淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

2016年読おさめ「みやこさわぎ」 西條 奈加

2016-12-31 06:46:53 | 棚の上の本

月曜日の夜から熱が出て咳が止まらんやったです。
その日は朝から家内と孫二人ば連れてイオンの映画館に二手に分かれて観に行ったとです。

小3の男の子はオイと一緒に「スターウォーズ何たらこうたら」ば
年長の女の子は「妖怪ウォッチ何たらこうたら」ば家内と。

オイは何か疲れておったけん映画館で寝ておこうと思ったばってん
とんでもなかったとです。

やかまし過ぎたとです。
耳元にはレーザー銃の光と音が ピュンピュンと鳴り響くとです。
座席はガタガタ揺れ動いたらズッズッとずり下がるけんオイは椅子にしがみついたとです。
雨は天井からポタポタ降って来て冷たかしスクリーン前にはドライアイスの煙が
そして「おじいちゃん変な匂いがする」と孫が言う
あぁ、そこまでやるのかと思いながら
いつしか雷も爆破の大音響にも慣れていたとです。

映画と遊園地に行ったようだと思えば得した気になるとかも知れんばってん
その夜、悪寒がして咳と発熱・・・・・・・・・。

そんな訳で、読書ペースが落ちたです。
いつもならこの本なら2日間で読めると思っていたばってん
7日以上かかりました。


孫で高校生の滝本望と芸者時代の名前からお蔦さんと呼ばれとる祖母が暮らす神楽坂でのお話です。
近所の人気者のお蔦さんが身辺で起こる人情事件を解決するシリーズもんです。
すこしゆるくて退屈になった時もあったばってん病み上がりには、ちょうどよか本と言うことで(笑)。

さてと次に読んでる本ばってん
年内に読めるかどうか分からんばってん
口直し読書に従い ガバイ過激です(^^)/

では皆様 来年もよろしくお願いします。
   よか お年を

 

 

 

 

 


読 「黒面の狐」 三津田 信三

2016-12-24 11:43:42 | 棚の上の本

三津田 信三さんの本は初めてです。
ホラー小説の作家さんだと思っていました。
この本ば読んで間違っていたとに気付かされました。

内容は戦中、戦後の九州での炭鉱物語です。
炭鉱で起こる連続殺人事件の現場には黒い狐の面の男が・・・・。

過酷な強制労働を強いられた朝鮮人炭鉱夫の歴史物語が
事件の根底には悲しみと怒りとが深く息づき漂いながら
オイはじっくりと読ませてもらいました。

ミステリー小説ばってん、それだけとは違うばいと思ったとです。
よか本やったです。

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閑話

今朝の朝ドラでホワイトクリスマスば役者が歌うシーンがあったばってん
失礼ですけどオイは気色悪かったです。
たいした理由は無いとばってん全員が雪がちらつく空を見上げる顔に
ホワイトクリスマスの歌が流れる・・・
失礼ですけどやっぱドラマじゃのぉ~定番の画面じゃのぉ~・・・(笑)。

♪ホワイトクリスマスは中学生時代ソノシートで聴いとった
ハリーべラフォンテがオイには最高ばい!!


 


読+ぶつぶつ話「浮遊霊ブラジル」 津村 記久子

2016-12-21 16:46:08 | 棚の上の本

「望み」の後の口直しの本にはピッタシで救われたとです(笑)。

内容紹介読メより

初の海外旅行を前に死んでしまった私。幽霊となって念願の地を目指すが、なぜかブラジルに到着し……
川端賞受賞作「給水塔と亀」を含む、会心の短篇集!

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津村さんの語りは独特の世界ではあるとばってん
優しくて人間味あふれるお話に思わず笑ってしまう後味スッキリの短編集でした。

※閑話

昨夜、数人での飲み会の話ばってん
映画の話になってA氏が「この間、家内と君の名はば観たばってんオイ途中で寝てしもとったばい!」
これを聞いたら皆で大爆笑やったです。

そいにしてもですよ「君の名は」は、「やっぱ真知子じゃろもん!」と
わざと言ってしまうオイ達同世代はひねくれものでしょうか?

テレビで言うように観た人全員感動する作品だから
涙も流さず寝ている人達はやっぱイカンとでしょうか?

オイ思うとです。
最近、言われて観させられているような気がするとです。


読 × 「望み」 雫井脩介

2016-12-19 20:42:57 | 棚の上の本

 あらすじ・内容  読メより

建築家の石川一登は、妻と思春期の兄妹の家族四人で平凡な暮らしを営んでいた。
る日、高校生の息子・規士の友人が殺された。
事件後も帰宅しない息子の潔白を信じたいが――。家族の「望み」とは何かを真摯に問う。

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オイはこんな話は好かん。読まんほうが良かった。
他人の不幸やけん苦しみながらも作者は書けたとね?
最初に両親は息子の信号に気付かんただのアホ親じゃろもん
その息子が加害者か被害者になるかで親が苦しむとばってん・・・・・・
だけん何ね、その先に答えがあるとね?
そんな訳でこの作者の本はもう読みたくなか。


読 「コーヒーが冷めないうちに」 川口 俊和

2016-12-19 06:48:54 | 棚の上の本

とある街の、とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという

ただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあった

読メより

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恋人・夫婦・姉妹・親子 の4話で4回泣けますと帯に書いてあったばってん
失礼ですけど(今、自分だけの流行り言葉)どうして4回とはっきり言い切れるとですか?
失礼ですけどオイは最後の「親子」の1回でしたと、ここで言うてもどうでもよかかぁ(笑)。

まぁベストセラーと言うことで確かに現実は変わらんでも心は変わるのだという
ジンワリと沁みる余韻はよか本ばってん
まだまだ知りたいことがあるとにそれで終わるとね?の中途半端の感じがしたとです。
続編があるとやろか?

