ピョンヤンの夏休み わたしが見た「北朝鮮」 柳 美里
作者の柳さんの祖国「北朝鮮」に里帰りした日々のお話です。
この本の感想は国交の無い国の話やけん慎重に言葉ば選んでしまうとです。
作者の故国への熱い思いが文章にはにじみ出ていますが拉致については
ほんの少しだけしか述べていないのが残念です。
本の中で語られる祖国の話に現実の今ば考えると少しだけ違和感を持ってしまうとです。
以上です。
陽だまりの偽り 長岡 広樹
再読とは知らんで借りたとです。読み始めて気付いたとです。
短編集の最初は痴呆が出始めた男性の話です。
息子嫁に頼まれて毎月、孫の仕送りの金ば送る為郵便局に行くとです。
途中でバッグばどこかに落としていたとです。
自分がボケ老人と言われるのが嫌で最近連続して近くで起こっている
引ったくり強盗にあったと交番に、たまたま現役ば退職して受付事務ばしてた人に
被害届けば出したとです。
その場はそれで収まったとばってん
男性はその後本当にひったくりに会って引きずられ大怪我するとです。
そして男性は息子嫁が渡す現金封筒のお札が新聞紙だった事ば知るとです。
嫁は気付いていたとです、ばってん男性に自身ば持たせるためにわざと
お使いば頼んでいたとです。
交番での受付の男性も分かっていたとです(自分もいつかはそうなるんだから・・・と)
いつもより再読やったけん少しは覚えていたけんダラダラ書いてしまいました(^^)。
どの話も偽りば根底に陽だまりば感じられるお話でした。
六つの手掛かり 乾 くるみ
6話の謎解き物語です。
作者の私のトリックはどうだすごいだろうと言っているかどうか分からんばってん
読んでいながらイライラする本でした。
すべて殺人事件ばってんトリック重視のお話は人間味が感じられんとです。
こげな小説が好きな人にはオススメです。
*********************************
え-け-び-の何たらこうたら言うとが何チャラこうちゃらさせてガキどもの学芸会ネタのエサで
青少年から金ば吸い上げる大人達は罪にはならんとじゃろか?