淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

読 「クリスマスを探偵と」 伊坂 幸太郎

2018-03-29 07:26:54 | 棚の上の本

紹介してもらって読んだ本です。
ばってん
確かに図書館にはあるとにどこば探しても見つけきらんかったとです。
仕方無いけん職員の方に頼んだらようやく見つかったとです。
伊坂さんの棚の上段の空間に斜めに置いてあったとです。
本のサイズが大きか絵本やけん場所がそこしか無かったとです・・・。

職員さんから手渡された時、見るからに絵本の表紙に
オイは何か知らんばってん少し恥ずかしくなったとです"(-""-)"。

お話は
クリスマスの夜に冴えない探偵のカールは
公園で出会った見知らぬ男と自分が小さい頃に最後に貰った
父親からのクリスマスプレゼントの謎ば語り合うとです・・・・。

大人に贈る絵本です
大学生のときに作者が初めて書いた小説ば絵本にしたという事です。
描かれた絵と一緒にほのぼのとした物語でした。


それで次に読む本は同じく伊坂氏の 本ばってん
今度はガバイ重たくて分厚い本にしたとです(笑)。


読 「空色の小鳥」 大崎 梢

2018-03-28 08:19:07 | 棚の上の本

敏也27才は数年前に亡くなった財産家の跡取りだった義兄の妻「千春」と
6才の幼子「結希」が住むアパートば訪ねるとです。

大企業の総氏である義父にも他の誰にも秘密で母子の存在と所在地ば敏也は探していたとです。
貧しい母子の暮らしば助けながら余命わずかの千春に結希ば自分に託して欲しいと願うとです。
やがて千春は結希が小学校の入学前に息ば引き取るとです。

物語は周りの人達の力ば借りながらも懸命に結希ば育てる敏也と
彼の本当の目的に迫りながら進んでいくとです。

血縁とは家族とは・・・・・・


ラスト良かったです。


読 「1981年のスワンソング」 五十嵐 貴久

2018-03-26 08:10:07 | 棚の上の本

オイの好きなタイムスリップの話やったです
久しぶりに何も考えんで楽しく読めました。
やっぱ本は楽しか気持ちになるとがよかですなぁ(笑)。

物語は
タイムスリップした主人公「松尾俊介」29才は
2014年から1981年へと言う中途半端さに愕然とするとです。

何で自分が生まれる4年前の1981年なのかと疑問に思いながら
腹ば空かして町ばうろついておる時、ギターで路上ライブばしとる若者二人に出会い
ひょんなことから俊介は未来のヒット曲ば歌ってしまうとです・・・・・・・。
その曲に驚く若者二人は・・・・・・・。
時代に残る名曲が蘇るタイムスリップのお話でした。
ばってんラストは、成程そう来たのかい!で終わりました!(^^)!。

面白かったです。


読 「私の頭が正常であったなら」 山白 朝子

2018-03-25 08:08:34 | 棚の上の本

初めての作家さんです。

愛しい人の死にまつわる悲しくて優しい8話のホラー短編集でした。

妻と息子を津波で流された父親が息子の玩具のトランシーバーから聞こえて来た声に・・・・

その他、切なくなる話とばってん、それば乗り越えて行く再生への物語でもあったとです。
それが救いやったです。



 


読 「秋山善吉工務店」 中山 七里

2018-03-24 07:51:24 | 棚の上の本

今回もどんでん返しの中山七里さんのイメージとは違う表紙と題名で選んだとです"(-""-)"。

物語は 
4人家族の秋山家は仕事ば辞めた父親の「史親」と母親の「景子」夫婦
そして小学生の「太一」と中学生の「雅彦」の兄弟やったとです。
ばってん、ある日、2階の父親の部屋から出火して家は全焼するとです。
逃げ遅れた父親は焼死して残りの3人だけは助かったとです。

旦那さんば亡くした景子たち母子は住む家も無く旦那さんの実家に同居することになるとです。
景子には何かと苦手じゃった昔気質の頑固爺さん「善吉」とお姑「春江」が住む秋山工務店に・・。

最初は善吉たちとの生活が不安やったばってん
知らない土地で暮らす母子3人に降りかかるトラブルば
信じられない力で見事に解決してくれる善吉と春江の姿に強い絆が生まれるとです・・・。

ばってん それだけで話は終わらんとが中山七里です(笑)。

秋山家の火災に事件の匂いば感じた捜査一課の宮藤刑事がおったとです。
宮藤刑事の火災への疑惑とは・・・・・・・・。
出火の原因とは何か・・・・・・やはり放火なのか・・・・・。

ラストは中山作品にしては珍しか気持ちの良か優しか?どんどんでん返しやったです。
良かったです。

 


 




