか?
ばってん、その個性も魅力的?に見えてくるとです(笑)。

果てしなく繰り広げられる女通しの妬みに嫉妬のバトル
そこまで言うか!もっとやれ!まだまだ甘いぞ!ぶちのめせ!
こうして哀れで過激な女性たちに感情移入するオイは変でしょうか?
面白かったです。

 


読(・らんぼう・虚ろまんてぃっく &ブックカバー)

2017-06-19 07:53:45 | 棚の上の本

二人のムチャクチャ乱暴者の刑事のお話です。
とにかくムチャクチャ暴れん坊で痛快過ぎます。
オイのがばい大好きな娯楽小説なのです。

だけん最近買ったウグイス色の革製ブックカバーは重宝します。
内容まで分からんけん助かります・・・・・
いつも文学作品ば読んでいると思われたいけん…‥( 一一)。

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内容(「BOOK」データベースより)

人間が大嫌いになったり、我慢ならなくなったり、耐えられなくなった人に贈る
不穏でグロテスクで、時に美しい作品群。

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ひとにはお薦めしたくない本です。
そんでもハラハラドキドキしながら一気に読んでしもうたとです。
人間の心根ば鷲掴みして揺さぶりながら、これでもかのエログロ短編集です。
途中、何度も笑ってしもうたです。
ばってん
もし、この本ばオイがお薦めしたらオイはこんな本が好きなのねと
思われのもイヤやけんにやっぱお薦めできんです"(-""-)"。

ばってん
小声で言います オイ ガバイ面白かったです!!

では今度はキャメル色のブックカバーの登場です・・・・・・(笑)。

 

 

 


読 「集団就職」

2017-06-17 07:27:00 | 棚の上の本

内容(「BOOK」データベースより)

彼ら彼女らの存在がなければ、戦後復興、経済成長はなかった。
当時(昭和30年代~昭和50年代前半)の経験者たちへの聞き書きから
“集団就職”の現代史上での評価を促し、働くことの本質を問い直す渾身の記録。

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新聞の図書紹介コーナーで紹介されていた本です。
集団就職は東北地方がイメージとして強くて良く書かれていますが
本作品の作家は熊本出身でもあり
九州地方の集団就職を取り扱っている事を知り予約したとです。

色んな思いが溢れてきました
表紙の写真の少年は今どうしているのだろうか
家族の為に親元を離れて働く少年少女たち・・・・・・。

世間や会社は「金の卵」と呼びながらも現実は
選べぬ仕事、過酷な労働  偏見 差別 誘惑 挫折と成功・・・・。 

集団就職が終わった今だからこそ
現代社会において真の働く意義を問われる一冊でした。

 


読 「犬の報酬 ×」

2017-06-11 20:28:55 | 棚の上の本

内容(「BOOK」データベースより)

大手メーカーのタチ自動車は、自動運転技術の開発に取り組んでいた。
政府の特区に指定されている千葉・幕張での実証実験中、実験車両が衝突事故を起こす。
軽微な事故ということもあり、警察は発表しなかった。
ところが数日後、この事故に関するニュースが東日新聞に掲載される。
同紙社会部遊軍キャップの畠中孝介に情報を流したのは、いったい誰なのか?
トラブル対応時の手際から社内で「スーパー総務」と揶揄される
タチ自動車本社総務課係長・伊佐美祐志を中心に、「犯人探し」のプロジェクトチームが発足するが…。

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移動図書館の新刊コーナーにあったけん読みました。

読み始めて退屈になり、途中で早く終われと思った後味悪い本。

一番気に食わないとが自動運転で犠牲になり亡くなった小5年生の女の子と遺族への
憐憫の文章が何もないのは作者はこれを企業小説だから省略しましたと言うとですか?

この本には愛が無い 登場人物全員に魅力が無い 不愉快な本。