淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

読 「田園発港行き自転車 上下巻」 宮本 輝

2018-10-05 08:14:58 | 棚の上の本

今月から約2週間、図書館が休館になっておるとです。
そいけん返済期間が延長されておるとです。
そこで以前から読みたかった宮本輝さんの上下巻の長編小説ば読んだとです。

読み始めてグイグイ物語に惹き込まれてしまったとです。
宮崎でゴルフばしていたはずの会社社長の「直樹」が
富山県の滑川駅構内で急死したと警察から東京に住む家族に連絡があったとです。

何で富山に行ったとじゃろか?
ばってん真相は誰にも明かされる事無く15年の歳月が流れたとです。

ある日、絵本作家で直樹の娘「真帆」は大好きだった父親が亡くなった富山に
京都の出版社に勤める友人「多美子」と共に向かうとです
何かば知るために・・・・・。

東京、富山、京都、三つの場所で強く生きる女性たちの生き様が
直樹の死によってお互いに絡み合いながら物語は展開して行くとです。

詳しい事は書かんばってん
登場人物はよか人ばっかしです
話の流れはゆっくりしております
会話の説明が少しばっかし多かです。

ばってん
富山の景色と真帆たちが見ている風景の美しさ
人の繋がり、温もり、優しさが描かれたオイの好きなお話でした。