淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

読 「たったそれだけ(宮下奈都) のろい男(戌井昭人)

2017-04-11 09:15:34 | 棚の上の本

通勤の朝、姿ば消した男「望月」は贈賄の疑いば愛人からの内部告発で逃走するとです。
物語は望月の逃走後の彼に関わった、愛人、妻、姉、娘たちそれぞれの生きざまば語る連作短編集です。

望月の身勝手さも彼に繋がる人々の「たった、それだけ」の言葉があったならば・・・
ばってん分かっていても「たったそれだけ」の言葉の言えないから・・・・。

ばってんさすがに宮下さんです。
心で思う事ば文字で表現されると何でも強く残ってくるとです。

文中より
逃げるななんて言えない。そんなことを言うのは、逃げなくてよかった人だ。

 


あらすじ読メより

亀岡拓次、40歳。下着泥棒から火宅の作家まで、哀愁漂う男を演れば天下一。
傑作シリーズ第二弾の本書では、大女優・松村夏子さんの胸を揉んだり
さっぽろテレビ塔で狙撃されたり、伊東で地元のおっちゃんたちと踊ったり
イカれたTVプロデューサーと保育園のニワトリを追いかけたり。
ついに、ポルトガルの海辺の町で、郷愁の酔っぱらいになって……。

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戌井さんです。
新聞で紹介されていた本です。
実は、最初に戌井さんば知ったとは、この本の新聞記事やったとです。
やっと今回読めたとです。
やっぱ面白かです。
昨年「俳優 亀岡拓次」で映画化されております。

何も考えんで笑いたか人に
世の中の不条理に憤りば感じとる人々に

おすすめしたかです。


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