淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

本ホラホラホ

2013-02-24 21:10:06 | 棚の上の本

なまなりさん  中山 市朗

うふふふ  表紙からすぐにわかりますよね  おどろおどろのほらほらホラーですよ。
でも表紙だけですよ・・・・。

誰からも好かれるお嬢さんは婚約者との結婚を前に美人でお金持ちの双子の姉妹女から
毎日執拗な嫌がらせに会い遂には心を病み崖に身を投げるとです。

ハイハイ   そこから定番の怨念の幕開けです。
その恨みと祟ってやるぞ!!が  すごいとです。

とうとうオイはお嬢さんの霊にそこまでするか!!と思ってしまったとです。
お嬢さんアンタも生きてる時にそこまでの根性ば出しとけば良かったよ
祟られている女たは哀れにも家族全員ボロボロになり家まで燃えてしまうとです。
読み終えて、しょうもない話やった事に気付き オイの読んだホラーで一番軽くて
笑えた本大賞を捧げたいと思うとでした。

さぁ気を取り直して次の↓本を読んだら何とこれもホラーでしたが
なまなりさんとは完璧に違ったとです。
そりゃ較べるとが酷たいね、何しろ第8回ホラー大賞を捧げられた本やもんね。

ジュリエット  伊島 りすと

震災後、過労で死んでしまった看護士の母、そしてホテル勤めの
職を失った父親と登校拒否の中学生の娘と幼稚園児の息子の3人は
南の孤島に建設途中で閉鎖されたゴルフ場のクラブハウスの管理人として
移り住む事になった。
島に着いた日、息子は砂浜に描かれた母親の顔を見つける。

それは水字貝(ジュリエット)と呼ばれる貝の仕業だった。

島の生活が始まり三人の家族は次々と奇妙な出来事に・・・・・・
死んだ母親、事故で亡くなった同級生、殺された愛犬が幾度も目の前に現れては消え
過去の思い出が、いつしか家族の心を狂わせて行くのだが・・・
それでも最後は家族の再生へと続いて行きます。

ホラーとは感じさせない文章と構成は「なまなりさん」とは・・・・・・くどかですね(^^)。

 

以上


本15

2013-02-23 08:03:24 | 棚の上の本

ことり   小川 洋子

小鳥の叔父さん」と呼ばれた男の生涯です。

人との会話が出来ない兄はポーポー語(小鳥の言葉)でしかしゃべれない。
両親の死後、小鳥の叔父さんと兄の二人だけの生活が始まります。
小鳥の言葉に耳を澄まし小鳥たちにポーポー語で語りかける兄との日々・・・・。

やがて兄が亡くなりひょんな事から、兄と見続けていた幼稚園の小鳥小屋の
小鳥達の世話をする事になった小鳥の叔父さんは・・・・・・・・・・・・・・・・。

つつましく弱い人たちへの自愛に満ちた語りには
神々しさを感じ心の中に染み込んでくるとです。

感動的なラストを読み終え、すぐに最初のページに戻り読んでしまいました。

小鳥の歌が聞こえてきます。

 


本⑬

2013-02-22 16:28:41 | すらごと日記

吉祥寺の朝比奈くん  中田 永一

はいはい 乙一さんの作品ですね。
題名からして分かる青春純愛物語の短編集です。

高校時代の交換日記が当人以外の手に渡ってしまい
何故か歳月を経て戻ってきましたよ・・・・うわぁ懐かしい交換日記なんて!
お腹の虫が鳴り響く女子高校生とか・・・・それに気付いた男子との・・・

まぁこんな風な感じの物語が続きます。

ばってん話の中には胡麻焼酎「紅乙女」(久留米市田主丸町にあるとです。)が
出てきたりで相変わらず地元の名産品を紹介する乙一氏は本当にエライ!

さて最後の吉祥寺の朝比奈くんは映画になったそうですが
ネットで配役とか観て見たらどうでもいい感じでした。

物語も子持ちの人妻に出会い恋してしまう青年の話ばってん
実はその出会いと恋には隠されていた秘密があったのだ・・・・・。
隠された秘密とは何かおかしい言い回しばってん
秘密が分かっても しょうも無いぐらいのもんです。

ラブ コメディー物語と大人への旅立ちとか、 そこいらへんが好きな人には
おすすめとだと思います。

以上




 


本⑫

2013-02-14 15:00:03 | 棚の上の本

TRIP TRAP トリップ・トラップ 金原ひとみ

初めての金原ひとみ本です。
まぁ何と言うか中学生時代から育児に苦労する専業主婦に至るまでの
女性達の、その時々の短編集です。
まぁ田舎に住んでるオイの知り合いには
一人も

本に出てくるような女性はおらんとです。
いたら疲れると思います・・・・・・。

最初に登場する15歳で男と同棲しているマユちゃんのお言葉は
芥川賞作家の金原さんの言葉で喋らせています。
だけんどうしても大人のマユであって中3のマユが口パクしているとしか
見えんとです。

