淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

読⑱ゼロ、サン、ゼロ、ニ。

2014-02-27 08:08:04 | 棚の上の本

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。        辻村 深月

東京で結婚しフリーライター業の「みずほ」は幼馴染で親友だったチエミが
郷里で自分の母親を殺害し行方をくらました事件を知る。

「みずほ」にとって羨ましいほど仲が良かった二人、母親を大好きだったチエミとに何があったのか?
「みずほ」は郷里に帰りチエミを取り囲む人々を取材しながら事件の真相とチエミの行方を追う・・・・・・・・・・・・。

辻村さんの本は「スロウハイツの神様」以来です。

う~~ん、やっぱ 読ませますなぁ
「みずほ」も含むチエミの周辺の女性たちの心の描写は、やっぱし同年代である作者 の本骨頂ですなぁ。

ほんで題名の意味が分かった最後の場面・・・・・・・よかです、グッときたとです。


読⑰テレビを消して

2014-02-23 09:59:03 | 棚の上の本

月の恋人  道尾 秀介

読んでるうちにドラマのようだと思ったとです。
そしたら、シシドジョーじゃ無くて案の定、ドラマ制作のための本やった事ば知ったとです。

そいけん、道尾秀介の作風とは、まるで違う事に納得したとです。

内容は北海道から東京へ出てきた弥生は弟と二人、安アパートの同じ部屋に住む貧乏暮らしの25歳。
ある日、派遣先である会社からの冷遇に限界を感じ派遣を辞めた弥生は自棄になって上海へと飛び立ち
そこで出会った運命の男は日本の有名家具店の社長だった。(ちなみに、キムタクが社長役ですばい。)

はいはい、何しろドラマでございます。
面白いように話は進んで行くとです。
CMも無いけんオイはアッと言う間に読み終えたとです。

ばってん、オイはドラマば観ていなくて良かったとツクヅク思ったとです。
読後感は良かったとに配役ば見たらガックリしたけんです。

以上

 

 


読⑯ひと言が・・・・・・

2014-02-19 09:32:35 | 棚の上の本

最近ブログの為に写真を撮ろうとする事が多い。

昨日の昼、いつものように家内がオイのうどんに自分のうどんを足している所ば急に撮りだしたら

「何で、写真ば撮るとね?」と訊かれたたとです。

オイはつい「思い出に・・・・」と言うてしまったとです。
そしたら「フン」と鼻で笑われたとです・・・・・・・・・。

何で、オイは「ブログに・・・・」の一言が言えなかったのだろうか・・・・・・

150円×2杯の「かけうどん」にまつわる話でした。

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さてと本です。

人生教習所  垣根 涼介

久しぶりに自分の好みの本に出会いホッとしたとでした(笑)。

物語は「人間再生セミナー 小笠原塾」の募集広告に集まった人々の話です。

 小笠原諸島の島々で行われるセミナーには、ひきこもりの東大生、元暴力団組員
暗い性格で人付き合いが苦手のフリーライターの女性 ・・・等々が小笠原の大自然の中で
お互いが歩み寄りながら、いつしか自分自身の人生観が少しずつ変わって行くとです。

元、やくざの柏木がいい味出しとります。

ばってん
何よりも小笠原諸島の歴史と自然が知りたい方には読んでもらいたい本でした。


読⑮麦焼酎と柿の葉が身体におよぼす効能に

2014-02-18 07:58:24 | 棚の上の本

田舎の紳士服店のモデルの妻   宮下 奈都

宮下さんのエッセイ集で自分の本が書かれていたけん
題名が何となく面白そうやったけん、期待を込めて読んだとです。

旦那さんが「うつ」になって都会から旦那さんの田舎に引っ越した家族の10年間のお話です。
知り合いに頼まれて田舎の紳士服店のモデルになった旦那さん「達郎」の妻「梨々子」は
幼い男の子の二人「潤」と「歩人」のお母さんです。

慣れない田舎の暮らしや次々と出てくる子育ての悩み・・・・・などなどが
宮下さんの文章によって登場する人々と生活が淡々と書かれています。

オイには、何とも物足りん所が多々あったばってん
そいに、そげん考え込まんでもよかとにと思った事もあったばってん

文中より~
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「初めて会ったときに笑顔を見せてくれなかった人とはだめだ。」
「誰だって私に対しては笑顔で接してくれるべきだという、根拠のない自信。」

