淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

あぜ道で③・・・・。

2013-09-28 07:48:43 | 棚の上の本

大仏男  原 宏一

霊能ネタでまるで売れない漫才師カナ(有名進学高校中退)とタクロウ(大男で無口で表情が無い)の
二人はタクロウを霊能師に仕立てカナは「さくらと」なり路上で日銭を稼いでいたある日・・・・。

人が頼るものの心のあやうさが面白可笑しく書かれています。
タクロウのお告げが本物かどうか・・・振り回される人々・・・・・
最後のタクロウとカナの二人・・・・・・・・・・良かったです。

移された顏  帚木 蓬生

一作目は暴力夫に猟銃で顔を吹き飛ばされモンスターと呼ばれていた主婦が
あるドナーの提供で顏の移植を受けて新しい顔で自らの人生を切り開く・・・・。

二作目は戯曲です。
医者のリョウが運転する車でリョウの婚約者リナは脳死、リナの友人で看護師のユミは顏を失った。
苦悩の末、ユミはリナの顏に移植する事を決意するのだが・・・・・・・
ユミは自分の顏と身体と心までもが自分では無くなるのではと・・・・・・・・・・・・。

戯曲にする必要性がどうかは分からんとですが
息を飲みながら読みました。

もし自分の顏が違う顏になったら
半沢直樹になっていたら・・・・・・などと
色んな事ば考えさせられました。

娘の結婚  小路 幸也

男手ひとつで育て上げた一人娘に結婚相手ができました。
相手は17年前に住んでいた賃貸マンションのお向かいに住んでいた
娘より二つ年上だった幼馴染の男の子でした。

相手の彼には何も問題は無いとばってん彼の家族に気になることが出てくるとです。

まぁ、どこにでもいる父親が娘を嫁に出す心情で書かれた本です。
披露宴ではお決まりの涙あふれる最後です。
ばってん小説でワザワザ書かんでもよかごたると思うとです・・・。


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色々と他に書きたかばってん
冷酒がきけたけん、ここらで 9月最後のUPばしときます。


あぜ道が・・・・その2

2013-09-25 15:09:34 | すらごと日記

本日、2度目のUPです。

何故かと言うと↓のチャンポンの口直しに家内とお気に入りのラーメン&チャンポン屋さんに
お昼に行ったとです。

家内はミニラーメン焼き飯セット、オイはチャンポンを頼みました。
最終的には二人で分け合って食べるとですが、家内に至っては
ラーメンにチャンポンの野菜をドサリと入れて食べるとが、お好みらしかとです。

写真はチャンポンと、先に出てきた焼き飯をチャンポンに寄せて撮りました。
そいで、やっぱ美味しかったと言う報告ばってんが・・・・・

その帰り道、空模様が怪しくなりベランダの布団が気になって慌てて帰ったとです。
そしたら、ぎりぎりセーフで間に合って良かったと嬉しくなったとばってんが・・・・・・・・

やっぱ、こんなブログ何でわざわざ書く必要があるのかどうか考えてしまうとです。

昨日のハマチの刺身を今朝の冷やご飯に乗せて煎りゴマと
丼の素とワサビとお茶ば入れてラップしてチンして出来上がったら、もみ海苔ばパラパラと
振り掛けて食べたら美味しかったとです・・・・・・・・・

あぁ   何か、ときめくごたる話ば書きたかとです。


あぜ道が・・・・

2013-09-24 17:07:23 | 棚の上の本

七色の毒  中山 七里

赤い色の水
黒いハト
白い原稿
青い魚
緑園の主
黄色いリボン
紫の献花

七つの表題通り、七色にまつわる短編集。
色んな犯罪に人の心が持つ弱さ悲しみ哀れさが漂いながら染み渡るような本でした。

そのすべての事件に登場する捜査一課の犬養刑事は俳優養成所あがりで
その経験から相手の心を読みとるのが巧みだった。ただし男性のみであり
女性にはいつも騙されてばかりいた。
犬養がいい味出しておりました。

以上

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半沢 直樹

  家内がこれで終わり?とオイに訊きました。
出向した半沢の続編本がさぞかし売れる事でしょうなぁ・・・・。

チャンポン

   久しぶりに一人で以前一回だけ行ったバイパス沿いのチャンポン屋に行ったとです。
ムチャクチャ不味かった、野菜はもやしだらけでボリューム感を出そうとしているし
他の野菜や豚肉などは探さなければ出てこないとです。
出汁はしつこいくらいに業務用練りニンニクの匂いが鼻につくとです。
それに値段だけは他店に比べ高い。
この日は祭日だったけん、、そこそこに通りすがりのお客さんが来ていたばってん
誰が二度と来るもんか!
アンケート用紙ば用意していなかったとも腹が立ったとです。

きんつば

  お彼岸に供えたきんつばが仏壇に二つあるとです。
それだけです・・・・・・・。

 

 


彼岸に・・・・・

2013-09-22 14:49:50 | すらごと日記

獄の極  矢月 秀作
      
読メで本の写真が無かった本です、それにコメントは一人だけ・・・・何か淋しかとです(笑)。
 
物語は沖縄の孤島に建てられた民間刑務所に4人の新人更生官(刑務官)が赴任してきた。
従来の刑務所とは違い更生者(受刑者)の自主性を尊重する開かれた所内の雰囲気は
近代的な刑務所として内外から評価されていたのだが・・・・・・・・・・。