その他、乳飲み子抱えて海外旅行に行った夫婦やら
保育園に子供預けて夏の海でビキニになり知らない男から
クスリを勧められたり・・・。

酒にナンパに浮気に出産、男への依存が何たらこうたら・・・・
母親になるとは何かを諦め何かを失う事なのねと達観したり
自分が苛立っているのは旦那の不甲斐なさなのよと・・・・・・・。

そこで
右も左も蹴っ飛ばしたい女性に

オススメの本です。

ただし年齢制限があります。

以上

 


2013-02-13 14:17:37 | すらごと日記

昨夜、家内と孫との3人で夕食を食べながら観ていたテレビの中で
シングルマザーの人が登場していた。

それを観ながら小学3年生の孫娘が私達に言ったとです
「あのね、Aちゃんに私にはお父さんがいないとよと言ったらそしたら
Nちゃんのママはシングルマザーね?と言って驚いていたとよ。」
孫娘はご飯を食べながら、そう言うと次にはさっさと他の話をし始めた。


その淡々とした態度に、内心ホッとしたと同時に孫は素直に育っていたのだと
思い知らされました。

これまでに父親の話など一切した事が無く何も知らされていなくても、自分なりに
生まれた環境を受け入れて来ていたのだと思うと孫がまた一段と可愛くなるとです。

こんな話ブログで書くのはどうかなとも思ったばってん
私のブログには昔からのお付き合いの♪ちゃんSNOWちゃんがいられるから
孫の成長自慢をお二人に少しさせてもらいました<m(__)m> 。

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本⑪

2013-02-12 22:04:09 | 棚の上の本

 

岸辺の旅  湯本 香樹実

3年前、死んだ筈の亭主が ひょっこりこの世に戻って来て妻と二人で旅をする物語です。
歯科医師講師だった亭主の姿は誰の目にも生きている姿です。


話の終わりは読み始めたら何となく分かります。
だけん読みながらページの終わりが近づくのが辛くなります。
それでも
行く先々、旅の途中で出会う人との話がとてもいいです。
時々 亭主に ムカムカしました(いい奴ですが)海の底で蟹に食われたと言う
わけのわからん奴は「しらたま」が好物です。
最初
妻が作っている「しらたま」の台所に3年ぶりに来て・・・・餡子は黒ゴマ入りを食べる。
それをじっと見ている妻・・・普通ならぎゃぁぁ!!!と驚くけど
さすがに小説です二人は旅人になる・・・・白玉粉持参で・・・・。
あぁ  本当はいい本なのに  素直に感想が書けんとです。
ばってんそれが楽しみとです(笑)  すんません・・・・・・・・・・・・。

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本⑪

2013-02-10 10:54:43 | すらごと日記

海を見に行こう  飛鳥井 千砂

ある海辺の町を舞台に色々な愛の形の繋がりもんの短編集です。
正直、何でこの本を予約したのか自分でもわからんとです。

読んでいる途中で、これはオイのようなオッチャンが読む本ではないと思ったからとです。
好きだ嫌いだとか別れたくないやら別れたいとか、ぜ~~~んぶ
昔むかし終わった事です。だけん読みながらフン!だからそれがどうした!と
悪態ついておったら
最後の「海を見に行こう」だけで、まぁ少しは良かったと
思いほっとしたとです。
親心が染みる、よか話やったとです。

まぁあらすじも感想も何もなっておらんですが
読者層だけがハッキリしている秀逸の本でした(笑)

以上

 

 

 


本⑩  

2013-02-06 12:16:21 | 棚の上の本

他人の不幸は銭の味    鈴木 輝一郎

12年ぐらい前の本です。
パラパラと、この短編集の本をめくっていたら「健康のためなら死んでもいい」の題名が・・・・
ブラックユーモア短編集でした。

「老人教習所」では家族から愛される老人になる為に設立した教習所のお話です。
頑固爺さんが教習の甲斐あって果たして家族に愛されるのかどうか?

笑えるとですが他人事じゃなかと思うとです身につまされるとです<m(__)m>。

ビブリア古書堂の事件手帖② 栞子さんと謎めく日常   三上 延


次の三作目も予約しております。
2作目は栞子の女性としての素顔が少しばかり出てきているようです。
その他にも彼女の秘密がしだいに明かされてきます・・・。

そいにしても
「栞子」(しおりこ)・・・・・・読みにくいとです。
「はぐれコキリコ」を思い出すとです。


ドラマはまだ観ていません。
これからも多分観ないと思います。

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本⑨  

2013-02-05 09:32:22 | 棚の上の本

エデン  近藤 史恵

表紙の写真でお分かりと思いますが エキデンの話ではありません。
たまに題名を勘違いされる方もいらっしゃいますので念のため・・・・・・(笑)。

フランスで行われるロードバイク(自転車)の競技大会のお話です。

世界各国の選手達に混じって一人だけの日本人選手「誓」とチームメイト達との交流
2週間繰り広げられる壮絶なる試合の駆け引き ・・・・・・・・・・・。

ロードレースを知らない方でも楽しく読めるスポーツ本でした。

以上