「みんなに可愛がってもらいたいと願ってしまう自分の浅ましさはどこから来るのだろう。」
「私はあのやさしい夫にまでいつも笑顔でいることを強要してしまったのだろうか。」

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まぁこんな感じで話が進んで行くとばってん
そいにしても家内が梨々子で無くて良かったとシミジミ思ったとは事実です(笑)

昨日、ペットボトル入りの焼酎ば買いました。
家内はお得な価格の重たい焼酎ば抱えながら嬉しそうに柿の葉茶割りで飲んでおりました。

梨々子も笑顔の強要よりも自分が笑える事が一番だと言う事で物語も終わったような気がしております。


読⑭友へ

2014-02-14 09:22:45 | 棚の上の本

波打ち際の蛍  島本 理生

宮下 奈都さんのエッセイ集「はじめからその話をすればよかった」で教えてもらった本です。

DV男からの被害で精神が病んで男性恐怖症になった「麻由」。
その麻由が時々通うカウンセリングの相談室で出会った男性「植村 蛍」との恋物語でございます。

お互いの息遣いを感じながら言葉が美味く届かないもどかしさ・・・・・・
これから先、二人はどうなるとじゃろかね?

う~~~~~ん!やっぱ還暦過ぎたおっちゃんの読む本ではなかったばい(笑)
ジェネレ~~ションギャップたいと言われればそれまでばってん
宮下さんが、紹介された本やけん最後まで読んだばってん
オイには分からんイマドキの恋物語は・・・・・・・・・・・・・・・・・。

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かの昔、高校2年生の授業中、武者小路実篤大先生の「愛と死」の最後の章ば
読みながら遙か四国に住む文通相手の女生徒に思いが重なり
不覚にも机の下のズボンの上に涙ば落としていた友よ・・・・・・

バレンタインとは無関係だと思っていた時に頂いたウィスキーボンボンば
冷え切った剣道部部室で仲間と一緒に食べて少しばっかいポ~と酔った気がしていた友よ・・・

今日は何を読んで、どこで食べるのかい?


読⑬久しぶりの青空で

2014-02-12 08:04:37 | 棚の上の本

幻霙  斉木 香津

「凍花」でブレイクした作家さんばってん
「凍花」に比べたら少々物足りんごと感じてしまったとです。

物語は無差別殺傷事件の犯人の生い立ちが、あまりにも似ている派遣アルバイトの蒼太。
どちらも幼少期、母親の虐待を受け、それが屈折した心の起因となり一人は殺人者となっていた。

同棲相手の彼女からも蒼太と殺人者が似ている言われて動揺する蒼太は
いつしか自分と殺人者との類似点を確かめるかのように探していた・・・・・・・・・・。

そりゃ、こげな、どうしようもなかバカ母親ば登場させたら読者の心ばイヤでも惹きつけられる手法が
オイには感じ取られるとです、スンマセン一応オイだけの話です。

まぁ先が分かってしまう内容は、ミステリーとは思えず最短時間で読み終えました。
次回に期待したいと言う事でオイの勝手な感想にしときます。

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今朝、ベランダには陽が射し込んでおるとばってん気温は低い
部屋には陽は射してはいないとばってん気温は外より暖かい・・・・・・・・。

どちらにするか・・・・・・・

洗濯物のはなしです・・・・。

 


読⑫と麺物語

2014-02-10 17:41:49 | 棚の上の本

金色機械  恒川 光太郎

「夜市」で好きになった作家さんです。

やっぱ、面白かったです。

夜市とは少しばかり違う作風ばってん、やっぱ恒川さんの世界は分厚い本やったとばってん
一気に読ませてもらいました。

月の国からやってきた一族が「金色様」に見守られ安土の時代から江戸の時代を
生きていく物語・・・・・・・
スンマセンあらすじば語るのが難しいとです。

そこで

「BOOK」データベースより

触れるだけで相手の命を奪う恐ろしい手を持って生まれてきた少女
自分を殺そうとする父から逃げ、山賊に拾われた男
幼き日に犯した罪を贖おうとするかのように必死に悪を糺す同心
人々の哀しい運命が、謎の存在・金色様を介して交錯する。人にとって善とは何か、悪とは何か。

