淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

読 「夜のアポロン」 皆川 博子

2021-01-16 08:36:15 | 棚の上の本

現在90歳の皆川さんの初期の作品ば集めた16編のミステリ短編集です。

表題のお
話は
田舎のサーカス団のバイク乗りの男と
同じサーカスのダンサー「マユミ」17歳の恋と破滅の物語・・・

その他、おんなの情念と悪意が闇の中でうごめきながら落ちていく
哀れさと怪しさが耽美の世界に誘うとです・・・。
と感想ば書いたらば
この本のどこが良かとかまるで分らん!と言われる人の声も聞くばってん
仕方無かとです
皆川さんの世界は一度ひき込まれたら逃げ出せんとです(笑)。

 


読 「この本を盗む者は」 深緑 野分

2021-01-11 07:02:44 | 棚の上の本

あれから半世紀 いつも思うとです。
成人の日は1月15日に戻さんかい!



偶然にもファンタジー小説が続いたとです。

今回は深緑さんの本ばってん
以前読んだ「戦場のコックたち」とはまるで違う作風に戸惑ったばってん
やっぱし定評ある深
緑さんの力量が発揮されたファンタジー小説やったです。

お話は
女子高校生の深冬の曾祖父は書物の蒐集家やったとです。
ある日、膨大な書物が納められとる「御倉館」から本が盗まれたとです。
その日から「御倉館」の本ば盗んだ泥棒には本の呪いが・・・・。

物語の中では5冊の本が盗まれるとばってん
それぞれに違う5話の世界の中で本泥棒ば探す深冬が引き込まれて行くとです。

本の中の本の展開に頭がこんがらがって来た人には
読み直してみるとばオススメします(笑)。
面白かです。




 

 

 


読 「スキマワラシ」 恩田 陸

2021-01-10 09:57:00 | 棚の上の本

スキマワラシ 恩田 陸

恩田さんの新作でこの題名やけん楽しにしておったばってん
こじんまりとしたファンタジー物語に ウ~~~ン(笑)

古物商ば営む兄ば手伝う弟は物に触れると過去が見えると言うありふれた設定と
廃墟現場に現れる謎の少女と兄弟たちとの繋がりへの無理やり感と
スキマワラシと呼ばれた存在感の無さとが相まって
いつもの恩田ワールドには浸れない物足りなさば感じたとです。

スンマセン オイの感想でした。


さんみつトリオ

2021-01-10 08:36:54 | すらごと日記

去年の夏、2人の友がオイの店に来ると言うとです。

「こげん時、よかとかい?」
「よかよか!オイたちは3人やけん さんみつトリオたい!」

オイは何がよかとか分らんばってん一緒に飲んで食べて行くうちに
いつの間にかオイの気分も「よか よか」になっていったとです。

家ば出る時、家内から「大丈夫とね?」と言われてホントは少し不安だったオイ。
ばってん
酒ば飲み時間が経つにつれ
久しぶりに嬉しくて楽しくなってきたら胸が詰まってきたとです。

その後、店ば出て
「さぁA子ちゃんとこに行くばい!」と友が誘った店は
小学校から中学まで同級生やったA子ちゃんのスナックです。
ふらふら歩いて6~7分
1人で黙々とやっとる自宅兼スナックは
飲み放題・歌い放題 おひとり様2000円(同級生価格)
おつまみは家庭料理と季節の果物と乾きもの多種・・・
いつも申し訳なかと思いつつも甘えております・・・・"(-""-)"。
だけん白菜の漬物が少し塩辛かとも言えんとです(笑)

そんで、今もオイたち以外あんましお客さんは来ないA子ちゃんのスナックで
「さんみつトリオ」の青春歌謡ば歌う宴は続いておるとです。

そいにしても
日々の暮らしに窮することも無か
脳天気に忘年会ばしとった政治家がどの口で
時短営業ば守らんやったら処罰検討と言うとかい!
国会議員の誰一人もボーナスば返上しますと言わんとも情けなかばい!
そんで

連日、政策ば批判するだけのコメンテーター達の言葉も
ワイドショーで感染者数ば驚愕の表情で語る司会者たちも
オイの心には少しも響いて来んし不愉快になるとです。

旅行も外食も、リスクが伴うとは仕方のなかとばってん
それでも来店いただくお客様には
本当にありがたかと思う気持ちと
お客様とスタッフの安全ば願う気持ちが重く心にのしかかるとです。

     今はワクチンの効果ば願うだけとです。


そしたら、どうでもよか「さんみつトリオ」です。
       撮影 A子ちゃん



 

   遅くなったばってん 今年も よろしくお願いします。