読 「亀と観覧車」 樋口 有介

2018-03-22 07:48:24 | 棚の上の本

今回はワザと樋口さんのイメージとは違うごたる表紙の本ば選んだとです。
いつもとは違うとばってん流石に読ませますなぁ
最初からはまってしもうたとです(笑)。

物語は
ホテルの清掃員ばしながら夜間高校に通う16才の涼子が住むアパートには
父親が無職で部屋にこもってネット中毒、鬱病でパチンコ中毒の母親は
家事の全部ば娘の涼子に押し付けとる3人家族が暮らしておるとです。
勿論、生活保護ば受けとります。

毎日の両親の世話から抜け出せない涼子やったばってん
ある日、小説家の南馬と出会うとです。
その出会いが涼子の人生ば変えて行くとです・・・・・・
少女から大人の世界へと・・・・・・・。

読み終えて、涼子のその後が気になったとです、よか本やったと思ったとです。

ここだけの話ばってん
オイオイ! そっそれは無かろうもん!の場面に
すんません不謹慎ばってんオイ笑ってしもうたとです。
そいに文中に時々流し込んだ風刺も面白かったです。

これ以上詳しく書いたらこれから読む人に悪かけんこの位にしときます"(-""-)"

ばってん、ひとつだけ
表紙の亀は涼子が道端で拾った亀です・・・・。


読 「ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで」 真梨 幸子

2018-03-21 08:10:51 | 棚の上の本

今回も百貨店関連の本やったとです。
ばってん前回のファンタジーの「百貨の魔法」とはまるで違うとです。
当然です、あの「殺人鬼フジコ」の真梨幸子さんが作者やけん"(-""-)"。

お話は
殺人以外なら「ゆりかご」から「お墓」までお客さまの優越感と
売り上げの為にお客さまのあらゆる願いば身ば呈してお世話ばする
「万両百貨店」外商部の凄腕と言われる「大塚佐恵子」と部下たちの物語とです。

たくさんの女性たちが出てきて戸惑うとばってん
どなたも真梨幸子作品ならではの不気味で怪しくタクマシイ個性の持ち主ばっかしです。

ばってん、真梨幸子作品にしてはいつものグロさはあんまし無かったとです
むしろ笑ってしまったとこが多かったとです。

おばちゃんばっかしの熱海乙女歌劇団員(海野もくず)の
やっぱしおばちゃんばっかしの私設ファンクラブの熱狂ぶり

マネキンと呼ばれる(販売店員)の駄目さと図太さと足の引っ張り
可愛いフリルの制服ば無理やり着せられた新人おばちゃんマネキンの悲哀と正体には
これから売り場ば見る目が変わって来る気がしたとです(笑)。

ばってん真梨幸子さんの人間ば観る観察眼には参ってしまうとです。

例えば、野球選手の頭の中は「金と女と車と焼肉の事だけ・・・」
これ怒られるですよね?
ばってん、オイはやっぱ笑ってしもうたとです"(-""-)"。


 


 


読 「百貨の魔法」 村山 早紀

2018-03-19 07:32:42 | 棚の上の本

 

 

 

小さか町の星野百貨店は地域の人々に愛されて創業50周年ば迎えようとしております。
ばってん今、時代の流れば受けて経営の危機に瀕しておるとです。

そんなある日、「結子」と言う謎の女性が百貨店のコンシェルジュとして入社して来たとです。
誰も彼女の素性ば知らんとばってん誰からも慕われる結子が起こす小さか魔法と奇跡とは・・・・。

よか人ばっかしが出てくる夢のようなお話かもしれんばってん
小さか頃、百貨店に行くとき心が弾んで楽しかった事ば思い出されたとです。
優しか気持ちになれたファンタジー小説やったです。

 

 

 


読 「完璧な母親」 まさきとしか

2018-03-17 07:34:07 | 棚の上の本

内容「BOOK」データベースより

幼くして死んだ兄の代わりに産み直された波琉子は
母の絶大なる愛情を注がれ空洞として生き続けている。
やがて兄の死の秘密を知るもうひとつの家族の告白が波琉子を揺さぶる・・・。

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母親の異常な子供への愛情が周りば不幸にして行くとばってん
それしか自分が母親として生きていかれんとが哀れかったとです。

重たか読後感やったばってん
ミステリーも絡めたお話に
先が気になって一気読みやったです。


読 「駐在日記」 小路 幸也

2018-03-16 07:52:08 | 棚の上の本

時代は昭和50年代とです。
周平は新妻「花」の療養のため横浜での刑事生活から
自ら希望してのどかで平和な小さか村の駐在所に赴任してきたとです。

夫婦と地元の人々との温かい交流と
村で起きた小さか事件ば周平が「罪を憎んで人を憎まず」で解決する人情物語です。
そんで
周平が日報には書かなかった事件のお話が妻の「花」が書いたのがこの駐在日記やったとです。

ばってん今なら事件ば報告せんやったら大ごとになる気もするばってん
読んで優しか気持ちなれる本にはそげな事はどうでもよか事たいね・・・・(^^)/。