淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

読 「ウズタマ」 額賀 澪

2019-01-30 08:08:58 | 棚の上の本

読み始めたらいきなり母親が亡くなっていたとです
母親の傍には泣き叫ぶ3歳の男の子
呆然と佇む父親と若い一人の男・・・・・・

出だしから ありゃと思いながら今度も読むとに少々ためらいば感じたばってん
前回の本「行方」と同じく家族愛の物語で家族の血縁だけでは無い
人としての繋がりの深さが描かれておりホッとしたとです!(^^)!。

お話しは
25年前、母親の傍らで泣いていた男の子「周作」は28歳になっておりした。
父親と二人暮らしの彼は母親の記憶が無いとです。
病死と聞かされただけで・・・・・他の事は何も教えてくれんやった父親が
脳梗塞で倒れたとです。
倒れる前に父親から周平に渡された見知らぬ人物からの周作名義で
高額な預金通帳に父親は謎の人物の名前は明かしてくれんやったとです。

やがて周作は、通帳ば渡した誰かば探し始めたとばってん
ある日、周作の母親が18歳の少年から殺害された事件ば知ってしまうとです・・・・
幼少時の周作の記憶が結ばれた時やっぱ泣けたとです。

そんで読み終えて表紙の絵ば見たらすべてが納得しました(笑)
読後感良かったです。


読 「行方」 春口 裕子

2019-01-28 07:14:21 | 棚の上の本

3歳の女の子が公園で行方不明になるとです・・・そして22年後に
と、ここまでの話は読む前に分かっておったとばってん
母親が必死に娘ば探す姿に辛くなってきて読むとがイヤになってきたとです。
ばってん
終盤の22年の月日が経ってからの展開にラストまで一気に読んでしまったとです。

泣けたばってん
家族愛の深さが最終ば飾るとばってん
もし現実に、わが身にこげなことが起こるとしたら・・・・・
読後感は少々複雑な気持ちにもなったとです。

そんでも読んで良かったです。




読 「珈琲が呼ぶ」 片山 義男

2019-01-25 07:26:38 | 棚の上の本

コーヒーば通して描く片山義男さんの世界です。
映画に音楽やら色んな分野での豊富な知識とウンチクが
洒脱な語りの大人のエッセイではございましょうが
読んでいてオイには分からない無縁のお話ばかりでありまして
退屈やったとです"(-""-)"。
ばってん唯一、読めたとは美空ひばりの♪花笠道中のお話だけでございました(笑)。

すんません
片山さんにはもう一度バイクの小説ば書いてもらいたかです。

 

 


読 「30センチの冒険」 三崎 亜記

2019-01-23 08:04:00 | 棚の上の本

 

ガバイ面白かったです。

お話は
故郷に向かう男ユーリがバスば降りたら砂嵐が舞う異世界やったとです。
嵐の中で砂に飲み込まれそうになったユーリば救ってくれた女性エナさんと暮らしながら
ユーリは早く元の世界へ帰りたいと願うとばってん
彼は街の人たちから街の窮地ば救ってくれる救世主だと思われてしまうとです。

ばってん、30センチのものさしと一冊の本しか持っておらんやったユーリには何も出来んとです。
ばってん、この30センチのものさしが・・・・・。


面白か本は読んだ瞬間からド~~~ンと惹き込んでくれるとです。

上橋 菜穂子さんの冒険ファンタジー小説ば彷彿させたとです。
鹿の王に精霊の守り人シリーズ。
映画ならインディジョーンズがよぎるとです(^^)!

子供さんが読んでも楽しめると思うとです。
よか本やったです。

 


読 「ある男」 平野 啓一郎 

2019-01-19 11:38:42 | 棚の上の本

「亡くなった夫は別人だった・・・・。」
ガバイ短いあらすじだけで選んだ本です(笑)。

  

やっぱこいでは短すぎるけん、もう少し継ぎ足します!(^^)!

離婚してひとり息子ば連れて14年ぶりに故郷に戻った里枝は
「大祐」と言う男に出会い再婚したとです。
娘の子も産まれて幸せな生活ば過ごしておったばってん
ある日、里枝の夫「大祐」は事故で亡くなったとです。

ばってん、その「大祐」は全くの別人やったことが判ったとです。
そしたら夫だった「大祐」とは誰ですか?
「大祐」だった夫は誰ですか?

