法医昆虫学捜査官シリーズの最新作です。
お話は
血痕だらけの事件現場には住人と客人らしき遺体は見つからんで
3人の小指と思われる小指だけが残されておったとです。
今回も法医昆虫学者「赤堀涼子」先生は事件解明ば依頼されるとばってん
相変わらず捜査本部は赤堀に対して嫌悪と不信感で捜査から外そうとするとです。
ばってん赤堀先生は、そげな事はどこ吹く風でいつものごとく
小指が残された現場の虫たちば追いかけ「やけど虫」に噛まれても
顔ば腫らしながら事件の真相に辿り着き
やがて真犯人の衝撃的な動機が明かされると物語は一気に怒涛のラストへと!!
ガバイ面白かったです。
今野さんの任侠シリーズ4作目です。
毎度お馴染みの阿岐本親分たちが経営が低迷しておる銭湯の再建に立ち上がるとです。
前作の書房、学園、病院も面白かったばってん
今回は家族の立て直しにも動き回る姿がほのぼのと感じられたりして
やっぱ次作ば待ちわびてしまうとです!(^^)!。
人様の困難を自分の才覚で見事に解決して立ち去る阿岐本親分達の活躍は
ワンパターンだからこそ人気シリーズであり続けると思うとです。
あらすじ 読メより
あらすじ
心理描写の名人上手が、小説技法と男女観察の粋を尽くした、
きらめく宝石のような小説たち!
罠と浮気。カネとライバル。煩悶と純心。明けない夜と、白茶けた朝。
いつまでも瑞々しい老婆、フェティシズムに目覚めた小学生男子
結婚できないカップル、闇の中で胸をときめかせる政治家
〈恋ごころ〉という厄介きわまるものを抱えた男たち女たちの
ミステリアスな心情と希望を描く、作者会心の珠玉短篇集。
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こんだけ紹介された乃南さんの本なら読みたかぁ!と思うとが普通じゃろばってん
オイもそうやったとばってん・・・・"(-""-)"。
ばってん
盛り上がりも面白さも無い中途半端なお話に
オイは愕然としたとです。
乃南さんの本とは思えんとが残念やったとです。
それにしても
あらすじば書いた人の顔ば見たかとです(笑)。
昨夜、読み終え感動したとです。
早朝もう一度ラストば読み直したとです
そんでも、やっぱ泣かされてしもうたとです。
実はこの本ば選んだとは返済期間がいつもより長い時に
原田マハさんの出来るだけ分厚い本と言う理由だけで選んだとです"(-""-)"。
ばってん驚いたとです。
ページば開いた瞬間いきなりオイのお馴染みの陶器の里が登場してきたからとです。
お話は
昨年7月、九州北部豪雨で被害に遭った東峰村の小石原焼の兄弟窯でもある
日田の小鹿田焼の村に世界的陶芸家バーナード・リーチ先生がイギリスからやって来たとです。
1か月間滞在するリーチ先生のお世話係になったのは小石原から修行に来ていた
高市(こういち)やったとです。
ある日、高市にリーチ先生が訊くとです
「君のお父さんの名前はオキ・カメノスケではありませんか?」
「どうして知っちよるとですか・・・?」
驚く高市は、リーチ先生からまだ少年だった亡き父親の亀乃助が
リーチ先生と共に歩んだ陶芸の道ば小鹿田の村で知る事になるとです。
歴史に基づいて描かれた明治から昭和までの
国境ば越えたリーチ先生と亀乃助との物語でした。
よか本でした。
ちなみに小石原で11月23日から25日までの3日間
秋の民陶むら祭りが行われます。
深秋の山里、よかところです。
お話は
原発事故で汚染された立ち入り制限地域でパトロールばしておるロボット達の居住地に
国税庁から派遣された謎の女「財護徳子」が赤い軽自動車でやって来たとです。
事前に知らされておらんかった突然の人間の訪問に戸惑うロボット達は
人間の彼女が言う目的の「制限地域実態調査」に協力するしかないとばってん・・・・。
がばい面白かったです。
徳子とロボットのボスとの絡み合いに始まり
SFにミステリーにホラーと予想が出来ない恩田ワールドに
これぞ娯楽小説の極みだと思ったとです(笑)!!