 

 


失礼ですけど

2016-12-17 08:08:19 | すらごと日記

どうでもよかばってん最近、気になる言葉があるとです。

昨夜のテレビでも若いお姉ちゃんがお婆ちゃんに言うておったとです。
「失礼ですけどお年はお幾つですか?」

そこで家内に焼酎飲みながら訊いたとです。
「何で年ば訊くとに失礼ですけどてスグ言うとじゃろかね?」
「女性に年ば訊くもんじゃなかけんやろもん」と当たり前過ぎる返答に
「そいばってん、この間はおっちゃん達にも訊きよったよ。」
「そう言われればそうたいネ」と言いながら家内はビールば飲みながら
自分の髪型の不平やら美容院ば変える話やらで話ば変えたとです。

その点ネットはよかです、どんだけウジウジ語ってもオイの話ば遮らんけん(笑)。 

ほんならレポーターさんに訊きます。 

何で!何で年を訊く何が失礼なのだ!!

自分の年は簡単に他人には教えてはいけない大事なものとの思いなのか!

ひょっとして年を教えたら困ることがあるかもしれないと言う配慮のつもりなのか!

失礼を顧みず訊いている割には両者共笑っているのは変だ!

年よりも若く見える人には驚き称賛するレポーター!

反対に老けて見える人には笑って突っ込むレポーター!

若く見えるのがそんなにいいのか!

見た目より老けている人は可笑しいのか!

心とは裏返しの「失礼ですけど」が失礼だ!

 

 


読「あと少し、もう少し」瀬尾まいこ「悪いものが、来ませんように」芦沢央

2016-12-16 07:28:42 | 棚の上の本

中学校駅伝のお話です。
中学校の男子駅伝は一人3キロば6人で走るとです。
その6人の物語が「たすき」の順番に語られて行くとです。
青春スポーツもんは「大作だぁ!」の派手さは少ないばってん
やっぱ癒されるとです。

中学校駅伝の次はこの本です。
先日読んだ「許されようとは思いません」の作者さんの本やけん
迷わず口直し読書に選んだとです(笑)。

浮気ばしていた私の主人ば殺したとは姉だった?
イヤ違うホントは・・・・・・・・・・。

途中で母と娘のなんやかんやで疲れてきて
あぁぁ騙されていると気付いた時、物語は終わるとです・・・・・・・。

  


読「ヒポクラテスの憂鬱」中山七理「生きるぼくら」原田マハ「標的はひとり」大沢在昌

2016-12-14 06:34:40 | 棚の上の本

もの言わぬ遺体から真相を解き明かす法医学シリーズ二作目です。
不審死が解明される為には仕方無いとばってん解剖描写はやっぱし少しつらかです。
そんでも、次作も読んでみたかと思ったとです。

オイの読み方のひとつは前の本とは、じぇんじぇん(全然)作風が違う本ば次に読むとです。
これば口直し読書と自分で名付けております。

引きこもりの青年が祖母の住む田舎で米作りに励み
自分ば変え成長していく物語です。
あまりにもお話が出来過ぎのとこがある気がするばってん
お米のありがたさと人の温かさ故郷のありがたさが改めて身に染みる本でした。

はいそんな訳で、今度はハードボイルドです。
30年前の作品です。
国の秘密機関の殺し屋として働き辞めさせられた加瀬は
ある大富豪の長老から、テロリストの成毛泰男に殺された孫の復習のために
殺人を依頼されるとです。
30年前やけん携帯も何も無いばってん読み応えはあったとばってん
最後の最後に、急ぎ過ぎてしまったとですか?
こげん簡単な結末でよかとですか?
そしたら今までの強すぎる標的 成毛泰男は何やったとですか(笑)。

 


2016-12-02 11:08:40 | 棚の上の本

舐め終えた飴玉の中の黒い豆状に見えたのはレーズンだった。
飴の中にドライフルーツが・・・・・時代の流れを感じる瞬間だった。

先日、家内と知らないラーメン屋さんに入った。
老夫婦二人の店だった。
3組のお客さんがいた。
とても静かな店だと思った。
良く見るとお爺さんの動作は眠たくなる位ゆっくりとしていた・・・・・・
カウンターから見えた麵は明らかに伸びきっているのが見てとれた。
お婆さんが運んできた値段だけは並みのラーメンの不味さが二人を無言にした。
それでも「ごちそうさまでした」と言い残し勘定を済まし店を出た。
車を降り店に入って行く年配の男性に憐憫の情が湧いてきた・・・・・・・。

さぁ本です。

メール全盛の現代に見知らぬ人との手紙のやりとりを生業にする
文通業を立ち上げた会社(アイ・ラブレター)に務める引きこもりの青年の物語です。

顔も声も分からないお客様の手紙のやり取りばってん
その中から伝わってくる心のふれあいと絡まる事件・・・・・・
優しくてよか本やったです。

そいにしても昔、雑誌「女学生の友」「平凡」「明星」の文通欄に胸ば
ときめかしたとば思い出すとです(笑)。
そんで今、メールと携帯やらが若者の心から切ないほどのときめきば無くした気がするとです。

さぁ手紙ば書くばい!!   誰に?