妻の「里枝」は悩みながらも事実ば知るために
昔、離婚調停の時お世話になった弁護士に相談しに上京するとです・・・・・・。

その後、物語は男の正体探しに翻弄する弁護士「城戸」の視線で進んで行くとばってん・・・
少し喋り過ぎたごたるけん、あらすじはここいらでやめときます"(-""-)"。

ミステリば絡めた人間の悲哀が「大祐」の秘めたる胸の想いが余韻となって
久しぶりに読み応えがあったよか本やったです。


読 「屋上のウインドノーツ」 額田 澪・・・・他?

2019-01-13 16:30:23 | 棚の上の本

ご無沙汰しとります
相変わらず本は読んでおるとばってん
寄る年波のせいか読書に伴う体力の衰えば感じるとです。
そんで読んでいる本に気持ちが入らんと途中で放り投げてしまうとです。
つまりスグにキレる高齢者の仲間入りばしておるとです(笑)。

そんな状態で読み始めた本は
「コーヒーが冷めないうちに」で話題になったシリーズ3作目の
「思い出が消えないうちに」ばってん途中までしか読んでおらんとです。

この本も「鏡の花」と似たような過去と未来が交錯する物語ばってん
「あの手この手」の泣かせ方が読者の感動ば呼ぶとじゃろばってん
すんまっせん、もうオイには充分ですと思いつつ
最後の章だけば残して次の本ば開いたとばってん

ありゃ!!!
こりゃ又ずっこけたとです。


堀川さんの幻想シリーズは好きな本やったばってん
これは中高生の諸君が喜ぶ物語やったと思うとです。

成仏出来んで現世ばさまよう幽霊の相談ば受ける探偵社で
手伝う事になった男女の高校生の活躍ばってん
あまりの幼稚さのジェネレーションギャップに苛立って
最初のほうからブワ~~と飛ばしたばってん
やっぱし結末が気になってラストのページば開いたばってん
見事に期待ば裏切られたとはある意味すごか本だと思ったとです"(-""-)"

あぁ今年は本に見放されておる・・・
ばってん今度こそはと初めての作家さんの本ば開いたとです。

高校入学の日、学校の屋上に一人でいた
内面に小さな傷ば持つ女子高生「志音」が出会ったとは
吹奏楽部の部長「大志」やったとです。

大志が志音に言うとです「吹奏楽部に入らないか」・・・。
やがて二人は・・・・同じ夢を・・・・

ハイどこにもある吹奏楽部ば舞台にした学園青春物語です
ばってん 久しかぶりに読んでいて楽しか気分にさせてもらったとです。

都会の学校では無く地方に住む高校生たちの姿が
そんでオイも部活に打ち込んでおった時代ば思い出し
派手な展開も無かお話ばってん偏屈なオイにも心地よく伝わって来たですたい!(^^)!。

額田 澪 (ぬかだ みお)さん
他の作品も読みたかです。

では以上で失礼しますとブログば書き終えたとが朝の9時過ぎばってん
夕方になった今思いだしたとです。
もう一冊読み終えた本があったとです。
中村文則さんの「あなたが消えた夜に」ばってん
オイは読み始めて再読に気付いたとです・・・・・・。

あぁ 何か知らんばってん自分が情けなくなってきて
そんでも再読してみたら何か初めて読んどるような気持ちになったとです。
つまり最初に読んだ時よりも物語に惹き込まれた気がしたとです。

だけん再読も悪くない・・・と言う事で今日のブログば終わります(^^)/。









 


読 「鏡の花」 道尾 秀介

2019-01-02 18:57:07 | 棚の上の本

暮れからの持ち越し本です。

物語は
同じ登場人物が何度も死んだり生き返ったりする短編集ばってん
分かりづらい話の繋がりには無理がある気がするとです。

だけん最後まで同じ事の繰り返しやったら
折角のよか話がくど過ぎるように感じてきたとです。

亡くなった人を悼む心は伝わるとばってん
オイには切なさだけが残る本やったです。

 


 

 


1月2日

2019-01-02 18:34:58 | すらごと日記

 新年のご挨拶が遅れたばってん
皆様、あけましておめでとうございます。
  今年もよろしくおねがいします。

ばってん正月2日の朝は何でか中途半端な気持ちで迎えてしまうとです。
起きてすぐのビールも飲めんし本日の予定やら何やら今のところ何も無かとです・・・・・・・・。

そんな訳で相変わらず志も何も無かブログになるばってん
それでもお付き合いいただければ幸いです"(-""-)"。