淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

春うらら本

2012-03-27 22:39:31 | 棚の上の本

すかたん  朝井 まかて

江戸の女、知里が大阪の青物問屋に奉公するとです。
慣れない異郷の地で知里は頑張るとです。
そんな知里ば応援したくなるとです。
読後感はとってもジューシー感一杯!野菜嫌いの人におすすめです。

ダイイング・アイ  東野 圭吾

交通事故で死んだはずの女性が甦ったのか?・・・・
加害者の前に現れたその姿は、あまりにも美しくすぎる・・・・・・。
途中で話は分かるとです、事故は悲しいです誰もが不幸になる。

弁護士探偵物語 法坂 一広

福岡在住の弁護士さんが書いた小説です。
このミステリーがすごい大賞の受賞作品です。
へらず口たたく弁護士さんが犯人に間違われながらも真犯人ば突き止めるとです。

ハードボイルド風のなかなか面白か物語です。
舞台は勿論、博多です。お隣の佐賀ではオイの家の近くが出てくるとです。
ほんなこて、楽しんで読ませてもらいました。

人質の朗読会  小川 洋子

海外でテロリスト達に捕らわれた8人の人質達がそれぞれの思いなどば語るとです
一人ひとりの自分にまつわる話は何でもない日々がとても素晴らしい文章になっています。

それだから、何で人質全員が犠牲になってしまう設定にしたのかオイにはわかりません。
他の設定でこの8人の話を聞けたらオイはまだ良かったと思うとです。
ばってん、これはオイが勝手に自分の好みで言った意見です。
すべての物語は心に沁みこむものでした。

錯覚 仙川 環

事故で失明した菜穂子は人口眼で視力を回復するが・・・・・・・
彼女が見たのは果たして犯行現場だったのか?

突然光を失いそこから始まる恐怖と悲しみ嘆き心の動き
考えさせられました。

穂足(ほたる)のチカラ  梶尾 真治

オイの好きな熊本の作家梶尾さんの奇跡の物語です。
梶尾ワールド満載です。
そんなバカなと思って読んでも、そうなったらどんだけ良かじゃろかと思うとです。
どうしようもない破壊寸前の家庭が甦るとです何かのチカラで・・・・・。
所詮小説です、 お話です、 ばってん 時々こげな物語で和んでも良かと思うとです(^^)。

 

 

 


弥生の本②彼岸編

2012-03-17 13:57:37 | 棚の上の本

チェーン・ポイズン 本多 孝好

一年後に渡される薬は毒薬、それを飲むのはあなた次第・・・・・・・・。
三人の自殺に共通する何かを探す週刊誌の記者原田・・・・・。
最後のどんでん返し・・・・・よか意味でだまされたとです

黄金の王白銀の王   沢村 凛

上橋 菜穂子さんの守り人シリーズ「蒼路の旅人」でのチャグム王子を思い起こしてしまう感動のお話でした。
もう一度、蒼路の旅人ば読み直したいと思ったとです。

アイスクリン強し 畠中 恵

久しぶりの畠中さんの本やったです。
明治初期、文明開化の風が吹き荒れる東京で繰り広げられるミナと呼ばれる皆川真次郎はその頃珍しい洋菓子職人、そしてミナの仲間の巡査達は元旗本の若様連中。
当時の洋菓子が色んな事件の中に絡みこんでくる明治青春ヒストリーと言うたところです。

よもつひらさか  今邑 彩

はい またもや 今邑 彩さんの本です。
12篇の短編ホラーサスペンスです。
やっぱ おもしろかったです。
題名の「よもつひらさか」の意味は読んだらわかります当たり前でした(*^_^*)。

 

ふがいない僕は空を見た  窪 美澄

最初の性描写でこれは何だ!と思い、こりゃブログで紹介したらオオゴトばいと思いながらも読み続けていたら   だんだんと 引き込まれたとです。もしも読まれる方、途中で本を閉じてもよかばってん  よかなら最後まで読んでもらいたいとです。

性と生       育まれる命    母親の偉大さ・・・・。

        

さて佐賀県には玄海原発があります。

海辺の玄海町にあります。
何で全国の原発があるところは田舎の人口が少なか淋しい町にあるとじゃろか?
人口が増やす方法そのひとつ

昔、安全だと言い切った人達、これからも安全が認められるなら稼動の方向にと言われる
政治家や科学者やお役人様のみなさん
ご家族と一緒に全員、原発の町に住まいば移して暮らしてください。

そしたら、少しはオイ達に伝わりますばい・・・・・。


弥生の本①

2012-03-08 15:20:36 | 棚の上の本

TOKAGE   今野 敏

「とかげ」と呼ばれる警察の特殊捜査隊の話です。
銀行員3人が誘拐される事件です。
今野さんの警察小説にしては途中で犯人が分かってしまい
少々軽いなぁと思いました。

親不孝通りラプソディー 北森 鴻

博多の親不孝通りで高校生達がやんちゃする話です。
全編に出てくる博多弁少し違うとるです。
ばってんと言う言葉がひとつも出てこんかったとはやっぱおかしかです。
作者は山口出身やけんじゃろか?

そいに内容もそげなバカなと思いながらイライラしながら読んだとです。
それは場所が分かりすぎるけん、そう思ってしまうとかも知れません。
だけん読後感は  何も無かとです。

盗まれて 今邑 彩

またもや 彩ちゃんの本です。
今度も楽しめました、そいに文庫本はやっぱ便利です。
5日月曜日にヤフードームに対横浜戦ば観に行きました。
行きと帰りの車中で読んでいました。
8話のサスペンス短編集です。
どれもさらりと面白かったです。
試合は3対0で勝ちました。

花淫れ  池永 陽

う~~~ん
やっぱ官能小説とは違うとは思うばってん
そのあやしげな描写はそうだろうかと思ってしまうとは否めんとばってん
男と女の強くおどろおどろした愛の確執・・・・・
う~~~ん表現が分からんとばってん
倒錯した結びつきば狂気と捕らえるか悲しい男と女の性と言えばよいとか・・・
ばってん、ここまでつらぬける二人は悲惨に終わろうとも哀れには思えんやったです。
いい子は読まないでね(*^_^*)。

さて11日の日曜日に加山雄三コンサートに一人で行ってきます。
東北大震災から一年目のコンサート会場で全員黙祷を捧げます。

特に犠牲となった加山雄三世代の方々に鎮魂の思いを込めて捧げたいと思います。