まぁものわかりの良か厚生官と刑務所と言うても 悪い奴はいるものでして
そいつらに立ち向かう新人厚生官のお話しでございます。

最後はお決まりの終わり方でハリウッド映画好きには好みの本だと思いました。

そいにしても今夜の半沢直樹・・・どんな終わり方か今から楽しみとです。

以上


ウソつきラーメン

2013-09-19 20:56:47 | 棚の上の本

デッドボール  木内 一裕

 人が良くて損ばかりしてきたノボルは恋人にも捨てられる。
恋人から借りていた金を最後の男の意地として返そうと金を工面している時
昔の知り合いから佐藤と言う男を紹介される。

正体不明の佐藤の頼みは誘拐の手伝いだった。

物語はテンポ良くスピード感あふれる展開で読ませます。

それにしても今宮と言うウソつき弁護士が面白すぎます。

何が面白い?と思うなら読んで下さい。
うそだと思うなら読んで下さい。 (某ブログで突っ込まれていたCMより)


誰もいない

2013-09-18 09:24:48 | 棚の上の本

佳代のキッチン  原 宏一

今回もオイの好きな原さんの本です。

軽ワンボックスカーに掲げられた木札には「いかようにも調理します」の手書きの文字
食材を持ってくれれば、どんな料理でも作ります、それが佳代の商売です。

15年前、中学卒業前の佳代と幼い弟の和馬を残して家を出て行った両親を探す為に
佳代は全国各地を「佳代のキッチン号」で旅するのです・・・・・・・・。

色んな料理が出てきます、それらは家庭の料理です。
食の言葉通りそれらが出会う人たちの心を良くします。

あたたかい本でした。

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家内が着物の着付け教室に出かけました。

一人です・・・・・
お盆用の餡子入りの落雁が今でも台所にあるとです・・・・。

今、考えているとです、ばれんように食べられる方法ば・・・・・・・・・。

そいにしても食べ物の賞味期限が過ぎていたら毒見はいつもオイです。
不幸にも落雁には賞味期限が貼って無いとです・・・・。

一人です・・・・・・。

 

 


たいくつ

2013-09-17 04:43:41 | 棚の上の本

崩壊  塩田 武士

市役所に勤める父親を、自分の告発で逮捕させた高校生の息子は家族が崩壊しました。
月日が経ちました、父親逮捕のきっかけとなった市議会議長が殺されました。

事件の捜査の担当になった 五十路の刑事と美貌の女性刑事の二人は最初の頃は
ギクシャクしていたが、お互いを信頼出来るようになり、やがて事件の真相に迫りました。

何か物足りない中途半端な設定と展開、ダラダラと続く最後の章のやたら長い犯人の心理分析もどき
どんでん返しを期待させながらも何も無いと言うオチが崩壊と言う表題だったのか・・・・。

以上


敬老の日・・・・予定なし

2013-09-16 08:53:25 | サガン鳥栖

14日の湘南ベルマーレ戦は試合終了間際、相手のウオンゴールで勝利をつかみました。
スタジアム中が大歓声の中、選手たちのピッチを一周する姿に家内は選手たちの名前を叫んでいたとです。

ばってん湘南のサポーター席の静けさが、お互いが残留に向けて必死に闘っているチームだけに
気持ちがよう分かるとです。

そして昨日の日曜日は栃木SCがサガン鳥栖の前監督(松本氏)が就任した初めての試合で
勝利を得ました。
テレビでその模様を観ていたら試合後、観客と選手たちが一緒になって「栃木県民の歌」を
歌っておられるとです。
久しぶりの勝利に感極まっているサポーターの姿にオイも感激してもらい泣きしたとです。

そして思い出すとは
二年前、J1昇格が決まった試合終了後、対戦相手だったロアッソ熊本の皆さんが掲げた横断幕に
書かれた暖かい祝福の言葉が今でも語り継がれています。

地方のチームは燃えているとばい!熱か思いはどこでも一緒たい!
オイは応援するチームが増えてきております(^○^)。

 

 

 

 

 


しあわせ

2013-09-10 17:48:54 | すらごと日記

 

幸せになる百通りの方法  荻原 浩

百通りもいりません
幸せは自分のこころで決めるもの・・・・と作者は言っておられる気がするとです。
七話の短編集は、どこにでもいそうな人たちの出来事がほっこりとする物語です。

先日、息子嫁が免許更新に出かけるので、もうすぐ三歳になる孫娘の面倒を見る事になりました。
外は暑いし結局イオンに連れて行きました。
家内は「そいじゃあたしは食料品売り場に行っとくよ、すぐに終わるけん」

オイは孫と二人、ゲームセンターでアンパンマンの乗り物に乗ったりポップコーンを食べたり・・・・・
チョチョロ動き回る孫を追いかけていたら腰が痛くなって足が痺れてきました。

家内がいる食料品売り場まで子供用カートに孫を乗せて行くと「おじいちゃんアイス!!」 と叫ぶ孫
ポップコーンの後のアイスは、お腹に良くない、もし腹を下したら嫁から何と言われるか・・・

広い売り場で家内を探すオイと何度も叫ぶ孫・・・・・・・・。

ばってん幸せなひと時でした。


 


あのですよ

2013-09-07 07:46:54 | 棚の上の本

東京オリンピック誘致の前にやることがあるのではないでしょうか?
進まぬ復興に東北の人たちはオリンピックごときで元気もらえるとでも言うのですか?

原発が安全なら日本の電力会社本社は発電所前に移転して下さい、社員の家族全員も・・・・・・・。
そうしたら私たちにも伝わります・・・・・・・。

望郷  湊 かなえ

この本を読み終えたら、最近思う事を何となく書いてしまいました。

瀬戸内海に浮かぶ白網島で暮らす人々の短編集です。
島を捨て都会に逃げる人、島に戻る人・・・・・・戻りたくても戻れない人・・・。

島はどんな人でも静かに受け止めてくれます。
家族の絆が物語にあり、そして誰もが故郷を愛しています。