何となく恩田陸の「光の帝国―常野物語」のような・・・・・・・・・
だけんSF、ファンタジー小説とでも言うときます!(^^)!。

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家内と一緒に「うどん」を食べる時、必ず家内は途中でオイの「うどん」に自分の麺を入れます。
つまり、毎回オイは大盛りば食べているとです・・・・・と以前もこの事を書いたような気がするとです。

最近、同じことをブログに書いたのではないかと焦る日が多いとです。
まわりの同級生達も以前話したことを会うたびに何回も喋るとです。

そんな時、オイは初めて聞くようなふりをしてやるとです。
そしてオイも、相手に喋り返すとばってん、ひょっとして?
二人とも同じ気持ちで相手の話ば聞いているのかもしれんとです。

うどんの話に戻ります。
家内は柚子胡椒ばドッサリ入れるとです。
オイは一味胡椒しか入れんとです。

いつも家内が途中で入れるうどんの麺には柚子の香りがキツイとです。
だけん昨日は初めて柚子胡椒を入れる前の麺ば入れてくれたとです。

すんません、たったそれだけの事です・・・・・。

やっぱ、この話、昔も書いたような気になってくるとです・・・・・・。

 


読⑪

2014-02-07 16:53:16 | 棚の上の本

爪と目  藤野 可織

三歳の娘の「わたし」の母がベランダで死んだその後すぐに父の不倫相手だった「あなた」が
わたしの父の奥さんになった。

わたしとあなたと一緒の生活をわたしの視点でかかれた芥川賞受賞作品

ページ数少ない、持ち運びが高齢者に優しい軽くて薄い本ばってん
ホラーみたいな三部作の読後感は今でも分からんとです・・・・・・・・・・・・・・・。

いい本か悪い本か
ばってん、ブログ投稿者のアレコレが意外とオイには受けたとです。

まぁ  どうでもよかか・・・・・・・。

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今日は二度目のUPでございます。

家内が美容院に行ったけん、昼ごはんは一人で近くのチャンポン屋に行ったとばってん
駐車場が満車やったけん仕方なく自宅でインスタントラーメン(サッポロ何とか)ば作りました。

お湯の量が少なくて茹でて2分位でお湯が無くなったけん慌てて蛇口から湯ば足したとです。
それで茹で時間が若干長くなり、やや軟めの麺になったとです。
冷蔵庫からタッパに入った小ねぎば、パラパラ振り掛けたとです。
他に入れるトッピングはないかと探したら昨夜のおでんの丸天に気付き入れたとです。

本来、我が九州の地では丸天(丸い天ぷら)は、うどんに入れて然るべきなのです。
オイは畏れ多くも伝統に足をそむけてしまったとです。

美味くないとです!当たり前です!味噌ラーメンに丸天だからぁ!!!!!

スンマセン どうでもよか話でした・・・・・・・。


読⑩

2014-02-06 16:29:08 | 棚の上の本

祈りの幕が下りる時  東野 圭吾

何も知らんで読んだら新参者の加賀恭一郎シリーズやったとです。

やっぱ東野さんの本は読み始めから読者の心ば掴んでしまう何かば持っておる気がするとです。
そんで東野氏の作品には親子愛や家族愛が多く出てくるとばってん、この本もそうでした。

物語は加賀がまだ幼い日に黙って家を出て行った母親の死亡の連絡から始まり
東京で起きた殺人事件が生前の母親の中で絡んでくるとです・・・・。

最後に知らされる母の心・・・・・・・・よか終わりでした。

加賀シリーズは、まだまだ続いて欲しいと思うとです。

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一週間前は20度近くあった気温が今週はぐっと冷え込んでおります。


鍋の〆にはマックを食べて
アロハの上にドテラを羽織る

そんな気候が続いております。


読⑨

2014-02-05 09:46:08 | 棚の上の本

幻想郵便局  堀川 アサコ

最近読んだ「幻想電気館」の前の本です。

フンフンなるほどそうか、生霊の真理子さんは最初から出ていたのかと
つい懐かしくなってきたとです。

お話は卒業しても就職が見つからないアズサがアルバイトに採用されたのは
山の上にある特別な人にしか見えない郵便局だった。
そこで出会う不思議な人々たち・・・・・何でアズサには見えるのか?・・・・・。

あの世と、この世の真ん中にある郵便局の物語です。

時々、笑って少しばかりホロリとなって  久しぶりに楽しく読めました。