ラストはしっかり余韻ば残し続編が期待される本やったです。
1年前位に読友さんが紹介されていた本ばってん
今やっと読み終えたとです。
よか本でした。
何でもっと早くに読まなかったのかと少しばっかし悔やまれたとです。
ばってん
前回の本でモヤモヤしておったけん
タイミング的に、がばいラッキーやったとかもしれません(^^)/。
お話は
親の離婚、死別、虐待・・・・家族に恵まれない子ども達が施設で暮らしながら
それぞれが抱えておる困難ば乗り越えて行く物語です。
読友さんの感想とかぶるばってん
一番印象に残る言葉は
「いじめられたら逃げればいい。笑われたら、笑わない人を探しにいけばいい。
うまくいかないって思ったら、その相手がほんとうの家族だったとしても、
離れればいい。そのとき誰かに、逃げたって笑われてもいいの」と小さな子たちに
言いきかせる同じ部屋に住む一番年長者の佐緒里の言葉でした。
相手を思う気持ちがあふれる世の中になる事ば願いながら書かれた
朝井リョウさんの本でした。
伊集院 静さんの新作です。
オイは題名の「日傘を射す女」が
やっぱ奥様の篠ひろ子さんのイメージがすぐに浮かんで来たとです。
だけん年甲斐も無く嫉妬が半分、期待が半分で読み終えたとばってん
ミステリーでも恋愛小説でも無か中途半端なお話に
イメージの結果やらコメントも出来ん気分になったとです(笑)。
物語は
東京のビルの屋上で和歌山の捕鯨船の伝説の砲手・稲本の死体が発見されたとです
稲本はある男ば殺して自分は自殺するという遺書ば残したとばってん
その後、稲本に殺されたらしい男が遺体で発見されたとです・・・・・。
本当に自殺なのか?捜査一課の刑事たちが動き出すとです・・・。
それからの展開はイライラするぐらいゆるいとです。
事件の根底に浮かんで来たとは東北の寒村の地ばってん
そこに繋がる男女の悲哀が事件の解明へと進んで行き
やっとラスト近くになったら今までの進捗の遅さば取り戻すごとく
犯人逮捕とその後はバタバタしながら終わってしもうたとです。
まぁ、そんなこんなで言わせてもらうなら
登場人物たちの人間像と会話にリアリティーが感じられんけん
それが違和感の原因となって読んでおって苦痛になったとです。
だけん一人ぐらいは魅力のある人物がおったならば
話はガバイ締まったのではないかなぁと思った次第とです・・・・・"(-""-)"
スンマセン、言い過ぎたかも知れんばってん
伊集院さんの大人の流儀シリーズは大好きとです(^^)/。
以上です。
「コンビニ人間」の村田紗耶香さんの新作やけん期待して読んだとです。
そしたら何とまぁ村田さんの物凄か世界観で溢れた衝撃的な本やったです。
その意味では期待ば裏切らんやったとも言えるとです(笑)
お話は
小学5年生の女の子「奈月」は自分は宇宙からの使命ば受けて
魔法少女になって地球を守っているのだと信じ込んでいるとです。
だけん奈月のまわりの人間たちは「地球星人」やったです。
ばってん地球星人の常識と暮らしが狂気の世界にしか思えん奈月は
いつしか自分が地球人に洗脳されてしまうとば恐れるとです・・・。
成人しても当たり前の普通の生活が出来ない奈月は
ネットで自分と同じ世界でしか生きられない男と出会ってしまうとです・・・・・。
さぁこれからの展開は・・・・・・
決められた枠の中でしか生きられない地球星人に一石ば投じた本じゃろか?
まぁそいにしても世間が言う異常と正常の狭間で迎えるラストば読み終えた後
皆さんは一体どげん事ば思うとじゃろか?・・・実はそれが楽しみとです!(^^)!
一気読みでした。
今月から約2週間、図書館が休館になっておるとです。
そいけん返済期間が延長されておるとです。
そこで以前から読みたかった宮本輝さんの上下巻の長編小説ば読んだとです。
読み始めてグイグイ物語に惹き込まれてしまったとです。
宮崎でゴルフばしていたはずの会社社長の「直樹」が
富山県の滑川駅構内で急死したと警察から東京に住む家族に連絡があったとです。
何で富山に行ったとじゃろか?
ばってん真相は誰にも明かされる事無く15年の歳月が流れたとです。
ある日、絵本作家で直樹の娘「真帆」は大好きだった父親が亡くなった富山に
京都の出版社に勤める友人「多美子」と共に向かうとです
何かば知るために・・・・・。
東京、富山、京都、三つの場所で強く生きる女性たちの生き様が
直樹の死によってお互いに絡み合いながら物語は展開して行くとです。
詳しい事は書かんばってん
登場人物はよか人ばっかしです
話の流れはゆっくりしております
会話の説明が少しばっかし多かです。
ばってん
富山の景色と真帆たちが見ている風景の美しさ
人の繋がり、温もり、優しさが描かれたオイの好きなお話でした。
昨日の日曜日
オイの孫が通う小学校の運動会が台風の為、今日になったとです。
平日の運動会はジャージ姿の高齢者ばかりが目立つとです。
走らないのに・・・・・・。
同窓生に何人も会うとです。
最初に会った時は積もる話で盛り上がるとです。
ばってん狭い運動場やけん何度でも会うとです。
だんだんと 会うのが面倒くさくなるとです・・・・・。
運動会での飲酒は遠慮してください。
「私はお酒が好きな通りすがりの高齢者です」と
自分に言いきかせ飲むビールの旨さ
台風一過 10月の空は 清々しい・・・・。