現代美術界で伝説の画家「川田無名」は姿ば人に見せん生死不明の謎の人物とです。
ばってん彼の絵の値段はガバイすごかとです。
その画家にひとりだけ会えることができるのがギャラリー経営者の「惟子」です。
ばってん、その惟子が殺されたとです。
大金が絡む絵画取引やら画廊業界の内幕やらのウンチクは興味のある人にはお薦めです。
犯人探しは惟子のアシスタントだった佐和子が解き明かすとばってん
これも警察の出番が少ないミステリー小説として、珍しかったです(笑)。
そいにしても絵画が投資目的で売買する現実は所詮、芸術も商売たいね。
金持ちだけが芸術ば独り占めしてまた金儲けばするとたいね。
ばってん敬老の日に孫が描いてくれた絵はオイなら絶対売らんもんね( 一一)。
最後にこの本は昨年の「このミステリーがすごい大賞」受賞作品です。
謎の画家の名前が「無名」なのが読んでいてイライラしたばってん
他の事はどうでもよかけん、この無名の正体だけがムチャクチャ気になって
それだけで最後まで読んでしまったような気がするとです。
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