採れたて竹の子
山ほど貰う
お礼を言って
毎年 捨てる
毎年 感じる罪悪感
東日本大震災で離れ離れになった幼なじみで当時小学5年生だった6人は中学3年生になっていた。
その仲良しのひとりで北海道に転校して行った葉月が自殺したと連絡が入るとです。・・・。
残された5人と担任だった先生と葉月の北海道の奥深い僻地にある自殺現場へと向かうとですが・・・。
震災後、決して忘れる事は無い消え去ることは無い被災地の人々の生々しい記憶が
現実の暮らしの中にどう影響されているのかしみじみと教えられた作品でした。
430円の題名で選びました(笑)
男に金を持ち逃げされ男のバイト先に追いかけて来た女は腹が減っていたのです。
無一文の女はそこで見知らぬ男から430円の牛丼(並)生玉子付きば御馳走になるとです。
女にとってその男は神様になるとです・・・・・。
その現場ば見ていた男の代理でバイトに呼び出されていた岩田は
幼少の頃、元プロの野球選手の父に連れて行かれたグランドで
抜群の守備で活躍していた選手ば思い出すとです。
岩田の憧れであり神様であった選手ば・・・・・。
7編の短編集です
どの作品も普通の人々の暖かく優しい内容です。
ばってん
物足りなさも感じ退屈しておったら「腐ったたぬき」で笑って目が覚めました。
その後の最後の章「鍵は開いた」までがオイは好みやったです。
そんで、やっぱ昨日加藤さんの本ば借りてきました(笑)。
ちなみに牛丼(並)・とん汁・玉子セットが490円であるとばってん
この店は無かったとじゃろか?
それとも神様はプラス60円のとん汁ばケチったとじゃろか?
某ブログの紹介で読んだとです。
町中の壁に子供の落書きよりも下手な絵ば描いた男がいた。
男は何故描くのか?
その理由が明かされながら、最後の章が実は物語の始まりだったとです。
男の母親が良かったです。
切なかばってん、よか本やったです。
鎌倉の小さか文房具屋さん「ツバキ文具店」で若い女主人の鳩子は
厳格な祖母の跡ば継いで手紙の代書屋ばしております。
様々な手紙の依頼に鳩子こと「ポッポちゃん」は筆を変え文字を変え紙を変えて相手に伝えます。
鎌倉の風景と優しいご近所の人との交流の日々に
ポッポが初めて書く亡き祖母への手紙・・・・。
文中で書かれた文字たちが言葉となって本当に生きておるようでした。
よか本やったです。
ところで今「ツバキ文具店」ドラマ化されとります。
この本は手紙やら文字が人の本当ば表す大事なもの・・・・・と言われておるとに
いらん事ばってんメールでしか伝えられん輩がテレビ映像でそれらば伝えるとですか?。
まぁそう言うオイも字が下手くそで筆不精やけん人の事は言えんとばってん( 一一)。
未解決のグリコ・森永事件事件ば題材にした事件から31年後のお話です。
ある日テーラーば経営する曽根は自宅で古いカセットテープば見つけるとです。
そのテープはグリコ・森永事件事件(文中では「ギンガ萬堂事件」の脅迫に使われた録音テープで
31年前の幼い自分の声が吹き込まれていたとです・・・・・・・。
どれがフィクションかノンフィクションか分からん展開に
ひょっとして本当にこれが真実だったらばと思ったりしながら
久しぶりに夢中で読ませていただきました。
おすすめです。
通勤の朝、姿ば消した男「望月」は贈賄の疑いば愛人からの内部告発で逃走するとです。
物語は望月の逃走後の彼に関わった、愛人、妻、姉、娘たちそれぞれの生きざまば語る連作短編集です。
望月の身勝手さも彼に繋がる人々の「たった、それだけ」の言葉があったならば・・・
ばってん分かっていても「たったそれだけ」の言葉の言えないから・・・・。
ばってんさすがに宮下さんです。
心で思う事ば文字で表現されると何でも強く残ってくるとです。
文中より
逃げるななんて言えない。そんなことを言うのは、逃げなくてよかった人だ。
あらすじ読メより
亀岡拓次、40歳。下着泥棒から火宅の作家まで、哀愁漂う男を演れば天下一。
傑作シリーズ第二弾の本書では、大女優・松村夏子さんの胸を揉んだり
さっぽろテレビ塔で狙撃されたり、伊東で地元のおっちゃんたちと踊ったり
イカれたTVプロデューサーと保育園のニワトリを追いかけたり。
ついに、ポルトガルの海辺の町で、郷愁の酔っぱらいになって……。
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戌井さんです。
新聞で紹介されていた本です。
実は、最初に戌井さんば知ったとは、この本の新聞記事やったとです。
やっと今回読めたとです。
やっぱ面白かです。
昨年「俳優 亀岡拓次」で映画化されております。
何も考えんで笑いたか人に
世の中の不条理に憤りば感じとる人々に
おすすめしたかです。
長岡さんの「傍聞き」「陽だまりの偽り」やらば読んで思うことは
ミステリばさりげなく解き明かして あぁ 成程そんな事もあるとたいねと納得するとばってん
やっぱそれは少し無理があるとじゃなかろうかとか思ったり
ばってん最後の謎解きが楽しみになったりで・・・・・・
そんでも読んでいて疲れない仕上がりは大したもんだと思うとです。
今回の作品は小さな町のどこかで繋がっている8編の物語です。
どこで繋がっているか最初は分からんばってん何が繋がっているか
時間があるなら見つけてください(笑)。
♪さん経由でありがとうございました。
久しぶりに酒井和歌子さんの元気な姿ば拝見できて嬉しかです。
そこでオイは以前スカパーで観た
5年前の映画で 主演は 前川 清さんで 相手役は 酒井和歌子さんの
「旅の贈りもの 明日へ」ば紹介させてもらいます。
離婚し一人暮らしで定年ば迎えた(前川清)が42年前の初恋の少女からの絵手紙ば発見するとです。
そんでどうしても彼女に会いたくなった(前川清)は、二人の思い出の地である福井県へと向かうとです。
初恋の相手、酒井和歌子さん、役名は(くるみ)の少女時代の顔があまりに
違い過ぎるのはまぁ仕方なかですね(笑)。
まぁそげな小さい事はどげんでもよかばってん
還暦過ぎて歳月も過ぎとるとに少年少女時代と変わらんときめきと大人の分別の狭間に揺れ動き・・・
そいでも最後の場面で二人が辿り着く場所はあの時の・・・・・。
団塊世代の皆様必見の映画です!(^^)!。
某ブログで紹介された本です。
よか本でした。
教えて頂きありがとうございました。
ある日突然、本の作者である宮下奈都さんのご主人が福井県から北海道に住もうと言いだし
家族全員が十勝の僻地トムラウシに移り住んだ1年間の物語です。
十勝の風景と村の人々や学校の先生と子供たち・・・すべてがよかとです。
宮下さんが文中で書かれていた自身の作「はじめからその話をすればよかった」が
母親の視点で書かれた「神様たちの遊ぶ庭」に繋がっていって何かよかなぁと思ったとです。
宮下さんのエッセイ ほんなこてよかです。